総合政策部長のページ
更新日:2024年4月8日
メッセージ
総合政策部長の伊東 朱美(いとう あけみ)です。
松戸市は、昨年(2023年)4月1日に市制施行80周年を迎え、令和6年度は、未来に新たな一歩を踏み出す重要な年となります。松戸市は、昭和18(1943)年に松戸町、高木村、馬橋村が合併し、終戦後の混乱の中で昭和29年に旧小金町の大部分を編入、昭和31年には、沼南村の一部を併せて現在の市域となりました。
時代を遡りますと、松戸市域内のヒトの営みが確認できる最も古い時代は、今から3万年前の旧石器時代であり、石器は遠く離れた土地の石材が用いられ、1万年前から6,000年前頃の縄文時代には、台地上に大勢の人が集まりムラが形成され、古代(奈良・平安時代)には、下総国の葛飾郡内として武蔵国府、下総国府、常陸国府を結ぶ東海道の本道が市内を通過し、松戸のおこりは、交通の要衝であった松戸が「馬津郷(まつさと)」「松里」といわれていたためとされ、中世にあっては、争乱の続く時代のなかで地域勢力の核となった時期もあります。
※治安元年(1011)菅原孝標は、上総国の国司の任期がおわり京都に帰る途中に松戸を通ったとされ、13歳の孝標の娘が書いた更級日記に「・・しもつさの国と武蔵との境にあるふとい川というかかみの瀬、まつさとのわたりの津にとまりて、夜ひと夜、ふねにてかつかつものなどわたす…」とあります。
これまで多くの市民、企業や関係団体の皆様に支えられ、昭和18年(1943年)誕生時、約4万人の人口は、下総台地の縁に沿い、鉄道(常磐線)が開通後、千葉県北西部の玄関として、JR常磐線(東京メトロ千代田線乗り入れ)、JR武蔵野線、新京成電鉄、東武鉄道、流山電鉄、北総鉄道の6路線23駅を有する街として発展する一方で、水と緑豊かな江戸川の「矢切の渡し」、日本橋を起点とする旧水戸街道の宿場町、「松戸宿」「小金宿」などに代表される「歴史とおもてなしの文化」を持つ懐の深い都市として、約50万人もの多くの市民が住む街、「やさシティ、まつど。」として成長を続けております。
市内には、聖徳大学、千葉大学園芸学部、日本大学松戸歯学部、流通経済大学の4つの高等教育機関があり、人材の育成はもとより、地域に知を還元頂いている一方、令和3年(2021年)3月、外環自動車道と成田空港を最短に結ぶ北千葉道路の事業化が決定され、さらに、令和13年(2031年)の開業を目指す東京駅と羽田空港直結の「羽田空港アクセス線(仮称)」の工事着手の計画も株式会社JR東日本が公表し、これからも引き続き魅力あるまちへの期待が高まっております。
今、少子高齢化が進む日本社会にあって、まちの活力を維持していくためには、住みやすく、働きやすく、出かけやすい環境が整備され、多くの人から選ばれるまちであるとともに、身近な人が地域においてさまざまな形で支えあい、世代を問わず、自分自身、家族あるいは、パートナーが将来にわたって安心感や希望をもって、「このまちに住み続けよう」と思えることが大変重要と考えています。
様々な社会経済環境の変化が加速する中ではありますが、新時代にふさわしい魅力ある都市を目指し、これからも市民の皆さまの「ホームタウン」であるよう人と人とのつながりを大切に、さまざまな創意工夫を図り、「ふるさと」松戸のために、一生懸命に努めてまいります。今後とも、ご指導、ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。
総合政策部の紹介
総合政策部は、政策推進課、SDGs推進担当室、公共施設再編課、すぐやる課、秘書課、広報広聴課、広聴担当室、シティプロモーション担当室、地域共生課の6課3担当室から構成されています。
松戸市総合計画
松戸市では令和4年4月から8年間を計画期間とする松戸市総合計画が開始しました。この計画は、今後の新しいまちづくりの方向性を市民の皆様と共有し、力を合わせて本市の将来の目指す姿を実現していくための羅針盤となるものです。
本計画では松戸市の将来都市像を「多世代がともにいきいきと思い思いに暮らすことができるまち やさシティ、まつど。~つよくしなやかに みんなで松戸の新たな時代を創ろう~」と描き、松戸の持つ魅力、潜在能力をフル活用し、良好な居住環境の整備、経済の活性化により人口規模を維持していくために、6つの基本目標を設定しました。
「基本目標1 子育て・教育・文化」、「基本目標2 高齢者・障害者・福祉・健康・地域共生」、「基本目標3 まちの再生・リニューアル」、「基本目標4 雇用創出・経済活性化」、「基本目標5 防災・防犯・安全安心」、「基本目標6 SDGs(持続可能な開発目標)を推進する社会」の6つの基本目標を柱として、各種政策・施策を計画の進行管理をしながら実行してまいります。
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SDGs(持続可能な開発目標)
