阿弥陀如来坐像(定印・来迎印)(あみだにょらいざぞう じょういん らいごういん)
更新日:2024年4月1日
阿弥陀如来坐像(定印)
松戸市指定文化財 有形 令和6年3月6日指定
阿弥陀如来は、命あるもの全てをすくう仏様です。定印は、心を静かにして集中していることを表す印契(いんげい。手の指で形をつくって仏さまの悟りの姿を表すこと)です。座高48センチメートル。制作の途中で、胴体を前後で割り、内側をえぐったのちに再び接合しています。この割矧(わりはぎ)という加工で、木が乾いて像が割れることを防いでいます。表面は、うるしの上から金箔を押し当てる漆箔(しっぱく)仕上げです。
温和なお顔の作りの優れた作品で、平安時代後期ころの制作と考えられます。
阿弥陀如来坐像(定印)
阿弥陀如来坐像(来迎印)
松戸市指定文化財 有形 令和6年3月6日指定
来迎印は、信者が臨終(りんじゅう)のさい、阿弥陀さまが極楽浄土(ごくらくじょうど)から迎えに来るときの印契(いんげい)です。座高51.1センチメートル。本体は前後二つの木材を使った寄木造(よせぎづくり)で、内部をえぐっています。眼は水晶がはめ込まれた玉眼(ぎょくがん)で、表面は漆箔(しっぱく)仕上げです。ふくらみの強い大きめの頭部が特徴で、平安時代後期から鎌倉時代の制作と考えられます。
阿弥陀如来坐像(来迎印)
所在地
松戸市小金359番地 東漸寺
交通
JR北小金駅南口より徒歩約6分
案内図
【市指定有形文化財】阿弥陀如来坐像(定印・来迎印)
松戸市小金359番地 東漸寺