坂花遺跡出土「國厨」銘骨蔵器(蔵骨器)(さかはないせきしゅつどこくちゅうめいこつぞうき)
更新日:2023年11月7日
松戸市指定文化財 有形 平成27年9月25日指定
紙敷の字(あざ)坂花で昭和36年(1961年)、畑の天地返しの際に発見された奈良・平安時代の資料です。
蓋として使われている高坏(たかつき)脚部には、「國厨(くにのくりや・こくちゅう)」の墨書銘が認められます。「厨」の文字を含む墨書土器が出土する遺跡は、官衙かその関連遺跡と考えられています。なお文字は、高杯の上下を逆にして、骨蔵器(こつぞうき)の蓋にする際に書かれたようです。こうした点から市川市に存在した下総国府と関係した人物を埋葬の折、蓋に転用されたと推定されます。
下総国府と坂花遺跡及びその周辺遺跡との関係を考える上で重要な資料です。
現在、松戸市立博物館で展示されています。
所在地
千駄堀671 松戸市立博物館
交通
新京成八柱駅・JR八柱駅より新京成バス「公園中央口」下車徒歩1分
案内図
【市指定文化財】坂花遺跡出土「國厨」銘骨蔵器(蔵骨器)
松戸市千駄堀671 松戸市立博物館
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