松戸市のマンホールについて
更新日:2021年6月4日
松戸市には「コアラとユーカリ」「矢切の渡し」の2種類のマンホールデザインがあります。
それぞれの絵柄がどのように誕生したのか、その歴史を振り返ってみましょう。
松戸市のデザインマンホールの歴史
松戸市のデザインマンホールの歴史は、昭和59年に制作された「コアラとユーカリ」柄から始まります。
この「コアラとユーカリ」柄は、下水道のイメージアップや市民の皆さんに親しみをもっていただくために、当時の市役所職員を中心にデザインされたものです。
皆さんは、なぜ「コアラとユーカリ」柄が採用されたかご存知ですか?
当初、市の花「つつじ」と市の木「ユーカリ」の2案がありましたが、「つつじ」は全国的に市の花となっておりオリジナル色が薄れてしまうため「ユーカリ」が選ばれました。しかし「ユーカリ」だけを描くと葉の形が類似している「ヤナギ」と見間違えてしまう可能性があるため、ユーカリの葉を餌とするコアラも一緒に描くことでユーカリをより強調する形となりました。
こうして「コアラとユーカリ」柄のマンホールは誕生しました。
「コアラとユーカリ」柄のもうひとつの歴史
また「コアラとユーカリ」は松戸市の歴史と深い関わりがあります。
昭和46年、松戸市とオーストラリアのホワイトホース市(当時のボックス・ヒル市)が姉妹都市提携を結びました。
そのきっかけとなったのが「ユーカリ」の種でした。更に、そのユーカリの種がオーストラリア大使館より贈られた際、コアラのぬいぐるみも一緒にプレゼントされました。そういった、松戸市とオーストラリアのつながりを象徴するものとして「コアラ」をデザインへ加えることでより一層、オーストラリアにある姉妹都市──ホワイトホース市をイメージさせるデザインにしました。
昭和61年には、建設省下水道部(当時)監修、水道産業新聞社発刊の「マンホール蓋デザイン20選」にも選ばれ、長い間市民の皆さんに親しまれてきました。
そして令和3年5月、松戸市とホワイトホース市の姉妹都市交流が50周年を迎えたことをきっかけとして、未だ人気の高い「コアラとユーカリ」マンホールをリニューアルすることとなりました。
松戸市とホワイトホースの歴史や姉妹都市交流50周年についての特設ページ、「コアラとユーカリ」のデザインリニューアルコンテストのページもご用意しておりますので、ぜひご覧ください。
姉妹都市「ホワイトホース市」 Sister City Whitehorse
2021 - 50th Sister City Anniversary 姉妹都市50周年記念
「コアラとユーカリ」マンホールデザインコンテストを開催します!
二つ目のマンホールデザイン「矢切の渡し」柄の誕生
松戸市のデザインマンホールの二つ目が誕生したのは平成5年です。この年に松戸市は市政50周年を迎え、また、下水道普及率50%を達成しました。そのため、これらを記念して新しいマンホールのデザインを制作することとなりました。新しいデザインを制作するにあたり、マンホール鉄蓋デザインコンペを実施した結果「矢切の渡し」柄が選ばれました。
松戸市初のカラーデザインマンホールの誕生
令和元年には「矢切の渡し」柄のカラーマンホールが設置され、翌年には松戸市で初となるマンホールグッズが販売されました。
観光名所である「矢切の渡し」柄のマンホールグッズは3種類ご用意しております。詳しくはこちらをご覧ください。
松戸市型下水道用マンホールふたデザインの使用について
市は、市民等の下水道に対する理解と関心を高めること、ならびにイメージの向上に寄与することを目的として、松戸市型下水道用マンホールふたデザインの使用を認めています。
松戸市型下水道用マンホールふたデザインを使用する場合、あらかじめ申請のうえ、使用承認を受ける必要があります。
詳しくは下記のページをご覧ください。