【合同】帰宅困難者等対策34(一時滞在施設グループとの合同訓練)【令和7年10月3日】
更新日:2025年10月8日
松戸市では、大規模災害が発生した場合における対応として、「松戸駅周辺帰宅困難者等対策協議会」及び「新松戸・幸谷駅周辺帰宅困難者等対策協議会」を結成しております。本協議会の委員のうち、下記の訓練参加機関とMCA無線機の通信訓練を実施しましたので、訓練内容・結果を報告します。
実施目的
大規模災害が発生し、公共交通機関が運行を停止した場合、駅周辺及び大規模集客施設等においては多くの帰宅困難者等が発生するため、一時滞在施設を開設して対応することとなります。そこで、これらの関係機関との連携強化とともに、MCA無線機による情報交換、情報共有方法の習熟を目的に訓練を実施した。
訓練想定
訓練当日の午後2時に、東京湾北部を震源とするM7の直下地震が発生し、松戸市内において震度6強を観測した。市内においては、鉄道が運行を停止するとともに、道路においては大規模な渋滞が発生しているなど、多くの交通状況に支障が生じている。その結果、鉄道等を使って通勤・通学している人々の帰宅手段が閉ざされ、帰宅困難者が発生している。
これに伴い、市役所内に災害対策本部を設置し、市内一時滞在施設及び警察署との情報交換、対応を図ることを想定とした。
訓練日時
令和7年10月3日(金曜)午後2時頃から午後2時45分頃まで
訓練参加機関
- 千葉県東葛飾地域振興事務所
- 千葉県立西部図書館
- 市民会館
- 市民劇場
- 千葉県松戸東警察署
- 松戸市(危機管理課)
訓練内容
- MCA無線機を活用しての迅速な情報交換、伝達訓練の実施
- 一時滞在施設における被災状況や来館者の負傷の有無などを調査するとともに、一時滞在施設としての受け入れの可否の判断
- 帰宅困難者の一時滞在施設への誘導と市内における被害状況の把握
実施結果
- 各機関ともMCA無線機の取り扱いに慣れていたため、比較的スムーズな通話が行われた。
- 限られた時間ではあったが、具体的な想定に基づき訓練ができ、また各機関とも共通認識の醸成が図れた。
- MCA無線機は平素使用しないが、各機関との連携強化を図るため、今後も定期的・計画的な通信訓練を実施する必要性を感じた。