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。本市では、市民、企業、各種団体などのステークホルダーとのパートナーシップを推進し、「経済・社会・環境」の三側面の調和を保ち、現世代と将来世代がともに安全・安心に暮らせる持続可能な優しいまちを実現させる取組を進めることにより、我が国や世界のSDGs達成に貢献することとしています。
本市は、令和4年5月内閣府から「SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業」として選定されたことを契機に、SDGs産学官民連携の事業提案窓口を開設し、民間事業者や大学・研究機関等と連携した地域課題の解決を図っています。また、Z世代の参画を得て、まつどSDGsの普及啓発推進に向けたロゴマークを作成・活用するなどしており、今後も若者世代を含む多様なステークホルダーの協力を得ながら、SDGs達成に向けて取り組んでまいります。
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公共施設再編
松戸市では、これまで整備してきた多くの公共施設及びインフラ施設(以下、「公共施設等」という。)で老朽化が進んでおり、今後、これらの維持管理や機能更新などが集中的に発生した場合には、本市財政への影響も懸念されているところです。また、少子高齢化の進行や人口減少社会の到来、頻発化する大規模災害等への対応などにより社会情勢は大きく変化しており、公共施設等に求められるニーズも多様化しています。
そこで、本市の状況や公共施設等を取り巻く現状や課題などを踏まえ、公共施設等の管理等に関する基本的な考え方や取組の方向性を示した、「松戸市公共施設等総合管理計画(平成29年3月)」を定め、その具体的な実行計画として、令和10年度までの施設毎の取組内容等について定める「松戸市公共施設個別施設計画(令和4年3月)」を策定しました。その後、個別施設計画に記載した対策の内容を反映させることや新たな課題への方針を示すことなどにより、内容を拡充した「松戸市公共施設等総合管理計画改訂版(令和6年3月)」を策定しました。
今後も、公共施設等の最適化はまちづくりの礎であるという認識のもと、計画に基づき、総合的かつ計画的な取組を行うことにより、安全で快適な市民生活に資するとともに、本市の持続可能なまちづくりを進めていきます。
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すぐやる課
「すぐやる課」は、昭和44年10月6日に発足し、令和6年10月に55周年を迎えます。これまで全国初のすぐやる課として松戸市の誇るべき伝統を継承してきました。また、市民の皆様から活躍が期待され、様々な要望に応え続け、発足当初からの累計処理件数は、17万8千件を超えております。
今後も、発足当初からの理念である「すぐやる精神」を大切に、身近な問題の早期解決を図り、引き続き市民の皆様のご要望に寄り添い、安全で快適な生活環境の実現に向けて取り組んでまいります。
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シティプロモーション
松戸市の魅力や暮らしやすさ、松戸市が取り組む各種事業を市内外に発信し、知名度や話題性を高め、都市イメージの向上、松戸市への愛着や誇りの醸成を目的としたプロモーション活動を行っています。これまで松戸の魅力を伝えるPR冊子の発行やポスターの作成をはじめ、メディアへの露出獲得にも取り組んできました。
最近では、テレビで松戸市の情報が取り上げられることも増えてきています。これからも既存の枠にとらわれない情報発信に取り組んでいきます。
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- 松戸市の魅力や暮らしやすさを発信中!「まつどシティプロモーション」
- スポーツ・文化の活躍や人・まちの魅力を発信中!
- さまざまな冊子で松戸市をPR!「ここ見て!まつど」
- 動画などで松戸市の魅力を紹介!「画像・動画でPR!」
地域共生
少子高齢化が進展する中、誰もがいつまでも元気に暮らせるよう、オール松戸で地域を支え合うことが求められています。
地域共生課では、世代や属性を超えた関わりで、地域の中での孤立を防止するため、『まつどDEつながるステーション』を創出していきます。
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関連ダウンロード
松戸市制施行80周年記念パンフレット(PDF:6,195KB)
平成26年市長選挙で市長が掲げた項目に対する市の取り組み(平成29年度実績)(PDF:625KB)
平成22年市長選挙で市長が掲げた項目に対する市の取り組み達成状況(PDF:381KB)
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