聞こえの支援事業
更新日:2025年4月4日
「聞こえづらさ」感じていませんか?(加齢性難聴)
年齢を重ねることで徐々に進行する聴力低下のことを「加齢性難聴」といいます。
一般的に40歳代から聴力低下が始まり、65歳を超えると聞こえづらさを感じる人が急激に増え、75歳以上では約半数の方が聞こえにくさを感じているといわれています。
難聴による影響には以下のようなものがあり、また認知機能にも影響をもたらす可能性があると言われています。
- 危険を察知する能力が低下する
- 家族や友人とのコミュニケーションがうまくいかなくなる
- 必要な音が聞こえず、社会生活に影響を及ぼす
- 社会的に孤立し、うつ状態に陥ることもある
耳にやさしい生活を心がけることで難聴を予防し、「聞こえ」が気になったら早めに耳鼻咽喉科医に相談するようにしましょう。
聞こえの支援事業とは
松戸市では、令和7年4月より「聞こえの支援事業」を開始します。
普及啓発により自らの聞こえの大切さに気付き、生活習慣の改善や難聴の早期発見、早期受診を勧めることにより、介護予防や社会参加の促進を図ります。また、難聴が疑われる人が、早期に補聴器相談医や耳鼻咽喉科医を受診、認定補聴器専門店等で適切な補聴器購入をすることにより、聞こえの改善を図る仕組みを構築します。
普及啓発
高齢者いきいき安心センターが開催する教室(認知症予防教室等)
高齢者いきいき安心センターが実施する教室の中で、聞こえに関する事前アンケートや、聞こえに関する講話、言語聴覚士等による相談を取り入れて実施していきます。
開催日時等は各高齢者いきいき安心センター(地域包括支援センター)にお問い合わせください。
健康推進課が開催する教室(フレイル予防一体的推進事業)
フレイル予防の教室の中で、聞こえに関する講話を行います。
その他普及啓発
各種イベントや講演会での周知、松戸市ホームページやMyらいふ手帳(介護予防手帳)での周知・啓発を行います。
早期発見
高齢者いきいき安心センターが開催する教室(認知症予防教室等)
聞こえに関するチェックを実施します。また、該当者には耳鼻咽喉科医への受診勧奨を行います。
健康推進課が開催する教室(フレイル一体的推進事業)
講話の中で、聞こえに関するチェックについて紹介しています。該当した場合は耳鼻咽喉科医を受診しましょう。
早期受診
聞こえにくさを感じたり、聞こえに不安を感じたら、耳鼻咽喉科医への受診を検討しましょう。
聞こえづらさの原因は年齢以外にも耳垢や中耳炎といったこともあり、これらは治療で聞こえが良くなる可能性があります。早めに耳鼻咽喉科医に相談しましょう。
医師による証明書が発行された方のうち、助成要件に該当した場合は、補聴器購入の一部助成が利用できます。
詳細は下記リンクをご確認ください。
フォローアップ
補聴器を装用された方が、効果的に長く補聴器をつけ続けられるよう、耳の聞こえに合わせた補聴器の調整、および定期受診勧奨を行います。
また、フォローアップアンケートを使用し、受診の勧奨を行います。
データ分析
聞こえの支援事業に参加・協力された対象者の聞こえのアンケートによる活動意欲・行動の変化の調査分析を行い、聞こえの支援に活かしていきます。
添付ファイル
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