認知症
認知症を予防できる街まつど・認知症になっても安心して暮らせる街まつどを目指します!
令和5年6月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が成立しました。
松戸市では、認知症の人が尊厳を保持しつつ希望をもって暮らすことができるよう、認知症施策を推進していきます。
認知症とは
「認知症」とは様々な病気により、脳の神経細胞が変化し、記憶や判断力などの認知気泡が低下して、社会生活に支障をきたした状態のことをいいます。
高齢化の進展とともに、認知症や認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)と診断される人は増えています。
認知症の症状
認知症の症状は大きく「中核症状」と「周辺症状」に分かれます。
中核症状
中核症状は脳細胞の変化によって直接現れる症状で、物忘れ(記憶障害)、二付けや場所がわからなくなる(見当識障害)、料理の手順がわからない(実行機能障害)などが含まれます。
周辺症状
周辺症状は、中核症状に加え本人の性格や生活環境、人間関係が影響して現れる二次的な症状で、抑うつ、徘徊、妄想、幻覚、暴言暴力などが含まれます。
認知症かな?と思ったら
担当の地域包括支援センターやかかりつけ医にご相談ください。
「認知症とともに生きる希望宣言」
ひと足先に認知症になった私たちからすべての人たちへ
- 自分自身がとらわれている常識の殻を破り、前を向いて生きていきます。
- 自分の力を活かして、大切にしたい暮らしを続け、社会の一員として、楽しみながらチャレンジしていきます。
- 私たち本人同士が、出会い、つながり、生きる力をわき立たせ、元気に暮らしていきます。
- 自分の思いや希望を伝えながら、味方になってくれる人たちを、身近なまちで見つけ、一緒に歩んでいきます。
- 認知症とともに生きている体験や工夫を活かし、暮らしやすいわがまちを、一緒につくっていきます。
(一般社団法人日本認知症本人ワーキンググループが、2018年11月に発表)
目次
認知症に関わるイベント
「認知症」と「耳の聞こえ」のつながりについてわかりやすくお伝えします。
また、理学療法士の資格を持つ講師をお呼びし、楽しく簡単にできる認知症予防のための脳トレもご紹介いたします。
認知症ガイドブックについて
認知症の方やそのご家族が地域で安心して生活することができるように、認知症に関する情報や、認知症の状態に応じた適切なサービス提供の流れを示す「認知症ガイドブック(松戸市版認知症ケアパス)」を作成しました。
認知症のチェックをしませんか
携帯電話やパソコンを使って、簡単に認知症チェックが出来ます。
認知症を予防できるまち まつどプロジェクト
松戸市では医療・介護連携に基づく軽度認知症の早期把握及びケアマネジメントに重点的に取り組んでいます。
認知症の方への安全対策を実施しています
認知症等によって行方不明になった高齢者の安全を確保し、ご家族や介護をする方の負担を軽減することを目的に、「高齢者の見守りシール」の支給を始めました。
松戸市あんしん一声運動~オレンジ声かけ隊、オレンジ協力員になりませんか?~
普段の生活の中で手助けが必要な高齢者を見かけた時に、「何かお困りですか?」「お手伝いしましょうか?」と声をかけ、高齢者を地域全体で温かく見守っていくことを目指した運動です。
「松戸市いきいきメール」について(「予防・健康」のページに飛びます)
オレンジ声かけ隊の方が登録する「松戸市いきいきメール」についてはこちらからバックナンバーが見れます。
高齢者の方を対象にした、日常生活の健康・予防情報も受け取れます。
防災行政用無線を活用した徘徊高齢者探索のご協力をお願いします
認知症で行方不明になった高齢者を早期に保護することを目的に、防災行政用無線を利用した行方不明者についての放送を行っています。
認知症が疑われる方や認知症の方は、認知症初期集中支援チーム(オレンジサポートチーム)にご相談ください
認知症サポート医と医療・介護・福祉の専門職がチームとなって、認知症が疑われる方や認知症の方及びそのご家族に対し、お困り事に一緒に対応したり、必要な支援機関につながるよう初期の支援を集中的に行うチームです。
若年性認知症のこと
認知症は高齢者に多い病気ですが、年齢が若くとも発症することがあり、65歳未満で発症する認知症を「若年性認知症」といいます。働き盛りの年代で発症するため、ご本人だけでなく、ご家族の生活にも影響が多いと考えられ、早期に気づき、早い対応が必要です。
