「音楽・菊・秋」戸定邸の彩り
更新日:2015年11月4日
平成27年10月31日(土曜)、戸定邸表座敷棟で戸定邸庭園国名勝指定記念コンサートパート2「箏をきく」が開催されました。開催中の戸定菊花祭とあわせて、普段は静かな戸定邸内が音と色でにぎやかに、華やかに彩られ、訪れた人は耳と目で秋の戸定を楽しんでいました。
コンサート「箏をきく」
戸定菊花祭
箏、三味線、フルートの三重奏
この日の演奏は、琴の一種である箏、三味線、フルートの不思議な組み合わせ。鋭い音を奏でる和楽器にやわらかいフルートの音が重なり、激しさとゆるやかさが混ざり合った心地よい音が、満員となった客間に響きました。
平田紀子さん
守啓伊子さん
小沼菜美さん
会場は静かな熱気
曲の合間には「西洋のアンサンブルとは違い、それぞれの楽器が独立した曲を奏でるのが日本の楽器の特徴」といった演奏者による説明があり、訪れた人は「解説があってすごく分かりやすかった。三味線にもいろいろな種類があることも分かりました」「おだやかな雰囲気で気持ち良く音楽を楽しめました」と楽しんでいただけた様子。
箏を演奏した平田紀子さんは「すごく良い雰囲気の中で演奏することができました。このようなお客さまに集まっていただけたのは、この場所の力によるところが大きいと思います」と、気持ちよく演奏していただけたようです。
菊花祭も開催中
大きな菊の花に驚き
戸定邸では平成27年11月8日(日曜)まで「戸定菊花祭」を開催しています。千松菊花会の協力を得て、約160鉢の立派な菊が、屋内外を華やかに飾っています。
また、七五三のお子さんと保護者は、庭園に降りて撮影ができます。この日も七五三を迎えたお子さんが庭で撮影していました。「すごくきれいな場所なので、前からここで撮影したいと思っていました」とお母さん。
七五三のお子さんと保護者2人までは無料となっています。
菊に囲まれて七五三
さまざまな種類の菊があります