激しく優雅に伝統の舞「松戸の三匹獅子舞」
更新日:2016年11月8日
平成28年9月から10月にかけて、和名ケ谷・上本郷・大橋の3カ所で「三匹獅子舞」が行われ、伝統の舞が披露されました。起源や由来ははっきりとは分かっていませんが、三匹獅子舞は五穀豊穣と悪霊退散を祈って古くから続けられています。普段は静かな神社で毎年この時期に披露される勇壮な舞は、地域に息づく伝統を未来に引き継いでいます。
和名ヶ谷(日枝神社)
平成28年9月20日から22日にかけて行われました。獅子には、市立松戸高校の生徒が獅子となって舞を披露しました。雌獅子を舞った同校の相羽芳浩さんは「最初の練習のときは全く形が分からなかったけど、反復練習でできるようになりました。観客の皆さんがいたので多少緊張しましたが、楽しかったです」と充実した表情で話してくれました。
参道はお祭りのにぎわい
上本郷(風早神社・明治神社)
平成28年10月9日に行われました。獅子を長時間にわたって演じるため、激しく体力を消耗します。若手が舞う上本郷の獅子舞では、まだ慣れない舞と衣装に苦労しながらも、立派に長時間の舞を演じ切り、観客から大きな拍手が起こっていました。
風早神社の参道をゆっくり歩く
大橋(胡録神社)
平成28年10月29日・30日に行われました。他の獅子舞と比べると動きは控えめですが、三匹の息がぴったりと合った舞からは、優雅さを感じられます。赤い面をかぶった猿に触ることができるのも大橋の獅子舞の特徴。子どもたちは怖がりながらも猿にちょっかいをかけては逃げ回っていました。とてもアットホームな雰囲気の中で行われた舞でした。
猿は子どもに大人気
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