RSウイルス感染症定期予防接種
更新日:2026年3月25日
令和8年4月1日から、RSウイルス母子免疫ワクチンが定期接種に加わります。
詳細は随時更新予定です。
RSウイルス感染症とは
RSウイルスは特に小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が、少なくとも1度は感染するとされています。感染すると、2~8日の潜伏期間ののち、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続き、一部では気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。2010年代には、生後24か月未満の乳幼児における年間のRSウイルス感染症発生数は12万人~18万人であり、3万人~5万人が入院を要したとされています。また、入院例の7%が何らかの人工換気を必要としたとする報告もあります。
RSウイルスの流行には季節性があり、新型コロナウイルスの流行以前は秋冬に流行が見られましたが、近年は夏に流行がみられています。接触・飛沫感染により伝播するため、手洗いや手指衛生といった基本的な感染対策が有効です。治療は症状に応じた治療(対症療法)が中心で、重症化した場合には酸素投与、点滴、呼吸管理などを行います。
母子免疫ワクチンとは
生まれたばかりの乳児は免疫の機能が未熟であり、自力で十分な量の抗体をつくることができないとされています。母子免疫ワクチンとは、妊婦が接種すると、母体内で作られた抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、生まれた乳児が出生時から病原体に対する予防効果を得ることができるワクチンです。
ワクチンについて
ワクチンの種類・名称
組換えRSウイルスワクチン(ファイザー社のアブリスボ)
ワクチンの効果
| 生後90日時点 | 生後180日時点 | |
RSウイルス感染による |
6割程度の予防効果 | 5割程度の予防効果 |
| RSウイルス感染による 医療受診を必要とした 重症下気道感染症(※)の予防 |
8割程度の予防効果 | 7割程度の予防効果 |
ワクチンの安全性について
ワクチンの接種後に副反応がみられることがあります。
主な副反応には、接種部位の症状(疼痛、腫脹、紅斑)頭痛、筋肉痛があります。
ワクチン接種による妊娠高血圧症候群の発症リスクに関して、薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧症候群の発症リスクは増加しませんでした。海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加したというものもありますが、解釈に注意が必要であるとされています。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
| 発現割合 | 主な副反応 |
| 10%以上 | 疼痛(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%) |
| 10%未満 | 紅斑、腫脹 |
| 頻度不明 | 発疹、蕁麻疹 |
接種に注意が必要な方
・接種によって妊娠高血圧症候群の発症リスクが上がるという報告もあるため、妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方や、今までに妊娠高血圧症候群と診断された方
・筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方
対象者
接種時点で、妊娠28週0日から36週6日までの妊婦の方
過去の妊娠時に組換えRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)を接種したことのある方も対象です。
個人通知:翌月妊娠28週となる方に送付予定
接種回数
妊娠ごとに1回(筋肉内に接種)
接種方法
「RSウイルス感染症予防接種のお知らせ(PDF:233KB) 」をよくお読みになったうえで、予防接種番号、母子健康手帳、氏名・生年月日・住所が確認できるもの(マイナンバーカードなど)を持参し、市内の指定医療機関で接種してください。
※予診票は、市内の指定医療機関に設置してあります。
また、下記のダウンロード版予診票を印刷してご活用いただくことも可能です。
※予防接種番号がない方は、予防衛生課に事前にご連絡ください。
※市内の指定医療機関は、決定次第公開いたします。
市外で接種を受ける場合
下記ページをご確認ください。
健康被害救済制度について
万が一、定期予防接種による健康被害が生じ、厚生労働省が予防接種法に基づく定期の予防接種によるものと認定したときは、健康被害救済の対象となります。
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