市民の声(令和6年度)1月受理分
更新日:2025年4月18日
松戸市に寄せられたご意見・ご提案と回答
ごみの分別について
内容
4月から松戸市に引っ越し予定なのですが、ごみの分別が非常に面倒くさそうで引っ越すのが今から嫌になっています。
松戸市はその他のプラスチックと言う分別をしていてもゴミ処理場では可燃ごみと同じ場所で燃やしていると伺いました。細かい分別によりペットボトルなどの燃料として燃えてくれるゴミが少なく温度が上がらないため海外から重油などを購入しているゴミ処理場が日本の何処かには少なくない数存在しているようですが、松戸市はいかがでしょうか。
無駄な分別をさせてはいないでしょうか?広く知られている"汚れを洗ってリサイクル"というのは聞こえはよいですが水の無駄使いや水質汚染などの観点からは問題ないでしょうか?
回答
この件について、廃棄物対策課から回答いたしました。
このたびは、市長メールをいただき、ありがとうございます。
本市では、プラスチック製品や汚れのついた容器包装プラスチックなどを「その他のプラスチックなどのごみ」という分別区分で収集しております。「その他のプラスチックなどのごみ」に関しましては、大部分を市外民間施設において焼却処理しておりますが、一部は民間資源化施設においてガス化し燃料として再資源化するケミカルリサイクルを実施しています。
「その他のプラスチックなどのごみ」を「可燃ごみ」と分けている理由といたしましては、市内に二つあった焼却施設のうちの一つが令和元年度をもって稼働を停止し、新しい施設ができるまでの経過措置として、現在、市内で処理しきれないごみの処理を近隣自治体等に依頼していることが背景としてございます。今後、状況の変化に応じた依頼先の変更を視野に入れると、プラスチックを焼却できない場合もあるため、新しい施設ができるまでは「その他のプラスチックなどのごみ」の分別が必要であると考えております。なお、ご認識のとおり、プラスチックを焼却することで焼却炉の温度を高く保つことができますが、本市の焼却施設は可燃ごみのみの焼却で十分な温度を保つことが可能であり、追加の燃料投入等は行っておりません。仮にそこに多量のプラスチック製のごみを投入すると、温度が上がり過ぎてしまい、焼却炉の構造上ごみの投入を制限する必要も生じ、かえってごみの処理効率が落ちてしまう恐れもございます。
その他にも、令和4年4月1日に「プラスチック資源循環促進法」が施行され、「その他のプラスチックなどのごみ」に含まれるプラスチック製品に関しても更なるリサイクルを検討する必要がございます。今後、より本格的にプラスチック製品のリサイクルを実施する際に、効率的なリサイクルを行えるよう「その他のプラスチックなどのごみ」の分別収集にご協力をお願いしております。
しかしながら、ご指摘いただきましたとおり、容器包装プラスチック等に汚れが付いている場合、洗ってから捨てていただく必要がある中で、ひどい汚れのものまで洗うことを求めてしまうと、水の使用量が増え、水処理への負担が増加することも考えられます。そのため、本市といたしましても、水ですすぐだけで簡単に落ちる場合のみ洗うようお願いしており、汚れが落ちそうにないものは、そのまま「その他のプラスチックなどのごみ」として捨てるようご案内しております。
今後も、ごみの排出状況や社会情勢の変化等に合わせて、市民の皆さまに過度な負担とならないよう、随時ごみの分別区分等は見直してまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
このたびは貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
担当課
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