感染症内科
更新日:2025年4月18日
ICT(感染対策チーム)による院内チェックの様子
感染症内科について
感染症内科部長 高柳 晋
感染症内科は、現在、当院で診療されている下記対象疾患の方を対象に、様々な診療科・部門と連携の上で診療を行っております。(当科に入院のご相談はお引き受けしておりません。)
- 一般感染症(細菌・ウイルス・真菌・寄生虫・結核・非結核性抗酸菌症)
- HIV感染症
- 輸入感染症
医療機関の方へ
現在、院内からの紹介のみとなっております。
各医療機関からのご紹介につきましては、受け入れ体制が整い次第、ご案内させていただきます。
特色
感染症治療の他に下記の活動を行っています。
ICT(感染制御チーム)
院内で感染症のアウトブレイクが発生しないよう、病院内の抗菌薬の使用状況、微生物分離状況、環境整備などをモニタリングしています。
アウトブレイク発生時には、迅速にアウトブレイクが収束するように対策を講じます。医師・看護師・薬剤師・検査技師など多職種がチームとなり活動をしています。具体的な活動内容は下記の通りです。
- ICTラウンドの実施
- 院内における感染症の発生状況の把握
- AMR検出状況の把握
- アウトブレイク監視
- アウトブレイク発生時の対応
- 院内感染対策マニュアルの定期的な見直し、改訂
- 感染防止のための教育・啓発
- 全国サーベイランスへの参加
- 他医療機関との連携
AST(抗菌薬適正使用支援チーム)
薬剤耐性菌(AMR)は抗菌薬の不適切な使用などにより増加すると考えられています。抗菌薬の適正使用を推進することでAMR発生の抑制や、不適切使用に伴う有害事象の発生を減らすことを目標としています。ICT同様、多職種によるチームで活動をしています。具体的な活動内容は下記の通りです。
- 抗菌薬の使用状況のモニタリング
- 抗菌薬選択、投与量、投与期間に関するコンサルテーション
- 抗菌薬が長期間使用されている患者への診療支援
- 血液培養などが陽性となった患者への診療支援
- 培養検査の施行状況のモニタリング
- 抗菌薬使用指針の作成および更新
- 抗菌薬適正使用に関する教育・啓発
- 採用抗菌薬の定期的な見直し
- 他医療機関との情報共有と連携
地域支援
地域の医療機関や老人ホームなどで、新型コロナウィルスなど感染症の蔓延終息のための対策立案を目的として、各施設に訪問しています。
また、感染症の蔓延が生じないための対策指導も行っています。
スタッフ紹介
高柳 晋(部長、平成20年卒)
専門分野 | 一般感染症 |
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資格 | 医学博士 |
浅野 裕一朗(医長、平成22年卒)
専門分野 | 一般感染症 |
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資格 | 日本感染症学会感染症専門医 |
病院広報誌に掲載中
病院広報誌ペアレターVol.12に掲載しています。ぜひご覧ください。
お問い合わせ
松戸市立総合医療センター
千葉県松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511 FAX:047-712-2512
