幸谷観音(こうやかんのん)野馬捕りの献額(のまどりのけんがく)
更新日:2023年8月16日
松戸市指定文化財 有形 昭和41年5月17日指定
江戸時代、東葛(とうかつ)地方一帯には、小金牧(こがねまき)と呼ばれる野馬の放牧場が広がっていました。小金牧はさらに7つの牧に区分され、現在の松戸市域には中野牧(なかのまき)と呼ばれる馬牧(ばまき)がありました。こうした牧では、年1回野馬捕りを実施して野馬の数や健康状態を確認し、幕府へ納める馬や農民へ売り払う使役用の馬を捕獲しました。野馬捕りは庶民にも観覧が許されており、当日はそば屋、飴屋、団子屋、甘酒屋等が店を出して賑わったようです。
明治15年(1882年)に描かれたこの額には、江戸時代の風俗が描写されています。寸法は横136センチメートル、縦96センチメートルです。松戸市立博物館には、精密な複製を展示しています。
所在地
- 幸谷176 福昌寺
交通
- JR新松戸駅より徒歩12分
案内図
【市指定有形文化財】幸谷観音野馬捕りの献額
松戸市幸谷176 福昌寺