【合同】帰宅困難者対策訓練23(東葛飾地域振興事務所・県立西部図書館・市民会館・市民劇場・松戸警察署との合同訓練)【令和2年3月11日】
更新日:2020年5月18日
松戸市では、大規模災害が発生した場合における対応として、「松戸駅周辺帰宅困難者等対策協議会」及び「新松戸・幸谷駅周辺帰宅困難者等対策協議会」を結成しておりますが、帰宅困難者のための一時滞在施設である東葛飾地域振興事務所、県立西部図書館、市民会館、市民劇場及び松戸警察署との合同訓練を行ったので、訓練内容・結果を報告します。
1 実施目的
大規模災害が発生し、公共交通機関が運行を停止した場合、駅周辺及び大規模集客施設等では多くの帰宅困難者が発生するため、一時滞在施設を開設して対応することとなります。そこで、これら関係施設間において、連携を強化するとともに情報交換、情報共有を行うなどにより効果的な帰宅困難者対策を推進するため、MCA無線機を活用した通信訓練を実施したもの。
2 訓練想定
首都圏を震源とするM7の直下型地震が発生し、松戸市内では震度6強を観測した。これに伴い市内では、交通事故、火災、液状化現象、道路陥没等により、負傷者が多数発生した。加えて、公共交通機関が運行を見合わせたため、松戸駅、新八柱駅等で帰宅困難者も多数発生したという想定の下、市役所内に災害対策本部を設置し、一時滞在施設及び警察署との情報交換、各種対応を図る想定とした。
3 訓練日時
令和2年3月11日(水曜)午後2時頃から同2時50分頃まで
4 訓練参加機関
- 東葛飾地域振興事務所
- 県立西部図書館
- 市民会館
- 市民劇場
- 松戸警察署
- 松戸市役所(危機管理課)
5 訓練内容
- MCA無線を活用し、迅速な情報交換、伝達訓練の実施
- 一時滞在施設における被災状況や来館者の怪我の有無などを調査するとともに、一時滞在施設としての受け入れの可否の把握
- 帰宅困難者の一時滞在施設への誘導と市内における被害状況の把握
6 実施結果
- 一時滞在施設における通話訓練は約2年ぶりで担当職員も異動等で変更があったが、MCA無線機を活用して、災害対策本部に施設の被災状況等に関する情報提供を行うなど、連携の強化が図れた。
- 災害対策本部である市役所では、各機関からの情報により、市内の被災状況を早急に把握することができた。また、帰宅困難者の一時滞在施設への誘導などの手続きを再確認できた。
- 警察署は、積極的に市内の被災状況を把握するとともに、帰宅困難者の一時滞在施設への安全な誘導に配意した対応に努めた。