常盤平地区 合流式下水道の分流化について
更新日:2026年4月1日
常盤平地区で下水道の工事が始まります【合流式から分流式へ】
常盤平地区の公共下水道は、「汚水」と「雨水」を1本の管で排水する「合流式」の下水道で整備され、下水(汚水と雨水)は市の金ケ作終末処理場で処理しています。一方で、そのほかの地区の公共下水道は、昭和47年に計画された千葉県の流域下水道計画に基づき、「汚水」と「雨水」を別々の管で排水する「分流式」の下水道で整備を進めており、汚水は千葉県の終末処理場で処理しています。
松戸市では、令和8年度から、常盤平地区の公共下水道を「合流式から分流式へ変更するための調査・工事」に着手します。千葉県の流域下水道に編入するために常盤平地区の公共下水道を分流化し、老朽化した金ケ作終末処理場を廃止します。

現在は、常盤平一丁目及び常盤平三丁目から常盤平六丁目までの全域と、常盤平二丁目・常盤平七丁目・常盤平双葉町の一部(図面赤色枠内の範囲)が合流式下水道の区域となっており、常盤平公園北側(常盤平松葉町1番地)の金ケ作終末処理場で下水を処理しています。
下水道の仕組み【合流式と分流式】
下水道には、「汚水」と「雨水」を1本の下水道管で排水する「合流式」と、「汚水」と「雨水」を別々の下水道管で排水する「分流式」の2つの方法があります。
昭和45年の下水道法改正により、下水道の役割として公共用水域の水質保全が位置付けられ、現在は、水質や環境に配慮した「分流式」が主流となっていますが、早くから下水道事業を進めてきた都市では「合流式」が採用されています。
松戸市においても、昭和30年代に日本住宅公団による土地区画整理事業として整備された常盤平地区のうち、約163ヘクタールの区域が現在も「合流式」の下水道となっています。
松戸市における合流式下水道の課題

【金ケ作終末処理場の概要】
〇 供用開始:昭和35年(1960年)4月
〇 現況処理人口:約20,600人
〇 処理方式:標準活性汚泥法
〇 処理能力:晴天時平均 8,560立方メートル
- 昭和35年に供用開始した金ケ作終末処理場は、令和8年4月時点で66年が経過し、施設の老朽化が進んでいます。電気機械設備は定期的に交換等を行い適切な維持管理に努めていますが、老朽化に起因する大規模な施設の異常が発生してしまった場合には、処理場の機能が停止し下水を処理することができなくなってしまう可能性があります。
- 沈殿池やばっき槽など大きなコンクリート構造物を補修するためには、抜本的な対策が必要となりますが、処理場の敷地に余裕が無いため、下水処理を続けながら大規模な代替施設の増設や現地での建て替えは非常に困難です。
- 雨天時には、処理場に多量の雨水が流れ込み下水処理量が非常に増えるため、処理場に負荷がかかり、処理費用もかさんでしまいます。
- 一定以上の大雨が降ったときには、汚水混じりの雨水が分水堰(ぶんすいぜき)を超えて、河川に直接放流される仕組みのため、水質や環境が悪化してしまいます。
分流化の方法と流れ
分流化の方法
- 道路部に汚水専用の下水道管を新設し、既存の合流管は雨水管として使用します。
- 私有地内で、公共汚水ますの新設や、排水設備の分流化工事(汚水と雨水を別々の排水管に分ける工事)が必要となります。

- 工事の実施に先立って、私有地内で、排水設備の現地調査を行います。
- 現地調査の結果、私有地内の排水設備が分流になっている場合には、私有地内での工事は行いません。合流になっている場合には、排水設備の分流化工事(汚水と雨水を別々の排水管に分ける工事)を行います。
- 上図は工事の一例となります。私有地内の排水設備の状況によって、工事の範囲が変わる場合があります。
- 私有地内での現地調査や分流化工事は、事前にご承諾をいただいた上で、市が費用を全額負担して実施します。
分流化の流れ
- 事業の詳細につきましては、関係する町会・自治会や、住民・所有者の皆様へ事前にご案内いたします。
- 事前にご承諾をいただいた上で、私有地内で排水設備の現地調査を行い、建物の排水設備が合流式と分流式のどちらになっているかについて調べます。
- 道路部に、汚水専用の下水道管を新設します。また、私有地内では、排水設備の分流化工事をさせていただきます。
- 常盤平地区の分流化が全域完了後、千葉県の流域下水道に編入したのち、金ケ作終末処理場を廃止します。
分流化事業の計画期間は、令和8年度から約25年間を予定しています。対象区域の面積が約163ヘクタールと非常に広いため、常盤平地区をいくつかのブロックに分けて、金ケ作終末処理場に近い区域から段階的に調査や工事を進めていく予定です。分流化に関する詳しい内容については、事業の進捗をみながら地区ごとにご案内いたします。なお、浸水対策を目的とした雨水排水施設の整備については、分流化の進捗や他計画の状況等をみながら検討していきます。
計画書・パンフレット
金ケ作処理区(常盤平地区) 公共下水道分流化事業計画(令和8年4月)【概要版】(PDF:477KB)
金ケ作処理区(常盤平地区) 公共下水道分流化事業計画(令和8年4月)【本編】(PDF:3,102KB)
パンフレット「常盤平地区で下水道の工事が始まります」【令和8年4月版】(PDF:688KB)
常盤平地区の分流化についてのパンフレットです。A4用紙2枚にまとめた資料となっています。
分流化に関するQ&A(質疑応答集)
分流化に関するQ&A(質疑応答集)【令和8年4月1日更新】(PDF:310KB)
分流化の計画全般や処理場に関すること、今後の調査や工事に関することなど、分流化に関するQ&A(質疑応答集)をまとめましたのでご確認ください。
関連リンク
松戸市の公共下水道計画についてご確認いただけます。全体計画では、松戸市の汚水はすべて流域下水道へ流入させる計画となっています。
千葉県では、効率的な汚水処理事業の運営管理を進めていくため、市町村等と連携して「千葉県汚水処理広域化・共同化計画」を策定しています。県の計画にも、金ケ作終末処理場を廃止し、将来的に流域下水道と統合することを位置付けています。
松戸市から関係する皆様へのお願い
関係する住民・所有者等の皆様へ
分流化にあたっては、道路部だけではなく私有地内でも調査や工事を行う必要があります。関係する住民や所有者等の皆様には、ご不便・ご迷惑をおかけすることとなりますが、今後、事業の進捗をみながら丁寧にご案内してまいります。安全・安心に公共下水道をご利用いただくため、常盤平地区の公共下水道の分流化について、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
対象区域内で新築や建て替え・道路の掘削を予定している事業者等の皆様へ
- 対象区域内で新築や建て替えを予定している場合には、排水設備は汚水と雨水を分離して排除する分流式の構造としてください。
- 既存の合流管は、分流化後は雨水管として利用します。分流化事業により汚水専用の下水道管の新設が完了した路線では、汚水排水を既存の合流管に接続することはできません。
- やさシティマップで公開している下水道台帳は令和6年3月末時点での情報です。汚水専用の下水道管の新設工事が完了してから下水道台帳に掲載するまでの期間は、図面情報に反映されていない場所があります。最新の下水道台帳については、下水道整備課の窓口でご確認ください。
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