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建設部長のページ

更新日:2025年4月11日

メッセージ

建設部長の写真
坂川沿道散策路 河津桜前にて

 建設部長の渡辺直(わたなべ すなお)です。


 建設部では、市民の皆さまの生活に身近な道路・河川・下水道の整備や維持管理のほか、大切な生命や財産を大雨や台風などの自然災害から守るため、様々な安全対策にも取り組んでおります。


 また、松戸神社近傍の「春雨橋」から「レンガ橋」の坂川沿道では、『水辺のみどり』や『旧松戸宿の歴史的面影・文化』を生かし、賑わいや潤いをもたらす憩いの河川空間とするため、散策路の整備を進めております。
 春の訪れを感じる頃には、市民の皆さまからのご寄付による里親制度で植樹した河津桜が、川沿いを華麗に彩ります。


 建設部の主な業務内容は、以下のとおりです。

道路について

 皆さまが日常生活の中で歩き、自転車や車で通行されている道路には、国道や県道、市道があります。
 本市が管理している市道の延長は約1,300キロメートルであり、この市道について日常的に道路パトロールを行うなど、適正な道路管理と安全確保に努めております。
 また、本市が管理する338の橋の老朽化対策として、平成26年度から「松戸市橋りょう長寿命化修繕計画」に基づく補修工事を実施しております。
 その他の道路施設、道路法面や道路照明、標識等につきましても、修繕計画に基づき、効率的かつ計画的に安全管理や更新を進めてまいります。
 さらに、本市の魅力を活かした賑わいのあるまちづくりの重要な骨格となる「都市計画道路3・3・7号(河原塚から紙敷区間)」、交通分散およびアクセス向上のための「都市計画道路3・3・6号(二十世紀が丘から和名ケ谷区間)」の整備に向け、道路用地の取得を進めております。

河川について

 本市を流れる河川は、坂川、真間川、手賀沼の3つの流域に分かれております。
 国や県が管理する11の一級河川と、市が管理する9つの準用河川があり、その総延長は約50キロメートルです。
 洪水被害を軽減するための治水対策のほか、水辺環境に配慮した取り組みや、魅力ある親水空間の活用について、引き続き国や県と連携しながら進めてまいります。

下水道について

 下水道は、快適な生活を営むための地域衛生や生活環境の向上のための重要な役割を担っており、河川や海などの水質を保全するため、本市の下水は2つの流域下水道で分散処理をしております。
 現在の下水道普及率は90%を超えており、今後も計画的に整備を進めてまいります。
 下水道における浸水対策として、雨水管の整備を進めつつ、ソフト対策としての「内水ハザードマップ(公表中)」を2024(令和6)年度に更新しました。
 また、地震対策としては、本市の避難所となる市立小中学校64校で、マンホールトイレの設置やマンホール浮上防止対策が完了しており、その他の収容避難所へのマンホールトイレの設置等について、検討してまいります。




 今後も、本市の将来を見据えた良好な社会基盤を整備すべく、堅実かつ柔軟に事業を展開してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

主要な事業(クリックすると主な事業説明へジャンプします)

都市計画道路3・3・7号横須賀紙敷線(河原塚から紙敷区間)

スケジュール 2018(平成30)年度から2031(令和13)年度(事業施行期間)

内容

 「都市計画道路3・3・7号横須賀紙敷線」は、船橋市の臨海部から千葉北西部4市を結び、流山橋で江戸川を渡り埼玉県にも通じる、広域的な主要幹線道路です。
 2018(平成30)年3月に事業認可を取得し、事業区間として河原塚から紙敷までの943メートル区間、4車線の計画道路の整備をするものです。

効果

 この区間を整備することにより、広域的な幹線道路としての機能を持つ「北千葉道路」や「外環自動車道」とのネットワーク化が図られ、通行に要する時間短縮や渋滞解消による経済的効果だけでなく、災害時重要路線としての重要な役割が期待できます。

現在と今後

 現在は用地取得業務を行っており、早期開通を目指して事業に取り組んでまいります。(2024(令和6)年度末 取得率約92%)

関連リンク

事業中の都市計画道路について

都市計画道路3・3・6号三矢小台主水新田線(二十世紀が丘から和名ケ谷区間)

