環境部長のページ
環境部長の加藤 将秀(かとう まさひで)です。
本市では、令和4年2月にゼロカーボンシティ宣言を行い、2050年に二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すことを表明しました。その大きな目標に向かい、同年3月に改定した「松戸市地球温暖化対策実行計画」に基づいて取り組みを進めているところです。
令和6年度は環境部内に「ゼロカーボンシティ推進担当室」を新たに設置し、一層の取り組みを進めます。具体的には、公共施設への太陽光発電設備の導入を進めることに加えて、和名ヶ谷クリーンセンターにおいてごみを燃やすときの熱を利用したクリーンな電気を本庁舎等の公共施設で活用する等、市の率先的な取り組みを進めるとともに、松戸市環境審議会の中に新たに外部の有識者からなる「専門部会」を設置し、今後の本市の政策の検討を行います。また、令和5年度から継続して、無作為に抽出された市民による「松戸市環境未来会議」を開催する予定です。
新焼却施設については環境影響評価、施設整備調査、PFI等導入可能性調査及び各種調査を引き続き実施し、整備を進めてまいります。
最後に、粗大ごみのリユースについてです。本市では、ごみの減量及び障害者就労施設利用者の工賃向上を目的として、令和4年10月にリサイクルセンター内に再生家具室「リユース工房 くりんくる」をオープンし、市内のご家庭から出された粗大ごみ等を障害者就労施設利用者が清掃・補修をしたものをリユース品として再生販売しております。今後も、「松戸市ごみ処理基本計画」に基づき、粗大ごみリユース事業をはじめとしたごみの減量及び資源化に関する取り組みを推進してまいります。
引き続きこれらの取組を進め、だれもが安心して暮らせるよう、より良い環境づくりに尽力してまいりますので、市民の皆様のご理解ご協力を賜りますようお願いいたします。
松戸市リサイクルセンター
環境部の主要な事業の紹介
地球温暖化対策実行計画
スケジュール |
概ね10年毎に見直し |
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内容 | 市民・事業者・市役所がそれぞれの役割に応じた地球温暖化防止対策と気候変動への適応を推進し、2050年には二酸化炭素排出量をゼロにすることを目指す計画です。 |
効果 | 計画の掲げる将来像「みんなでつくる 脱炭素のまち まつど」の実現に向けて、省エネルギーおよび再生可能エネルギーの普及、気候変動への適応、地域における連携等を推進することで、市域から排出される二酸化炭素排出量を削減します。 |
現在と今後 | 最新の計画は令和4年3月に改訂したものであり、新たに2030年度の新たな二酸化炭の削減目標や、2050年年度に二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すことを計画に加えました。 |
関連リンク |
太陽光発電システム(中央消防署)
電気自動車
松戸市ごみ処理基本計画
スケジュール | 概ね5年ごとに見直し |
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内容 | ごみ処理基本計画は、市域で発生する一般廃棄物(ごみ)処理に関して、長期的・総合的な視点に立った基本的な方針を定めるものです。 |
効果 | ごみの適正処理により生活環境の保全と公衆衛生の向上を図るとともに、ごみの減量、再利用、再生利用を促進し、資源循環型社会の構築を目指します。 |
現在と今後 | 令和3年度に計画の改定を行い、令和4年度から令和13年度までを計画期間とする、新たな計画を開始しました。 |
関連リンク |
民間回収資源化システム支援事業
スケジュール | 平成3年度から |
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内容 | 市では資源循環型社会を構築していく上で基盤となる3R施策(リデュース・リユース・リサイクル)の一つであるリサイクルを推進するため、町会や自治会等の市民団体で実施されている集団回収(リサイクル活動)に対し、奨励金を交付し支援を行っています。 |
効果 | 令和4年度実績で集団回収の資源回収量は16,237トンであり、市のリサイクルの重要な役割を果たしています。 |
現在と今後 | 令和6年3月末現在 |
集団回収(リサイクル活動)
容器包装ごみリサイクル事業
スケジュール | 毎年 |
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内容 | 日暮クリーンセンターは松戸市唯一のリサイクルするプラスチックを処理する施設であり、操業停止によるごみの滞留を防ぐため定期整備修繕を行っていく必要があります。 |
効果 | 下記定期整備修繕を実施し、施設の機能維持及び安定操業を図っています。
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現在と今後 | 稼動開始から25年以上を経過し各装置機器は、老朽化し事故の発生確率が高まっています。 今後の課題としては、老朽化した装置機器をいかに計画的・定期的に修繕を実施し機能維持を図っていくかです。 |
関連リンク |
市内で収集されたリサイクルするプラスチックのごみ
圧縮梱包機と圧縮梱包したリサイクルするプラスチックのごみ
新焼却施設整備事業
スケジュール | 令和元年度から |
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内容及び今後 | 令和5年度より環境影響評価、施設整備調査、PFI等導入可能性調査及び各種調査の関連業務委託を引き続き実施し、新焼却施設の整備を進めていきます。 |
効果 |
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和名ケ谷クリーンセンター整備事業
スケジュール | 毎年 |
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内容 | 焼却施設の設備・機器は、高温や焼却灰に曝される過酷な条件の下、24時間の連続運転が求められています。このことから、定期的に設備・機器のメンテナンスが必要であり、毎年、定期整備工事を実施します。 |
効果 | 定期整備工事を実施することにより、焼却対象ごみの安定した処理体制の維持ができます。 |
現在と今後 | 和名ケ谷クリーンセンターは、市内から発生する「可燃ごみ」の焼却処理を担う主力工場として、今後も安定的に施設を稼動し、ごみ処理を行うべく、適正な設備の整備を継続していきます。 |
関連リンク | 和名ケ谷クリーンセンター詳細 |
燃焼中の炉内の写真
蒸気タービン発電設備の写真
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