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更新日:2022年4月14日

「自然からの示唆」

-ことばを育み 人がつながる 学びの松戸 for 2030 -松戸市教育長 伊藤純一


令和4年度入学式の様子 その1

 気温の変化に応じて、当然の如く桜の風景が華やかに広がり、小中高校の入学式に花を添えてくれました。そして蘂が色濃く主張する景色になろうとしています。自然は力強く、それぞれがそれぞれの生き方をしっかりと示しています。

 新型コロナウィルスが、私たちに自然の大きさや奥深さを主張しています。私たちは新型コロナウィルスによる混乱を自然の動きの一つと考えることが必要なのかもしれません。このようにヒトという生き物が、このコロナ禍によって気付かされたこと、考えさせられたことがたくさんあります。

 この影響が出始めた頃から、私たちは、足下を見るあるいはより本質的なものを考えるという重要な示唆を受けているような気がします。その一つとして、やはり、人と人とのつながりというものが如何に大切なものか、ということが認識されたと感じています。ICT化も加わり、個の文化が進む中で、そのつながりの重要性は教育活動全体においても重視していかなければなりません。

この示唆は、子育て・教育の分野ではますます重要です。「教育は家庭で芽が出て、学校で花が咲き、社会で実がなる」という言葉があるように、大人がそれぞれの立場で関わることで社会全体の人が育っていたのだとつくづく感じます。「ヒト」は、多くの人が関わって、「人」に成長していきます。その時に必要なものは「ことば」と「つながり」です。

 また、社会が、その移り変わりの激しさ、そして複雑で曖昧な状況を持つようになってきていることの認識を持つことも大きな示唆と捉えています。私たちは、社会の進展が予測不能だということを真正面から受け止め、的確な情報収集をするための基礎的となることばや知識を身につけて、それらの事象について主体的な動きをすることが必要になります。

 例えば、感染防止対策の中心でもあったワクチンについて、その効果についていろんな考え方がメディアから発信されています。現在は、3回目のワクチン接種率の向上に多くの意見が向けられていることは周知の通りです。

 また、遠くウクライナで繰り広げられている、人権の扱いなど言語道断と云うべき悲惨な状況についての情報も連日発信されています。

 この2つの事例をとっても、果たしてその情報の真偽はどうなっているのか、本質的なものを見るためには、その物事の真実はどこにあるのか、という批判的思考力や論理的思考力を持ち、的確に判断し、次の行動を考えなければならないのです。

 松戸市の学校教育では、松戸市独自の教科「言語活用科」の日本語分野において、この論理的思考力や批判的思考力の育成に集中して取り組んでいます。例えば、「意見には理由を示す」授業や「ひとつの絵画を多面的に見てみよう」という授業などのプログラムを実践しています。この取り組みは10年ほど前に文部科学省から認可・指定されたものですが、松戸市教育委員会として、2030年に向けての「学びの松戸モデル」にまとめた指針の中でも重要な位置づけとしています。

 令和4年度が始まって、最初の土曜日には松戸市子ども会育成会連絡協議会総会がありました。社会教育が動き出しています。先週は各学校で始業式・入学式がありました。いろんな場で、様々な教育がスタートしています。

 「桜の花の散る下に 小さな屋根の駅がある」で始まる詩を小さな頃の教科書で学んだことを思い出します。私にとって、その詩から思い浮かべた風景が春の原型になっているような気がします。ひらがなを学び、ことばを知り、知識を得ることを、私は小学校教育で教えていただいたと思っています。

 松戸市の学校教育においても、ことばが一つ一つ積み重なり、家庭、地域、社会教育とつながる中で「学びの松戸モデル」が掲げている基本理念「ことばを育み 人がつながる 学びの松戸」が実現に向かうように、私共は努力を続けます。

 本年度も宜しくお願いします。


令和4年度入学式の様子 その2


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