スケジュール 2017(平成29)年度から2029(令和11)年度予定
内容  この路線は、国道464号二十世紀が丘交差点から大山橋までの約1,200メートル区間の整備に2017(平成29)年度より着手しており、4車線の計画道路の整備をするものです。
効果  この路線を整備することにより、東部地域から中心市街地への交通量の分散化や渋滞抑制を図れ、さらには、「外環道」、「北千葉道路国道464号」、「都市計画道路3・3・7号(河原塚地先)」等とのネットワーク化を実現できます。
現在と今後

 現在は用地取得業務を行っており、今後しばらくは用地取得完了を目指し、事業に取り組んでまいります。(2024(令和6)年度末 取得率約13%)

関連リンク

事業中の都市計画道路について

橋りょう維持管理事業(「松戸市橋りょう長寿命化修繕計画」に基づく補修工事を推進中)

スケジュール

2024(令和6)年から2073(令和55)年:50年間

※ 2013(平成25)年度第1版策定、2021(令和3)年度第2版更新、2023(令和5)年度第3版更新

内容

 現在、本市内には、道路や鉄道、河川に架かる338の橋があります。
 これらの橋の多くが1980年代に建設され、高齢化の目安となる建設後50年を超える割合は、今後15年後に90%を超え、一斉に老朽化を迎えます。これに伴い、大規模修繕や架け替えが必要となり、短期的に莫大な財政負担が生じます。
 そこで、定期的に橋の点検を行い、大きな傷みとなる前に計画的な補修を実施することにより可能な限り長持ちさせて延命化をする「予防保全型」の維持管理に、方針転換をしました。

効果

 この橋りょう長寿命化修繕計画事業は、5年毎に橋の点検をすることで損傷状況を把握し、その点検結果に基づいた補修を実施することにより、安全性や信頼性の向上を図るものです。小さな傷みのうちに計画的に補修し延命化することで、維持管理費用の平準化が可能となり、大幅なコスト縮減がにも繋がります。

現在と今後

 事業の実施においては、橋の傷み具合をランク評価した上で、劣化の順位が高い橋の他、鉄道と交差する橋、災害時に緊急輸送路となる道路に交差する橋等、社会的に重要度の高い橋を選定し、順次、補修工事を行っております。

関連リンク 松戸市橋梁長寿命化修繕計画について

紙敷川中流排水整備事業

スケジュール 1997(平成9)年度から
内容  紙敷川が流れる真間川流域では、急激な都市化の進展から、台風通過の度に数千戸の家屋が浸水する水害に見舞われていました。そのため、1979(昭和54)年より真間川水系の総合的な治水対策が進められました。

 松戸市内においても、国分川分水路整備事業や、黎明橋より下流の準用河川「春木川」を一級河川「国分川」に格上げして河川整備をしたことにより、下流域の浸水被害が軽減されました。
 こうしたなか、1993(平成5)年に台風11号、1996(平成8)年に台風17号が上陸し、国分川合流点から上流の区間において浸水被害が発生し、上流域の早期浸水被害の解消が強く望まれたことから、現在、洪水処理能力の向上を図る河川整備を進めております。

効果  紙敷川の流下能力が不足していたことから、時間降雨量50ミリメートルに対応するため、中流部の流下能力を毎秒1.9立方メートルから最大34立方メートルへと引き上げる河川整備を実施することにより、浸水被害の大幅な軽減を図ることができます。
現在と今後

 整備延長800メートルのうち、541.5メートルが整備済みです。(整備率67.7パーセント)
 未整備となっている区間の整備を、引き続き進めてまいります。

上富士川上流排水整備工事

スケジュール 2003(平成15)年度から
内容

 準用河川「上富士川」改修事業により、度重なる浸水被害が発生していた地区(松戸市根木内字霜田)での被害は、おおむね解消されました。
 しかし、県道「松戸柏線」根木内城址橋より上流域の本市(旧根木内東小学校周辺)や柏市(東山、酒井根地区)では、依然として浸水被害が発生することから、上富士川上流の排水路整備を実施することにより、浸水被害の軽減を図るものです。

効果

 時間降雨量50ミリメートルに対応した、計画流量毎秒33立方メートルの河川整備を実施し、浸水被害の軽減を図ります。

今後と現状

 2006(平成18)年度から事業に着手し、現在、整備延長400メートルのうち315メートルが整備済みです。(整備率78.75%)
 現在、根木内橋下流までの整備が完了しておりますが、未整備の橋りょう部とその上流部についても、引き続き整備を進めてまいります。

