総合政策部長のページ
更新日:2025年4月11日
メッセージ
総合政策部長の伊東 朱美(いとう あけみ)です。
松戸市は都心から約20キロメートル、江戸川を挟んで東京都、埼玉県、千葉県の境界にあたる東葛飾地域(北西部)に位置し、昭和18(1943)年に松戸町、高木村、馬橋村が合併し、人口約4万人でスタートし、一昨年(2023年)4月1日に市制施行80周年を迎えました。
時代を遡りますと、松戸市域内のヒトの営みが確認できる最も古い時代は、今から約3万年前の旧石器時代であり、石器は遠く離れた土地の石材が用いられ、約1万年前から6,000年前頃の縄文時代には、台地上に大勢の人が集まりムラが形成され、古代(奈良・平安時代)には、下総国の葛飾郡内として武蔵国府、下総国府、常陸国府を結ぶ東海道の本道が市内を通過し、松戸のおこりは、交通の要衝であった松戸が「馬津郷(まつさと)」「松里」といわれていたためとされ、中世にあっては、東葛地域で最大規模の小金城が地域勢力の核となっていました。
近世以降、日本橋を起点とする旧水戸街道の宿場町、「松戸宿」「小金宿」、水と緑豊かな江戸川の「矢切の渡し」、国の重要文化財である徳川家ゆかりの屋敷、戸定邸、国名勝指定の旧徳川昭武庭園(戸定邸庭園)など「歴史とおもてなしの文化」が醸成される一方、多くの市民の皆様、企業や関係団体に支えられ、下総台地の縁に沿い、鉄道(常磐線)が開通後、株式会社JR東日本、株式会社新京成電鉄※など6路線23駅を有する街として、高度経済成長期、東京の人口爆発の受け皿として、いち早く全国各地の住民を受け入れ発展した寛容性の高さを持つ「都会的な部分と自然の豊かさが融合する暮らしやすい街」となり、2024年6月、人口が50万人に到達し、県内3番目、全国で27番目の大きな都市となりました。(※2025年4月から京成電鉄と新京成電鉄が一つになり、新京成線は京成電鉄松戸線へ生まれ変わりました。)
現在、市内には、聖徳大学、聖徳大学短期大学、千葉大学園芸学部、日本大学松戸歯学部、流通経済大学の約1万人が学ぶ高等教育機関があり、人生100年時代を迎える中でリカレント教育にも還元頂いている一方、2015年、常磐線の上野東京ライン開業(品川駅まで直通運転)、2021年3月、外環自動車道と成田空港を最短に結ぶ北千葉道路の事業化が決定され、さらに、2031年の開業を目指す東京駅と羽田空港直結の「羽田空港アクセス線(仮称)」の工事着手の計画も株式会社JR東日本が公表、松戸の顔ともいえる松戸駅の改良工事も着々と進むなど住宅都市としての魅力のほか、人が集まり、新たな価値が生まれ、イノベーションや持続可能な発展を促進する街としての期待も高まっております。
また、本市は、千葉県北西部の東葛地域での医療の中心エリアとして、2017年12月に開院した松戸市立総合医療センターをはじめとする新東京病院、千葉西総合病院、新松戸中央病院、4つの大きな病院と、地域に密着している病院や診療所が密に繋がることで、より充実した医療体制が市民の健康な暮らしを支え、2021年に中央消防署内「ちば北西部消防指令センター」が県内10市の共同運用を開始しており、2022年10月からは、松戸駅西口のキテミテマツド8階に千葉県、茨城県を分担地域とする国の東京出入国在留管理局松戸出張所がオープン、2024年4月からは、東京都荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区が追加され、広域の視点での拠点性が高くなっております。
今、少子高齢化が進む日本社会にあって、まちの活力を維持していくためには、住みやすく、働きやすく、出かけやすい環境が整備され、多くの人から選ばれるまちであるとともに、身近な人が地域においてさまざまな形で支えあい、世代を問わず、自分自身、家族あるいは、パートナーが将来にわたって安心感や希望をもって、「このまちに住み続けよう」と思えることが大変重要と考えています。
本市は、これまでの「松戸市総合計画」や「松戸市総合戦略」の基本的な考え方を踏まえ、2022年から2030年までの8年間で本市が取り組む政策の基本的な方向を総合的、体系的にまとめた新たな総合計画を市議会、関係機関、各団体や多くの市民の皆様のご支援、ご協力により策定をし取り組んでいます。
2022年5月には、内閣府より「SDGs未来都市」に選定され、市の重要施策「子育て・教育・文化を軸とした都市ブランドづくり」、「地域共生社会の実現」、「多文化共生の実現」をベースに、Z世代を起爆剤に地域課題の自分ゴト化を進め、誰一人取り残さない持続可能なコミュニティの形成を目指しています。
様々な社会経済環境の変化が加速する中ではありますが、常に時代にふさわしい魅力ある都市への進化とともに、皆様に愛される街であるよう皆様の声に耳を傾け、さまざまな創意工夫を図り、「ふるさと」松戸のために、誠心誠意努めてまいります。何卒、ご指導、ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。
総合政策部の紹介
総合政策部は、政策推進課、SDGs推進担当室、公共施設再編課、すぐやる課、秘書課、広報広聴課、広聴担当室、シティプロモーション担当室、地域共生課の6課3担当室から構成されています。
松戸市総合計画
松戸市では令和4年4月から8年間を計画期間とする松戸市総合計画が開始しました。この計画は、今後の新しいまちづくりの方向性を市民の皆様と共有し、力を合わせて本市の将来の目指す姿を実現していくための羅針盤となるものです。
本計画では松戸市の将来都市像を「多世代がともにいきいきと思い思いに暮らすことができるまち やさシティ、まつど。~つよくしなやかに みんなで松戸の新たな時代を創ろう~」と描き、松戸の持つ魅力、潜在能力をフル活用し、良好な居住環境の整備、経済の活性化により人口規模を維持していくために、6つの基本目標を設定しました。
