小児の肺炎球菌感染症予防接種
更新日:2024年10月1日
肺炎球菌感染症とはどんな病気?
肺炎球菌は、子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、体力や抵抗力が落ちたときに、中耳炎・副鼻腔炎・肺炎・菌血症・髄膜炎といった病気を引き起こします。肺炎球菌にかかりやすいのは、生後3か月以降から5歳くらいまでです。
肺炎球菌による化膿性髄膜炎は、ワクチン導入前、年間150人前後が発症していると推定されていました。致死率や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅延など)の頻度は、Hibによる髄膜炎より高く、約21%が予後不良とされています。
肺炎球菌感染症の予防効果
肺炎球菌には、90以上の種類があり、15種類(PCV15)または20種類(PCV20)の肺炎球菌に対して予防効果があります。小児の肺炎球菌による、侵襲性肺炎球菌感染症は、ワクチンの定期接種等が実施される以前の2008~2010年は10万人(5歳未満)あたり約24~26人が罹患していましたが、2022年には、約4.8人と、約8割の患者数の減少が見られています。
対象者・接種回数
生後2か月から5歳未満・接種開始年齢により接種回数が異なります
生後2か月以上7か月未満で開始
- 初回接種3回は、標準的には生後12か月までに終了させてください
- 2回目の接種が生後12か月を過ぎると、接種回数等が異なります
- 追加接種は、標準的には生後12か月から15か月までに終了させてください
生後7か月以上12か月未満で開始
- 初回接種2回は、標準的には生後12か月までに終了させてください
- 2回目の接種が生後24か月を過ぎると、接種回数等が異なります
1歳以上2歳未満で開始
- 60日以上の間隔をあけて2回接種してください
2歳以上5歳未満で開始
- 1回接種のみです
接種方法
「小児肺炎球菌感染症予防接種のお知らせ」をよくお読みになったうえで、松戸市の予診票、予防接種番号、母子健康手帳、氏名・生年月日・住所がわかるもの(健康保険証等)、子どもの医療費助成受給券を持参し、市内の指定医療機関で接種してください。
転入・紛失等で予診票がない方は、こちらの予診票データを印刷してご活用いただくことも可能です。その場合、予防接種番号が必要ですので、未取得の方は事前にお申し込みください。
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