上富士川上流排水整備工事の地図
上富士川上流排水整備工事

江戸川松戸フラワーライン整備事業

スケジュール 1995(平成7)年度から
内容

 本市のシンボル景観である江戸川河川敷における「河川の良好な維持」と「親しまれる水辺空間形成」のため、平成7年度より市民の皆さまとの協働により花畑の整備を進めているものです。
 また、開花時期に合わせた花祭りイベントを開催しています。

  • 花畑面積:約20,000平方メートル
  • 開花時期:ポピー(5月から6月頃)コスモス(9月から11月頃)

※ かつては「レンゲ畑」としておりましたが、連作障害によるレンゲの発育不良のため、「ポピー畑」といたしました。

効果  「江戸川松戸フラワーライン実行委員会」が中心となり、市民の皆さまの参加やご協力を得ながら、草花育成作業やイベントを開催し、河川に対する愛護精神を育成しております。
 テレビや雑誌、新聞からも取り上げられ、広く「松戸」をPRしてまいります。
現在と今後
  • 持続可能な仕組みづくり
     事業開始から30周年を迎え、協働団体の高齢化や人材不足など問題が発生しています。これからも親しまれる水辺空間を育てていくため持続可能な仕組みづくりを実施します。
  • 河川愛護の推進
     祭り来場者を増やすことで、河川に対する愛護精神のさらなる育成を図るとともに、フラワーボランティアの増員に努めてまいります。
関連リンク

江戸川松戸フラワーライン

坂川散策路整備事業

スケジュール 2024(令和6)年度から2027(令和9)年度予定
内容  旧松戸宿に位置する、坂川のレンガ橋から春雨橋までの延長500メートル区間の坂川沿いでは、賑わいや潤いをもたらす散策路の整備事業を進めております。
(整備内容:石畳風舗装、河川のライトアップ、通路灯など)
効果

 地域住民による「松戸宿坂川河津桜まつり」や「松戸宿坂川献灯まつり」が開催され、定期的な「坂川河川清掃」も実施されております。
 周囲の自然や歴史と調和した散策路の整備により賑わいを創出し、松戸駅周辺に回遊性が生まれることを期待しています。

現状と今後  未整備となっている区間の整備を、引き続き進めてまいります。

汚水管整備事業

スケジュール 1960(昭和35)年度から
内容  家庭や事業所等から排出される汚水を流す為の下水道管を、道路に埋設しております。
 汚水は、下水道管を通り終末処理場できれいな水に処理をされ、河川や湖沼、海などの公共用水域に放流されます。
効果

 道路の側溝などに流れていた家庭の汚水を下水道管に流すことができるため、生活排水による「におい」が軽減されます。
 また、汚れていた川などの水がきれいになることで、生活環境が向上します。

現在と今後

 現在は、主に金ケ作地区を整備しております。
 また、2026(令和8)年度からの高塚新田地区における工事着手に向け、準備を進めております。
 今後も、未普及地区の整備に努めてまいります。

関連リンク

松戸市の下水道計画、整備状況

開削工事の様子
開削工事

下水道施設の地震対策事業

スケジュール 2008(平成20)年度から2022(令和4)年度
内容  市内の収容避難所となる市立小中学校に、下水道管を利用したマンホールトイレの整備を行っております。
 また、液状化によるマンホールの浮き上がりを防止するため、緊急輸送路及び避難路等のマンホールに対する浮上防止対策を実施しております。
効果

 マンホールトイレは、災害時のトイレ機能を確保できるとともに、し尿を下水道本管に直接流すことにより衛生面が向上されます。
 また、マンホールの浮上防止対策は、災害時の下水道機能を確保するとともに、交通機能への影響を最小限に抑制します。

実績

 マンホールトイレを市立小中学校64校に589基設置し、1509箇所のマンホールに浮上防止対策を実施し、令和4年度に事業が完了しました。

関連リンク

下水道事業耐震化の取り組み

お問い合わせ

建設部 建設総務課

千葉県松戸市根本387番地の5 別館2階
電話番号:047-366-7357 FAX:047-365-9107

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