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松戸市 MATSUDO CITY
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松戸市立総合医療センター Matsudo City General Hospital

〒270-2296 千葉県松戸市千駄堀993番地の1

電話:047-712-2511

FAX:047-712-2512


食物アレルギーに関する臨床研究(終了)

更新日:2021年9月10日

対象

2017年1月1日から2020年2月29日までの間に、当院内科・総合診療科に食物アレルギーで通院された方および通院されている方

研究内容

近年成人を含めて食物アレルギー患者は増加しています。現時点で治癒を目指す治療法はなく、アレルギー症状の原因となった食物を特定し、回避・除去を行うことが大原則です。特に回避・除去が難しい食物が原因であった場合、アドレナリン自己注射製剤(エピペン)を処方し、アナフィラキシー症状出現時に自己注射していただいています。
食物アレルギーは、食物中のアレルゲンとマスト細胞のIgEが結合することで生じます。そのため食物アレルギーの原因を調べるために、血液検査で食物(粗抗原)に対するIgEを測定するのが一般的です。しかし、食物には様々なタンパク質(コンポーネントといいます)が存在しており、IgEが陽性になってもその中のどのコンポーネントが陽性であったかはわかりません。様々な食物で構造の似たタンパク質を持っているため、食べても症状は出ないのにIgEが陽性になってしまい、本来回避する必要がないのに除去するよう指導されることもあります。一方で、構造の似たタンパク質を有する様々な食物でアレルギー症状を生じる方もいますが、どうして様々な食物でアレルギー症状が出るのか不安に思われています。原因となったコンポーネントを測定することで、除去・回避すべきか加熱等で対処できるか、どのグループの食物にアレルギー症状が出るのかなど理解が進み、不安を取り除くことにつながります。保険適用で測定できるアレルゲンコンポーネントは徐々に増えてきていますが、まだ少ないのが現状です。ImmunoCAP ISAC S-IgE112は112種類のアレルゲンコンポーネントをわずかな血清で測定できます。本当にアレルギー症状を起こしているコンポーネントが何かを検査することで、患者医師双方の理解が深まり、生活の質を向上することができると考えています。そのため地域基幹病院としてこのような臨床研究を計画いたしました。

実施方法

2017年1月1日から2020年2月29日の保存血清中のアレルゲンコンポーネントをImmunoCAP ISAC S-IgE112で測定します。

研究結果の報告

外来受診時に患者さん本人に検査結果を報告します。また結果を誰のものか特定できない形で学会・論文にて報告します。

同意の撤回

同意の撤回は2020年2月29日まで可能です。

研究責任者

松戸市立総合医療センター 内科 高橋健太郎

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