松戸神社神楽殿天井絵及び杉戸絵(まつどじんじゃかぐらでんてんじょうえおよびすぎとえ)
更新日:2023年5月23日
松戸市指定文化財 有形 平成28年7月28日指定
明治21年(1888年)に建立された松戸神社神楽殿は、老朽化により平成26年に建て替えられましたが、杉戸絵4面1図と格天井絵(ごうてんじょうえ)36図は建立時のものです。
杉戸には佐竹派の日本画家・佐竹永湖(さたけえいこ)(1835-1909)により、躍動感豊かに戯れる3頭の唐獅子(からじし)と、その傍らに咲く紅白のあでやかな牡丹が対照的に描かれています。また格天井では永湖および錦谿(きんけい)(姓・生没年共不詳)の二人が動植物を18図ずつ分担して、神楽殿の内部を華やかに彩っています。いずれも近世絵画の伝統的筆法が踏襲された格調高い作品です。
各図には画家の落款(らっかん)と58名の奉納者名が記されています。神楽殿の建立を祝って集結した旧松戸町の住民たちにより、明治中期の貴重な絵画が松戸神社に納められ、今日まで大切に伝えられてきたものです。
松戸神社神楽殿杉戸絵
松戸神社神楽殿天井絵
所在地
松戸1457 松戸神社
交通
JR新京成線松戸駅西口から徒歩約10分
案内図
【市指定文化財】松戸神社神楽殿天井絵及び杉戸絵
松戸市松戸1457 松戸神社
参考リンク
