お出かけに活躍する地域の足「松戸市コミュニティバス実証運行・松戸新京成バス松高線延伸記念式典」
更新日:2017年12月14日
ぴかぴかのバス、きれいなラッピング、見ているだけでわくわくしますね。
新しい地域の足に期待が高まりました。
平成29年12月10日(日曜)、青空の下で「松戸市コミュニティバス実証運行・松戸新京成バス松高線延伸記念式典」が行われました。(実証運行とバス路線の延伸は、12月16日(土曜)からです。)
コミュニティバスは、地域の交通利便性を向上させます。高齢者を含む全ての方々のお出かけの足として、活躍することでしょう。また、12月27日(水曜)に移転・開院する「松戸市立総合医療センター」へのアクセスもよくなります。
たくさんのお祝いの声
本郷谷市長は、「松戸市は、民間の事業者様がたくさん運行してくださっているおかげで、もともと電車・バス等の交通網が充実している地域といわれていました。しかし、時代の変化とともに、今までとは違った交通手段を検討する必要が出てきました。このコミュニティバスを活用することで、高齢者をはじめとした地域の方々が楽しく外出できる街になれば」とあいさつしました。
松戸新京成バスの原代表取締役社長は、「コミュニティバスの運行開始と、松高線の総合医療センターへの延伸で、地域の方にこれまで以上に身近に利用していただければ。子どもから高齢者まで移動が便利な街に貢献していきたい」とあいさつされました。
深山能一松戸市議会議長は、「地域や生活に密着した交通機関がこれから必要になってきます。この実証運行で、快適・安全・安心な生活が営めるよう期待しています。運行開始までには、地域の方々のご苦労もたくさんあったと聞いています。ありがとうございます」と感謝を述べました。
「みんなが元気になる公共交通の検討会議」の内山久雄会長は、「元気に暮らせる・外出できる街のために、『モビリティ』の確保が大事だと考えてきました。地域と行政が協力して運行にこぎつけたこのコミュニティバス、これからは『地域と行政で育てる』ことが大事になると考えています。コミュニティバスの良いモデルになれば」と期待を語りました。
また、地域住民代表としてあいさつされた馬橋地区長の恩田忠治さんは、「中和倉地区は、起伏が大きく交通が不便だといわれていた地域ですが、コミュニティバスの運行で便利になると思う。実証運行に地域として協力していきたい」と抱負を語りました。
本郷谷市長
原松戸新京成バス代表取締役社長
深山市議会議長
「みんなが元気になる公共交通の検討会議」内山会長
恩田馬橋地区長
松戸市コミュニティバス(中和倉コース)の概要
松戸市初のコミュニティバスです。
実証運行開始は、平成29年12月16日(土曜)を予定しています。
わかりやすい均一運賃180円、乗り降りしやすいバリアフリー車両、狭い道も通れる小型バスで、子どもから高齢者まで皆さんに親しまれ、喜んでいただけるバスを目指しています。
このコミュニティバスは、民間の路線バスの運行が困難な地域において、地元住民の協力により実現する"地域のための公共交通"です。松戸市における採算性・有効性・利便性等を検証していきます。
- 毎日午前7時から午後9時頃運行
- 均一運賃(現金180円・ICカード175円)
シルバー割引(割引証が必要)、小学生・障がい者・介護者は半額 - 松戸市立総合医療センターを始発・終点とする、右回り・左回りのルート(循環バスではありません)
※時刻表・シルバー割引証・ルートの詳細等は、このページ下部の「関連リンク」でご覧ください。
県立松戸高校芸術科生徒によるオリジナルデザインラッピング
この日お目見えしたコミュニティバスには、見ていて明るい気持ちになれるラッピングが施されています。
このデザインを手がけたのは、県立松戸高校芸術科2年の本多マミさんです。
「お出かけしたくなるバス」というコンセプトでデザインしたという本多さんは、「いろんな人に使ってもらえるようなバスになれば」とコミュニティバスの活躍に期待していました。
また、「右側の大きく虹がかかっているところがお気に入りです。窓にかかるところまでラッピングしてもらえてうれしいです」と語ってくれました。
窓の部分や天井付近まで大きくラッピングされたこのデザイン、流れ星に混ざって松戸にゆかりのある「梨」も飛んでいるとか。皆さんも見かけたら探してみてくださいね。(交通安全第一ですよ!)
松戸新京成バス松高線延伸
同じく12月16日(土曜)から、松戸新京成バス松高線も延伸されます。
この路線は、今から45年前、昭和47年にできたバス路線です。昭和54年に県立松戸高校へ延伸され、松戸駅・北松戸駅・県立松戸高校を結ぶ路線として、これまでも大活躍してきました。
今回の延伸で、終点は「総合医療センター」となり、新病院へのアクセスの向上が見込まれます。
試乗会
記念式典の後に、試乗会が行われました。
乗降口は低く、とても乗り降りしやすいバリアフリー車両となっています。
定員は、いす席11人、立ち席24人の合計35人。小さな車体ですが、多くの人がお出かけできます。
運転士の方の慎重なハンドル操作で、これまでのバスでは入りにくかった細い道や曲がりくねった道をすいすいと進みます。
アップダウンの多い地域でも活躍しそうですね。
逆回りバスとのスムーズなすれ違い。今後よく見る街の風景になるかもしれませんね。
関連リンク
松戸新京成バス:停留所の新設と名称変更・系統の新設・ダイヤ改正(12/16)

