帰宅困難者対策訓練2(伊勢丹松戸店との合同訓練)
更新日:2015年3月27日
松戸市では、大規模災害が発生した場合における「松戸駅周辺帰宅困難者等対策協議会」を設置し(平成25年7月に設立)、公共交通機関・大規模集客施設・大学などの関係機関と対策・対応を検討しています。
協議会に参加している伊勢丹松戸店と訓練を行ったので、訓練内容・結果を報告します。
1.訓練目的
松戸駅に近く、日常的に多数のお客さまが来店していている伊勢丹松戸店では、地震災害が発生した場合、帰宅困難者が発生する可能性が高いことが予想されます。そのため、そのような災害が発生した場合に備えて、伊勢丹松戸店では、組織を挙げて全社的に「3.11」を教訓にして「総合地震災害対策訓練」を実施しています。
本年度は、より実際的、具体的な訓練を目途に、災害発生時における自社の訓練(災害対策本部の立ち上げ、被害状況収集、備蓄品の確認等)にあわせて、市役所(危機管理課)と連携して、帰宅困難者等対策協議会の検討項目にあります、情報連絡体制の確立、帰宅困難者の安全確保等を目的として、帰宅困難者への対応、市役所との情報交換などをFAX等を活用して訓練を行い、連携の強化、幅広い対応策の検証を行うこととしました。
2.訓練想定
東京を震源とする地震(松戸市は、震度6)が発生。店内には、約600名のお客さんが買い物をしていたが、地震規模が大きく、お店の営業続行ができなくなり、帰宅困難者も多数発生したという想定で訓練を実施しました。
3.訓練の日時
- 平成26年3月11日(火曜)午前9時30分~同10時までの間
4.訓練場所
- 伊勢丹松戸店及び市役所(危機管理課)内
5.訓練内容
- 伊勢丹松戸店の訓練
・建物の被災確認、負傷者(来訪者、従業員)の状況確認訓練
・来訪者を店内などの安全な場所への誘導訓練
・来訪者、従業員への被災状況の伝達訓練 - 市役所(危機管理課)との訓練内容…帰宅困難者対策訓練
・FAXによる情報交換、伝達訓練
・帰宅困難者を想定しての対応要領の確認訓練
6.実施結果
- 情報を早く、正しく伝達するために情報伝達手段としては、FAXを活用したが、良好に繋がり、確実に伝達することができた。
- 訓練時間が短いため、情報伝達回数も2~3回に押さえたが、相互の連絡は効率的に行うことができた。
- 今回の訓練は、情報交換と伝達訓練だけで、実際に帰宅困難者の避難誘導などがなかったため、さらに実際に即した訓練の必要性が課題として残った。