先天性心疾患修復手術後、遺残心室中隔欠損孔の臨床経過についての臨床研究に対するご協力のお願い

小児心臓血管外科では、当院（旧松戸市立病院含む）で保管している診療情報等を使って、以下のような研究課題を実施しています。
この研究課題で利用する診療情報等の利用については、研究対象者の方の同意が得られていませんが、当院倫理委員会によって「社会的に重要性が高い研究である」等の特段の理由が認められ、実施についての承認が得られています。詳細ついては、下欄の問い合わせ担当者まで直接お問い合わせください。
なお、この研究課題の研究対象者に該当すると思われる方の中で、診療情報等を「この研究課題に対しては利用・提供してほしくない」と思われた場合にも、下欄の問い合わせ担当者までお申し出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
　

先天性心疾患修復手術後、遺残心室中隔欠損孔の臨床経過

2010年から2022年7月までに松戸市立総合医療センター 小児心臓血管外科（旧松戸市立病院 心臓血管外科）で心室中隔欠損症、ファロー四徴症や両大血管右室起始症に対し、心室中隔欠損孔閉鎖術、もしくは心室内血流転換術を受けた15歳未満の患者さん

診断名、性別、手術時の年齢や身体所見（身長や体重等）、出生時体重、在胎日数、既往手術歴、胎児診断の有無、術前症状の記載内容、術前使用薬剤、術前検査（採血、動脈血液分析、心電図、胸部レントゲン検査、心臓エコー検査、CT検査、心臓カテーテル検査等の造影検査）、手術記事（手術方法や人工心肺の詳細等について）、術後検査（採血、動脈血液ガス分析、心電図、胸部レントゲン検査、心臓エコー検査、CT検査、心臓カテーテル検査等の造影検査）、外来や入院時カルテの記載内容、退院時サマリー等　

先天性心疾患に対する心内修復手術後で、遺残心室中隔欠損孔を認めることがあります。しかしながら、その発生率、欠損孔自然閉鎖率や遺残欠損孔に対する再手術についての報告が少ないため、当院で手術を受けられた患者さんの診療録をもとに、術後遺残心室中隔欠損孔の発生率、欠損孔自然閉鎖率や遺残欠損孔に対する再手術について後方視的に検討し評価します。

倫理委員会承認後より、学会発表や論文掲載までの間を予定

松戸市立総合医療センター倫理委員会の承認を受けた研究計画書に従い、お預かりした診療情報等にはご協力者の方の指名や住所などが特定できないよう安全管理措置を講じたうえで取り扱っております。　
　

松戸市立総合医療センター　小児心臓血管外科
担当医師　中山祐樹
電話：047-712-2511（応対可能時間：平日9時から16時）
FAX：047-712-2512