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市長室から

お知らせ

本郷谷市長の退任について

令和7年4月の公務の様子

これまでの感謝を込めて(広報まつど5月1日号)

 市長の本郷谷けんじです。健康上の問題で6月2日(月曜)をもって市長職を辞任させていただくことになりました。2年前に手術をし、その後健康回復・医療的ケアをしながら職務を進めてまいりましたが、これ以上激務の市長職を続けることに肉体的にも精神的にも限界を感じ決断させていただきました。やり残したこと、やりたいことが沢山ある中で、任期の途中で退くことに大変申し訳なく思っています。皆さまのおかげで、長年にわたり市長職という重責を担わせていただいたこと、大変感謝しております。本当に有り難うございました。

 これまでを少し振り返ってみると、市の仕事の縦割り意識をなくすため、部長の上にあった本部長を廃止し、民間経験者採用(約300人)、国・県との人事交流などを積極的に行いました。市職員の方々には本当にいい仕事をしていただいています。現在は子育て・教育を社会全体で支えていく必要があるため、市内全域の駅近に小規模保育施設・親子の交流拠点などを整備し、それらが評価され日本経済新聞社関連の『共働き子育てしやすい街ランキング総合編』で全国1位の評価を3度いただきました。これは私にとって大変うれしいことでした。

 高齢社会を迎えるにあたっては、地域の人たちが共に助け合う『地域共生社会』を目指し、市内15地区が基盤となるよう、町会・自治会を再編し、市内15圏域に地域包括支援センター、医師会の協力を得て在宅医療・介護連携支援センターを開設し、在宅看取りの分野でも松戸市は先進自治体と評価されています。大いに利用していただければと思います。

 長年の懸案であった市立病院を、子どもの医療体制が充実した「松戸市立総合医療センター」として千駄堀に開院し、また、市として医療的ケア児等の家族に対するレスパイト事業も進めています。

 その他、防犯カメラの積極的な設置などで松戸市は犯罪の発生件数が大幅に抑えられてきました。東日本大震災のときには市内住宅35,000カ所以上の放射線量測定と除染、新型コロナウイルス感染症においては予防接種の早期実施、東京外かく環状道路開通、北部市場跡に「テラスモール松戸」のオープン、「小1の壁」対策として市立小学校での始業前の見守り、給食費の無償化への取り組み、パートナーシップ宣誓制度の導入、『21世紀の森と広場』の一部エリアで犬の散歩ができるようになりました。 

 現在進行中のものでは、松戸駅の東西自由通路が来年、新駅ビルが再来年の完成を目指して工事が進められています。松戸市の顔である松戸駅周辺は、国から都市再生緊急整備地域に指定していただき、民間の事業提案に基づき高層ビルも建てられるようになりました。これから地権者の理解を得ながら事業を進めることになります。常盤平地域のまちづくりについては、UR都市機構と「常盤平地域のまちづくりの連携及び協力に関する覚書」を締結しました。今後、公共施設や松戸市をけん引してきた常盤平団地のリニューアルなどについては、松戸市の未来にとって大事な施策であり、長期にわたる大事業になることから、UR都市機構や住民の皆さまと連携して取り組んでほしいと思います。また、旧根木内東小学校跡地の「(仮称)スポーツパークまつど」の整備の検討も進めていってほしいと思います。

 日本全体では人口減少する中、松戸市においては昨年人口が50万人に到達しました。大変すばらしいことだと思います。

 今後もこれまでの街づくりを礎にして10年・20年先の松戸市の構築に向け街づくりを進めていってほしいと思っています。松戸市には、潜在能力がありさらに充実した魅力的な街になると思います。

 最後になりますが、皆さまからこれまでいただいた温かい気持ちに感謝し、松戸市のさらなる発展と皆さま方が健康でご活躍されることを心から祈念し、GOGO本郷谷の最後の挨拶・私の退任の挨拶とさせていただきます。
 
 長い間、本当に有り難うございました。

松戸市長 本郷谷 健次

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