学校教育部長のページ
更新日:2023年4月1日
メッセージ
学校教育部長の石橋 聡(いしばし さとし)です。どうぞよろしくお願いいたします。
教育委員会では令和3年度より取り組みを進めています「学びの松戸モデル」の視点にそって、令和5年度の教育施策を展開してまいります。
学校教育部では、コロナ禍からの出口が見えてきましたが、ウクライナ侵攻や世界規模での経済面の変化等により、依然として予測が極めて難しい、混沌とした社会の中で、将来の未来社会に対応できる「生きる力」を児童生徒が育むため、学校・家庭・地域がそれぞれの役割を果たすことができるよう、関係部署、関係機関と連携を図りながら、一丸となって取り組んでまいります。市民の皆様のご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和5年度の取り組みを紹介します。
確かな学力の育成
GIGAスクール構想を受け、過去2年間はタブレットの活用等、ICTの活用方法の研究に取り組んできました。今年度は、ICTを効果的に活用したわかりやすい授業実践に向けた教職員のスキルアップと児童生徒の支援体制を講じながら、子どもたちの能力や特性に応じた「個別学習」と子どもたちが教え学び合う「協働学習」を充実させ、学力向上に取り組みます。
グローバル社会に対応できる児童生徒の育成を目指した授業の取り組みとしては、これからの時代を生きる児童生徒には実社会や実生活の中から課題を見つけ、他者と協働して解決していくために、総合的な学習の時間等を核とした教科横断的な探究活動や協働的な学びを通じて、様々な課題を「自分ごと」として捉え、課題に向かう力を育む取り組みを進めてまいります。
思いやりのある豊かな心の育成
学校教育の様々な課題への対応の中で、特にいじめや不登校の対応について、昨年度、新設しました児童生徒課を中心に、いじめの未然防止・早期発見及び不登校児童生徒支援の体制強化を進める環境を整備しました。WEBQUによる詳細な分析結果の把握や学校生活アンケートの活用と情報共有の充実が進められ、いじめの未然防止・早期発見の対応に活かせていることを実感しております。
自分の人権を守り、他者の人権を守る実践行動の取り組みとして、松戸市版情報活用能力体系表を活用した情報モラル教育の推進と松戸市版いじめ防止プログラム・豊かな人間関係づくり等を活用し、思いやりのある豊かな心を育む児童生徒を育成してまいります。
学校教育環境の整備・充実
特別支援教育へのニーズが高まり、対象児童生徒数や学級数も増加しています。特別な支援を必要とする児童生徒・保護者が適切な支援ができる体制の強化に努めてまいります。特に、医療的ケア児の支援については、学校と看護師が連携・協働できる体制づくりを図り、児童生徒が安心して学校生活を送ることができるよう支援してまいります。
また、外国籍の児童生徒の学びを支える体制として、複数の学校に設置しています「にほんごルーム」のより一層の充実を図るために、通級等の新たな指導体制の研究に取り組んでおります。実態に即した日本語指導システムを構築し、日本語がわからない児童生徒の学べる環境の充実を図ってまいります。
教育と福祉の連携協働したスクールソーシャルワーク事業は、開始から6年が経過し、すべての学校で利用できる体制が整備しております。本年度は新たに拠点校を増設し、児童生徒が抱える多様化、複雑化する課題の解決に向けて、丁寧な支援体制の充実に取り組んでまいります。
中学校部活動の地域移行については、国や千葉県の事例を注視しながら、松戸市の子どもたちの新たなスポーツ・文化環境を整えることを目指し、令和5年度から研究を進めてまいります。
魅力ある市立高校づくり
市立高校は単位制移行から3年間の改革が終わりました。今年度は学力・グローバル・部活動の3本柱をさらに6つの重点項目として取り組み、今後の改革の継続に活かしていきます。第二外国語の取り組みも生徒の多様な興味関心に応え得る教育プログラムの提供として研究を進めてまいります。
昨年度は校内Wi-Fi環境の整備を行いましたので、今年度は生徒が主体的に学べるICTを活用した授業研究を進めてまいります。さらに、予備校と連携した大学進学サポートは、部活動に取り組みながら上位大学を目指す生徒に寄り添い、様々なアプローチで支援の継続に取り組んでまいります。
主な事業
グローバル化する社会で活躍できる児童生徒の育成 言語活用科の取り組み
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