【合同】帰宅困難者対策訓練18(東葛飾地域振興事務所、市民会館、市民劇場、松戸警察署との合同訓練)【平成30年4月27日】
更新日:2018年5月7日
松戸市では、大規模災害が発生した場合における対応として、「松戸駅周辺帰宅困難者等対策協議会」及び「新松戸・幸谷駅周辺帰宅困難者等対策協議会」を結成しておりますが、帰宅困難者用の一時滞在施設である東葛飾地域振興事務所、市民会館、市民劇場と松戸警察署との合同訓練を行ったので、訓練内容・結果を報告します。
1 実施目的
大規模災害が発生し、公共交通機関が運行を停止した場合、駅周辺及び大規模集客施設では多くの帰宅困難者が発生し、一時滞在施設を開設して対応を図る必要が生じることがあるが、それに対応するためMCA無線機を活用して関係機関による情報交換、情報収集などを図り、効果的な対応を実施するため。
2 訓練想定
首都圏を震源とするM7の直下型地震が発生し、松戸市内も震度6強を観測した。これに伴い、市内では、公共交通機関が運行を取りやめたため、駅周辺及び大規模集客施設内等で多くの帰宅困難者が発生した。このため、市役所内に災害対策本部を設置し、一時滞在施設及び警察署と情報交換、情報共有して各種対応を図ることとした。
3 訓練日時
平成30年4月27日(金曜)午後2時から午後3時まで
4 訓練参加機関
- 東葛飾地域振興事務所
- 市民会館
- 市民劇場
- 松戸警察署
- 松戸市役所(危機管理課)
5 訓練内容
(1)MCA無線を活用して、迅速な情報交換、伝達訓練を実施する。
(2)一時滞在施設では、施設の破損状況や来館者の怪我の有無などを早急に調査して、一時滞在施設
として受け入れが可能か判断する。
(3)一時滞在施設は、受け入れが可能な場合、帰宅困難者用の備蓄品が、早期に配分できるかを確認
する。
(4)警察は、市内の全体的な被災状況を把握し、関係情報を災害対策本部に連絡するとともに帰宅困難
者の雑踏事故防止対策や一時滞在施設へのスムーズな移動ができるような側面的な支援を行う。
6 実施結果
MCA無線機を活用して、以下のような訓練が行えた。
(1)一時滞在施設は、それぞれ館内状況を早期に把握するとともに、MCA無線を活用して、災害対策
本部にスムーズな情報提供を行い、連携の強化が図れた。
(2)災害対策本部は、各機関からの情報に基づき、市内の被災状況を素早く把握し、また公共交通機
関の運行情報に基づき、帰宅困難者を早期に一時滞在施設に移動させる手続きが図れた。
(3)警察署は、積極的に市内の被災状況を把握するとともに、帰宅困難者の雑踏事故防止の抑止、移
動に伴う交通事故防止対策になどに努めた。
(4)MCA無線機の取り扱いに慣れていたためスムーズな対応が図れた。