【合同】帰宅困難者対策訓練28(千葉大学園芸学部、聖徳大学、日本大学松戸歯学部、流通経済大学、新松戸中央総合病院、新東京病院、松戸警察署、松戸東警察署との合同訓練)【令和3年9月1日】
更新日:2021年9月2日
松戸市では、大規模災害が発生した場合における対応として、「松戸駅周辺帰宅困難者等対策協議会」及び「新松戸・幸谷駅周辺帰宅困難者等対策協議会」を結成しておりますが、市内大学、病院、松戸警察署及び松戸東警察署との合同訓練を行ったので、訓練内容・結果を報告します。
実施目的
大規模災害が発生すると、公共交通機関が運行を停止し、市内各大学に通学する学生等も帰宅困難者となります。また、市内各地において、怪我人も発生することから、主要な病院及び警察署等の関係機関との連携を強化するとともに情報交換、情報共有を行うなどにより効果的な帰宅困難者対策を推進するため、MCA無線機を活用した通信訓練を実施したものです。
訓練想定
首都圏北部を震源とするM7の直下型地震が発生し、松戸市内において震度6強を観測した。これに伴い市内では、鉄道が運行を停止するとともに、道路において大規模な渋滞が発生するなど、多くの公共交通機関の運行に支障が生じた。その結果、鉄道等を使って通勤・通学している人々の帰宅手段が閉ざされ帰宅困難者が発生した。これに伴い、市役所に災害対策本部を設置し、市内大学、病院、松戸・松戸東両警察署との情報交換、各種対応を図る想定としました。
訓練日時
令和3年9月1日(水曜)午後2時00分頃から同3時00分頃まで
訓練参加機関
- 千葉大学園芸学部
- 聖徳大学
- 日本大学松戸歯学部
- 流通経済大学
- 新松戸中央総合病院
- 新東京病院
- 松戸警察署
- 松戸東警察署
- 松戸市役所(危機管理課)
訓練内容
- MCA無線を活用し、迅速な情報交換、伝達訓練を実施する。
- 各大学では、建物等施設の被害状況や構内に滞在する教職員や学生の状況等を災害対策本部に連絡するなど、緊密な連携を図りました。
- 病院では、被災状況の連絡や負傷者の手当てに関する情報提供など、被災者対策を実施する上での効果的な連携を図ることができました。
- 両警察署では、市内の被災状況を把握し、災害対策本部との情報共有に努めるなど、迅速な初動対応を行うことができました。
実施結果
- 警察署を除き、約2年ぶりの通信訓練でありましたが、通話も比較的スムーズで、災害対策本部に対し各種情報を提供するなど、効果的な訓練が実施できました。
- 両警察署は、常時無線通話を行っているため、機器の取り扱いも優れており、積極的に災害対策本部との情報共有を行うとともに、迅速な初動対応を実施するなど、連携強化が図られました。
- MCA無線機は、平素使用しないが、各機関との連携強化を図るため、今後も定期的・計画的な通信訓練を実施する必要性を感じました。
