松戸の里やま再発見「オープンフォレストin松戸」
更新日:2016年4月28日
風薫る新緑の季節、平成27年5月16日(土曜)から24日(日曜)に、市内16カ所で、「第4回オープンフォレストin松戸」が開催されました。普段は体験できない森の風や光・声・香りをカラダいっぱいに感じ、森の遊びや癒しを体験できます!
今回は金ヶ作にある「三吉(さんきち)の森」をご紹介します。
街中に残る貴重な森
「三吉の森」はケヤキやシラカシの巨木が茂る屋敷林を骨格として作られた森です。
市内で年々減少している森林を守るため、三吉の森ではまつど里やま応援団「三樹の会」のみなさんが森の維持に携わっています。
森を手入れせずに放置すると、木々がうっそうと茂り暗くて危険な場所とみなされてしまったり、ごみが不法投棄されたりしてしまいます。
そうならないように、木に巻きついたつるをはがしたり、必要最低限の剪定を行ったりしています。
また、切った竹を使って竹炭や正月飾りを作っています。
たくさんの木々が生い茂る
森の中には竹林も広がる
三樹の会のみなさんと子どもたち
多彩な植物
森の中はケヤキや大きな竹に混じり、多彩な植物が自生しています。
森の端に自生している「ヘビイチゴ」と「ヤブヘビイチゴ」。小さいほうがヘビイチゴで、一回り大きいのがヤブヘビイチゴ。食べてみると両方とも味はなく、美味しくありません。
また、葉の中央に花を咲かせる珍しい形の「ハナイカダ」。今の時期は花が終わり、青い実をつけていました。
ヘビイチゴとヤブヘビイチゴ
ハナイカダ
森の遊びを体験!
森にある折れた枝や台所で出たみかんやアボカドの皮を使って染め物をしたり、木々の間に張られたハンモックで森林浴を楽しめたり、さまざまな体験ができます。
また、森の中にはたくさんの生物が生息していて、子どもたちは虫探しに夢中!夏には大人気のカブトムシやクワガタもたくさん集まってきます。
身近なものを材料にした染物
ハンモックでリラックス
捕まえたトカゲにニッコリ
森の材料で工作
竹とんぼに興味津々
森に生えている竹を使って、竹とんぼや竹笛も作れます。
遊びに来ていた家族は「近所にこんな大きな森があるとは知らなかった」「自然の中でいろんな体験ができてとても楽しい」「次回もぜひまた来たい」と自然を満喫していました。