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松戸市教育委員会
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グローバル化に思う

更新日:2020年4月7日

松戸市教育長 伊藤純一

 日本らしい秋を味わえる時節となりました。とは言え、温暖化のせいか、年々厳しくなってくる気象現象への対処の中で、例年とは異なることに違和感を感じながらの二学期となっています。

 この夏の猛暑あるいは酷暑の間、本市の中高生が二つの国際交流事業に参加しています。
 一つは、市立松戸高校生のオーストラリア研修です。

 引率の有村教諭の下、普通科と国際人文科の希望者の中から選抜された10名の生徒が7月17日から27日まで、ビクトリア州ホワイトホース市のクーナン高校などで研修を積んできました。この事業は今年で35年目であり、これまで様々な課題を乗り越えて、続けてこられたことに関係者の皆様に感謝します。

 メルボルン空港に降り立ち、シドニー空港からの帰国まで、高校での毎日の他、ホームスティの日数も確保され、その期間は生徒一人一人が自分だけでホワイトホース市の皆さんとコミュニケーションを取り、生活をしなければなりません。市立松戸高校では3年間で、他にアメリカ合衆国とマレーシアへの海外体験を行っていますが、いずれも若い彼らにとって大きな経験であり、将来への大きな糧となると信じています。

 二つ目は、韓国、大邱廣域市とのスポーツ交流です。毎年の八月に松戸市の中学生が様々なスポーツを通しての国際交流を図る事業です。

 昨年と今年はサッカーでの交流で、今年は、8月6日~9日の期間、大邱廣域市側は、体育会事務所長以下、監督、コーチ等11名と22名の選手でチームを構成し、来日していただきました。松戸市側は、關 俊彦 団長、仁瓶 翔太 監督以下6名のコーチ等と各校からの代表選手22名でチームを構成していただきました。いずれもサッカー協会の熱心な協力の賜です。日程の二日目、専修大学松戸高校のグランドを会場にして熱戦を繰り広げられました。熱中症が心配される猛暑の中、時間を短縮しての試合でしたが、結果は1勝1敗でした。

 そしてこの夏には、交流事業ではありませんが、グローバルな社会に生きるための一つとしての「スピーチコンテスト」も二つありました。いずれも市民劇場で行われましたが、まずは、8月17日に行われた「松戸市高校生英語スピーチコンテスト」です。公益財団法人松戸市国際交流協会の主催で行われるこのコンテストには、松戸市在住及び市内高校に在籍の高校生から14名の参加がありました。

 一人一人からの主張が英語で発表されました。「兄弟」「友情」「英語の学習」と言った身近なものから「子どもの貧困」「性的被害」「LGBT」「障害」「震災」「環境問題」と言った複雑で深刻なものまで様々なテーマについて、見事な“Critical Thinking”による内容で感心させられました。市長賞の吉田真帆さん(法政大学国際高等学校)themeは“Let's Reduce Plastic on Our Planet”以下5名の受賞があり、来年の3月に予定しているホワイトホース市(姉妹都市)派遣の候補者となります。

 中学生を対象としては8月23日に「松戸市中学校英語発表会」が実施されました。暗唱の部には、各学校からの代表者(1年21組 2年22名 3年20名)が練習の成果を発表しました。高校生と同じようなスピーチの部には20名の生徒が発表しました。

 3年暗唱の部では中村水咲さん(栗ケ沢中学校)、スピーチの部では片野仁愛さん(専修大学松戸中学校)がそれぞれ1位を獲得されました。

 現在、松戸市には、100ヶ国からの皆さんが市民として生活されています。日本も入れると101ヶ国から集まった市民が力を合わせて、松戸市の日々の生活を創っています。日本国内でも、出身地により生活や文化の在り方にはぞれの違いがありますが、多くの国の人たちはより大きな異なりを感じながらの毎日のはずです。
 
 これからの社会はグローバル化がますます浸透してきます。そこでは、自分とは異なる価値観や考え方の人たちと如何に融合して生活を送ることが出来るか、と言う能力が必要になります。自分とは異なるものを受け入れる力、異なる価値観を許容する力、理解する力が必要になります。
 
 今、ワールドカップ真っ只中のラグビーも多様性が尊重されるスポーツとして世界に広まっています。松戸市も多くの国からの人々と手をつないで、松戸市の発展のために、文化の向上、子どもたちの成長のために頑張っていきたいと思います。
 
 宜しくお願いします。

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