松戸の魅力を世界に「駐日外交団地方視察ツアー」
更新日:2015年12月8日
平成27年9月10日(木曜)に、外務省と松戸市の共催で「駐日外交団地方視察ツアー」が開催されました。世界各地34カ国の大使11人を含む52人を招待し、都内への近さ、成田・羽田空港へのアクセスの良さをアピールしました。同ツアーは、県内では千葉県・千葉市に続き松戸市が3番目の実施となりました。
歴史と風情を感じて 国指定名勝戸定邸訪問
天気はあいにくの雨でしたが、「雨の戸定邸も風情があっていい」と好評でした。自由見学の際、シティガイドに欄間の模様の意味を聞いた参加者は、「自国にはない装飾なので興味深い、とても繊細な彫刻だ」と感心していました。
シティガイドの皆さんが英語を駆使して戸定邸の魅力を伝えました
「松戸手作り甲冑愛好会」の皆さんと記念撮影
松戸の秋の味覚を味わって 梨園訪問
当初は最後に梨もぎ体験を予定していましたが、雨のため松戸発祥の二十世紀梨を含む4種類の梨の試食会を行いました。日本の梨を初めて見た人は、「洋ナシとの形や味の違いが面白く、興味深い」と話していました。
相撲に興味津々 佐渡ヶ嶽部屋見学
佐渡ヶ嶽部屋を訪問し、力士たちが修行に励んでいる様子を視察しました。初めて見る相撲の稽古の迫力に圧倒されながらも、質疑応答ではまわしの色の違いの意味や修行期間など、多くの質問を投げかけていました。
目の前で行われる稽古を見学しました
質問に答える佐渡ヶ嶽親方
ようこそ松戸へ 昼食歓迎レセプション
聖徳大学10号館で、昼食歓迎レセプションが行われました。会場には松戸市観光協会や松戸市国際交流協会などの交流ブースがあり、松戸の魅力を広く発信しました。
聖徳大学の学生が考案したどら焼きを試食
松戸特産の宇宙かぼちゃとエダマメ餡のどら焼きが人気でした
松戸産のあじさいねぎを使用した名産品をアピール
松戸の魅力をリーフレットで紹介
レセプションの中盤には、市立松戸高校国際人文科の生徒が、学校と海外研修の様子を英語で紹介しました。
「機材トラブルもあったけど、前に座っていた大使の人が笑顔で聞いてくれて、とても嬉しかったです。かえって緊張せずにスピーチができました」と笑顔で話してくれました。
見て、食べて、松戸の文化に大満足
松戸の名所、名物を堪能した参加者の皆さんは、雨模様を感じさせない笑顔で感想を話してくれました。
インドネシアの方は「日本は技術が進歩しているという印象を持っていたが、今回のツアーでは相撲部屋などの文化的な一面も見られてよかった」と新しい日本を発見した様子。
スペインの方は「寿司や刺身、焼き鳥は以前から知っていたが、ここで食べたどら焼きがすごくおいしかった」と松戸の味に大満足。エルサルバドルの方は「戸定邸の庭は、縁側から見ると平面ではなく、立体的になっていたことが印象的だった」と、松戸が誇る名勝のすばらしさに感動していました。