松戸のたからもの 奥山儀八郎の版画展
更新日:2014年3月11日
会期:平成26(2014)年1月18日~平成26(2014)年2月23日
会場:松戸市戸定歴史館
主催:松戸市教育委員会
後援:JOBANアートライン協議会
内容:木版画家の奥山儀八郎(1907~1981)は山形県寒河江市に生まれ、昭和初期、21歳で広告版画家として出発しました。日本毛織株式会社(ニッケ)の一連の個性的なポスターは、グラフィック・デザインの歴史に輝きを放っています。昭和10年代からは、江戸浮世絵の豊かな世界に開眼し、日本の木版画の伝統を継承するため、彫師、摺師と共に版画制作を行ないました。戦後は、1954(昭和29)年から松戸市下矢切の工房を拠点として、74歳で没するまで制作を続けました。矢切の渡しや栗山水道塔など、地域に取材した数々の作品も残しています。
松戸市教育委員会では、1999(平成11)年に「創造と伝統の木版画家 奥山儀八郎展」を松戸市立博物館で開催し、生涯にわたる多彩な仕事の全容をご紹介しましたが、その後、平成16年度にご子息の奥山義人氏より1,000点を越える作品をご寄贈いただきました。この展覧会では、それらを中心とする松戸市の奥山儀八郎コレクションの中から、選りすぐりの作品と関連資料114点を展観しました。
出品点数:作品107点、資料7点
刊行物:松戸市教育委員会所蔵奥山儀八郎作品目録 2,000円 (在庫あります)
