アレルギー科
更新日:2025年4月21日
アレルギー科について
アレルギー科部長 海辺 剛志
日本アレルギー学会の認定教育施設の指定を受けています。複数のアレルギー疾患を抱えている人も多く、総合的な診療を行っています。総合病院の強みを生かし、耳鼻いんこう科、皮膚科などと連携をとっています。
受診案内(完全紹介予約制)
主な対象疾患
- 気管支喘息
- アナフィラキシー
- 食物アレルギー
- 薬剤アレルギー
※小児は除きます
診療内容
気管支喘息
気管支喘息は吸入ステロイドの普及により、90%以上の患者さんで良好なコントロールが得られるようになりました。しかし、一部の患者さんでは発作を繰り返し、しばしば救急外来を受診し、入院を余儀なくされます。当科では血液検査や呼気NO検査、呼吸機能検査などを用いて喘息の診断や評価を行い、コントロールが不十分であればその原因について、患者さんの生活背景や吸入手技なども考慮しながら指導を含めた治療を行います。慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎を合併している患者さんでは、喘息が重症となりやすいため、必要に応じて耳鼻咽喉科とも連携して診療を行います。重症喘息の患者さんでは生物学的製剤により治療成績が向上しております。
アナフィラキシー・食物アレルギー・薬剤アレルギー
アナフィラキシーは、何らかの刺激により急速に生じるアレルギー症状で、循環器症状や呼吸器症状なども起こり得ます。生命にかかわることもあり、アナフィラキシーの原因を調べることはその後の人生を安全に、安心して過ごすために非常に重要です。主に薬剤や食物などが誘因となります。当科では皮膚テスト(プリックテスト、皮内テスト)やチャレンジテスト(負荷試験)を行い、アナフィラキシーの原因や、投与して問題のない薬剤を調べています。皮膚テストは安全性が高く外来で行いますが、チャレンジテストはアナフィラキシーのリスクを考慮し、原則入院で行っています。アナフィラキシーで亡くなる方の3分の2は、病院に到着する前に亡くなっています。そのためアナフィラキシー発症時にすぐに対処できるよう、特効薬である自己注射アドレナリン製剤(エピペン)を処方しています。
また、薬剤による刺激後、緩徐に生じるアレルギーの検査として、パッチテストを行っています。(金属アレルギーの検査は行っていません)
スタッフ紹介
海辺 剛志(部長 兼リウマチ科部長 兼総合診療科部長、昭和63年卒)
専門分野 | アレルギー・リウマチ・膠原病 |
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資格 | 医学博士 |
高橋 健太郎(部長代理 兼健康管理室室長、平成15年卒)
専門分野 | アレルギー・リウマチ・膠原病 |
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資格 | 医学博士 |
松木 彩子(医長、平成20年卒)
専門分野 | アレルギー・リウマチ・膠原病 |
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資格 | 医学博士 |
病院広報誌に掲載中
お問い合わせ
松戸市立総合医療センター
千葉県松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511 FAX:047-712-2512