「基本目標1 子育て・教育・文化」、「基本目標2 高齢者・障害者・福祉・健康・地域共生」、「基本目標3 まちの再生・リニューアル」、「基本目標4 雇用創出・経済活性化」、「基本目標5 防災・防犯・安全安心」、「基本目標6 SDGs(持続可能な開発目標)を推進する社会」の6つの基本目標を柱として、各種政策・施策を計画の進行管理をしながら実行してまいります。
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SDGs(持続可能な開発目標)
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。本市では、市民、企業、各種団体などのステークホルダーとのパートナーシップを推進し、「経済・社会・環境」の三側面の調和を保ち、現世代と将来世代がともに安全・安心に暮らせる持続可能な優しいまちを実現させる取組を進めることにより、我が国や世界のSDGs達成に貢献することとしています。
本市は、令和4年5月内閣府から「SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業」として選定されたことを契機に、SDGs産学官民連携の事業提案窓口を開設し、民間事業者や大学・研究機関等と連携した地域課題の解決を図っています。また、Z世代の参画を得て、まつどSDGsの普及啓発推進に向けたロゴマークを作成・活用するなどしており、今後も若者世代を含む多様なステークホルダーの協力を得ながら、SDGs達成に向けて取り組んでまいります。
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公共施設再編
松戸市では、これまで整備してきた多くの公共施設及びインフラ施設(以下、「公共施設等」という。)で老朽化が進んでおり、今後、これらの維持管理や機能更新などが集中的に発生した場合には、本市財政への影響も懸念されているところです。また、少子高齢化の進行や人口減少社会の到来、頻発化する大規模災害等への対応などにより社会情勢は大きく変化しており、公共施設等に求められるニーズも多様化しています。
そこで、本市の状況や公共施設等を取り巻く現状や課題などを踏まえ、公共施設等の管理等に関する基本的な考え方や取組の方向性を示した、「松戸市公共施設等総合管理計画(平成29年3月)」を定め、その具体的な実行計画として、令和10年度までの施設毎の取組内容等について定める「松戸市公共施設個別施設計画(令和4年3月)」を策定しました。その後、個別施設計画に記載した対策の内容を反映させることや新たな課題への方針を示すことなどにより、内容を拡充した「松戸市公共施設等総合管理計画改訂版(令和6年3月)」を策定しました。
今後も、公共施設等の最適化はまちづくりの礎であるという認識のもと、計画に基づき、総合的かつ計画的な取組を行うことにより、安全で快適な市民生活に資するとともに、本市の持続可能なまちづくりを進めていきます。
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すぐやる課
「すぐやる課」は、昭和44年10月6日に発足し、令和6年10月に55周年を迎えます。これまで全国初のすぐやる課として松戸市の誇るべき伝統を継承してきました。また、市民の皆様から活躍が期待され、様々な要望に応え続け、発足当初からの累計処理件数は、17万8千件を超えております。
今後も、発足当初からの理念である「すぐやる精神」を大切に、身近な問題の早期解決を図り、引き続き市民の皆様のご要望に寄り添い、安全で快適な生活環境の実現に向けて取り組んでまいります。
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シティプロモーション
松戸市の魅力や暮らしやすさ、松戸市が取り組む各種事業を市内外に発信し、知名度や話題性を高め、都市イメージの向上、松戸市への愛着や誇りの醸成を目的としたプロモーション活動を行っています。これまで松戸の魅力を伝えるPR冊子の発行やポスターの作成をはじめ、メディアへの露出獲得にも取り組んできました。
最近では、テレビで松戸市の情報が取り上げられることも増えてきています。これからも既存の枠にとらわれない情報発信に取り組んでいきます。
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- 松戸市の魅力や暮らしやすさを発信中!「まつどシティプロモーション」
- スポーツ・文化の活躍や人・まちの魅力を発信中!
- さまざまな冊子で松戸市をPR!「ここ見て!まつど」
- 動画などで松戸市の魅力を紹介!「画像・動画でPR!」
地域共生
松戸市では団塊ジュニア世代が65歳を迎える2040年を見据え、地域の人々がみんなで助け合うことや、充実した相談体制を構築することで、世代を問わず安心感や希望を持てる「地域共生社会」の実現に向けて、取り組みを進めています。
地域共生課では、市民の誰もが参加でき、地域の中での孤立を予防するゆるやかなつながりをつくることを目指した、多世代まるごとの居場所『まつどDEつながるステーション』の創出を推進しています。
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関連ダウンロード
松戸市制施行80周年記念パンフレット(PDF:6,195KB)
平成26年市長選挙で市長が掲げた項目に対する市の取り組み(平成29年度実績)(PDF:625KB)
平成22年市長選挙で市長が掲げた項目に対する市の取り組み達成状況(PDF:381KB)
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