新型コロナ感染後の体調不良(後遺症)
更新日:2024年1月11日
- 新型コロナウイルス感染症療養終了後も、倦怠感や息切れ・息苦しさなどの症状が一定期間続く人がいます。
- 一旦、症状が改善した後あらためて症状が出た方は1割程度で、9割の方は療養期間中から症状が続いて後遺症になっています。(ヒラハタクリニックの統計参照)
- 後遺症の発症率は論文によって異なりますが、海外での報告によると、療養解除後も約7割の方に何らかしらの症状があります。
代表的な症状
疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、せき、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下
(新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 別冊罹患後症状のマネジメント(第2.0版)より)
症状が重くなる場合もあります
強い倦怠感・PEM(労作後倦怠感)
「体が鉛のように重く感じられる」といった強い倦怠感もあります。
軽い労作(近所への買いもの)や、ストレス(家族との喧嘩)などの後、5~48時間後に急激に強い倦怠感などの症状が出てしまうPEMとよばれる状態になることもあります。
思考力・集中力の低下
ブレインフォグ(脳の霧)と呼ばれる、人の話や書いてあることが理解できない、集中力・注意力の低下、記憶力の低下などが報告されています。
典型的な症状の例
- 入浴すると1日寝込む
- 1時間の散歩の「翌日」から3日間ほぼ寝たきりになった
- ドライヤーを持っていられない
- かぼちゃを切ろうと力を入れたらだくるなって1日寝込んだ
- 体のあちこちが痛むのに、検査で異常がでない
- CTで異常がないのに、家の階段を上るだけで息が切れる
- 3メートル小走りをしただけで1週間足が痛む
感染したら2か月は無理をしない
- 発症から2か月は、絶対に無理をしない、させないことを意識しましょう。
- 体がだるくなることをしないようにしましょう。
後遺症を疑う症状にお悩みの場合
後遺症を疑う症状で受診を希望される場合
- まずは、かかりつけ医もしくは診断を受けた医療機関に受診・相談しましょう。受診した医療機関より、必要に応じて専門医の紹介があります。
- かかりつけ医がない、または、かかりつけ医が後遺症の診療に対応していない場合は、千葉県ホームページから医療機関を探すことができます。
コロナ罹患後症状(いわゆる後遺症)に悩む方の診療をしている医療機関について(千葉県ホームページ)
保健師による健康相談
健康推進課(047-366-7481)にご連絡ください(受付時間:平日の午前8時30分から午後5時)。
新型コロナ感染後の体調不良(後遺症)のよくあるご質問 Q&A集
新型コロナ感染後の体調不良(後遺症)相談でよくある質問をQ&A集にしました。下記からダウンロードください(令和4年11月作成版)
新型コロナ感染後の体調不良(後遺症)よくあるご質問 Q&A集(PDF:605KB)
コロナ後遺症講演会を開催しました
新型コロナ後遺症のリーフレット・ポスターを作成しました
リーフレットに関するお問い合わせは、健康政策課(047-704-0055)にご連絡ください。
リーフレット「知ってほしい後遺症のこと~身近なあなたの理解が支えになる~」(令和5年8月発行)
(A3版)(PDF:3,636KB)
(A4版)(PDF:2,112KB)
ポスター「「カゼひいたかな」をきっかけに 長引く体のつらさに注意」(令和5年8月発行)
関連リンク
新型コロナウイルス感染症療養終了後も続く症状(いわゆる後遺症)について(千葉県ホームページ)
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。