糖尿病・代謝 ・内分泌内科
更新日:2024年7月2日
糖尿病・代謝・内分泌内科について
糖尿病・代謝 ・内分泌内科部長 田代 淳
内科のなかで糖尿病をはじめとして代謝疾患、ホルモンに問題が生じた内分泌疾患をお持ちの患者さんの診察をしています。
代謝疾患とは、身体活動の最も基本的な体内で起こる化学反応である代謝に問題が生じた病気のことで、代表的なものに糖尿病や脂質異常症があります。糖分は私たちの身体にとって、活動するために必要なエネルギーをもたらすもので、その流れによどみが生ずることで高血糖、糖尿病が起こります。その原因は多岐にわたり、病気の療養のためには病気の仕組みを患者さんに知っていただき、一緒に対処していくことが求められます。そこで専門的かつ生活全般にもかかわる総合的な対応が必要になります。そこで当センターでは生活相談、栄養相談、教育入院などの全人的な対応を多くのスタッフとともに行います。
また、お薬(内服薬、注射薬)の対応なども専門的に対処していきます。
脂肪も私たちの身体にとっては細胞の基礎やホルモンを作ったりエネルギー源になったりする大切な栄養素です。これらも家族性高コレステロール血症のような重症かつ動脈硬化をきたしやすいものなど、専門性が要求される疾患を中心に、生活相談、栄養相談、薬物治療などに関わっています。また、高尿酸血症など他の代謝疾患への対応も行っています。
内分泌疾患はホルモンと呼ばれる血液中を行き交う身体全体の調節物質に異常(欠乏や過剰など)をきたす病気です。ホルモンは甲状腺ホルモンや副腎皮質(ステロイド)ホルモンなど大変多くのものがあります。これら内分泌疾患は高血圧、糖尿病など日常的によくみられる病気に隠れている場合もしばしばあり、しっかりと診断し適切な対応が必要な場合があります。当院では専門スタッフによる診断と治療を行っています。
受診案内
外来担当医表をご確認ください。
受診に関する関連リンク
主な診療
糖尿病にかかる診療
1型糖尿病(インスリンを出すβ細胞の分泌がおちインスリンが必要となる疾患)の専門的治療・インスリンポンプ含むコントロール不良の糖尿病 生活指導栄養指導専門的対応治療法の調整・糖尿病クリティカルパス教育入院急性合併症 糖尿病性意識障害 難治性の合併症に関わる入院での専門的診療脂質異常症 難治性脂質異常症、家族性高コレステロール血症などの専門的治療
内分泌・代謝疾患
内分泌疾患では、甲状腺疾患が多く、診断、治療方針を決めるために積極的に超音波検査、細胞診等を行なっております。また比較的まれなホルモン異常症の診断のため種々の負荷試験を行っております。代謝疾患では糖尿病が多く、糖尿病教室を栄養士、保健師、看護師と協力し行なうとともに、松戸市医師会、市役所と連携して市民への教育、啓蒙活動を積極的に行なっております。高脂血症などいわゆる生活習慣病については、保健指導、食事指導を多く実施しております。
- 甲状腺疾患に関する専門的診療
バセドウ病・甲状腺機能低下症・甲状腺腫瘍(超音波診断および細胞診による診断)など - 副腎疾患に関する専門的診療
原発性アルドステロン症・副腎不全など - その他 下垂体疾患・副甲状腺疾患などの内分泌疾患についての総合的診療
研修認定施設等
日本内科学会、日本内分泌学会の認定教育病院の指定を受けています。
スタッフ紹介
田代 淳(副院長 兼 糖尿病・代謝・内分泌内科部長 兼 栄養管理室長、昭和60年卒)
専門分野 | 代謝(脂質異常症・肥満症) |
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資格 | 日本内科学会認定医 |
時永 耕太郎(副院長 兼内科部長、昭和62年卒)
専門分野 | 内分泌疾患 |
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資格 | 日本内科学会総合内科専門医・指導医 |
大久保 友子(医長、平成25年卒)
専門分野 | 内分泌・代謝疾患 |
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資格 | 日本内科学会認定内科医 |
黒田 裕太(医長)
専門分野 | 内分泌・代謝疾患 |
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友藤 仁美(医員)
専門分野 | 内分泌・代謝疾患 |
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馬場 雄介(非常勤医)
お問い合わせ
松戸市立総合医療センター
千葉県松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511 FAX:047-712-2512