パリ2024オリンピック 男子110メートルハードル5位入賞 松戸市出身の村竹ラシッド選手が母校を訪問
更新日:2024年11月6日
パリ2024オリンピックの陸上男子110mハードルで日本選手として初めて決勝に進出し、5位入賞を果たした村竹ラシッド選手が、10月23日に母校である相模台小学校と第一中学校を訪問。松戸で過ごした当時の話やオリンピックでの経験を紹介し、質疑応答などで在校生と交流しました。
村竹ラシッド選手プロフィール
村竹ラシッド選手
経歴
- 松戸市立相模台小学校・松戸市立第一中学校 卒業
- 千葉県立松戸国際高等学校 卒業
- 順天堂大学 卒業
- 日本航空株式会社 所属(2024年4月から)
主な成績(男子110mハードル)
- 男子110mハードル13秒04 日本記録保持者
- 世界陸上競技選手権大会オレゴン2022出場
- 第108回日本陸上選手権 優勝
- パリ2024オリンピック 5位入賞
相模台小学校へ凱旋
小学5年生から陸上競技を始めたという村竹選手。競技人生の始まりとなったこの場所へ、オリンピアンとなって凱旋しました。
村竹選手は体育館に集まった4年生から6年生の約440人の児童に迎えられ入場。
壇上に上がって体育館を見渡し、バスケットゴールや跳び箱・壁に飾られた絵が自分の小学生時代と変わらないと懐かしんでいました。
村竹選手からみなさんへ講演
村竹選手が用意したスライドを使用して、小学生にも分かりやすく自己紹介やオリンピックでの経験を紹介。
同小学校で教師として働いている松戸国際高校時代の同窓生の話や、村竹選手が好きなゲームの話の他、ハードルの高さクイズなど質問を投げかけながらのトークに会場は終始大盛り上がり。
また、パリ2024オリンピックの選手村での段ボールベッドの寝心地や、村竹選手が好きだというコーラが出てくる自動販売機などについて、写真や動画を交えて紹介があり、普段入ることのできない選手村での生活に児童たちは興味津々でした。
最後、児童の皆さんに贈られた村竹選手のメッセージは「すきなものをたいせつに」。
「みんなの好きなこと・人を大切にしてください。これからの人生で、それが誰かと話すきっかけになったり自分を支えてくれます」と話しました。
村竹選手は児童会長のお礼の言葉を朗らかにうなずきながら聞き、校歌斉唱ではみんなと一緒に校歌を口ずさんでいました。
第一中学校にも訪問
次に、第一中学校へ訪問した村竹選手。同校が作成した村竹選手の紹介VTRが流れ、会場のボルテージが上がった中、全校生徒約880人の集まる体育館へ満を持して登場!
自身の中学時代の話やオリンピックの話など、生徒たちは村竹選手の話にくぎ付けになっていました。
生徒たちからのさまざまな質問に気さくに答えてくれた村竹選手。
陸上部の生徒たちから、村竹選手の走る姿の分析と共に技術的な内容の質問が出たときには、「よく見ていますね!僕のスタイルが公になってしまうんじゃないか心配」と笑いながら、走り方やメンタル面のアドバイスを送りました。
「母から『練習は本番のように、本番は練習のように』と教えられていて、これを意識すると気持ちが楽になる」と練習の成果を本番で出すコツも話した村竹選手。
陸上部員のハードル走を見て丁寧に指導する場面もあり、短い時間の中でも生徒に対して真剣に向き合っていました。
松戸市出身アスリートとして活躍したい
オリンピックの反響
「パリにいたときは知らなかったのですが、帰ってきて松戸駅に横断幕が飾ってあることなどを聞いて、いろいろな反響をいただいて、すごく驚いています。
1年後に世界陸上があるので、メダルを獲って松戸市に持って帰ってきたいなと思いますし、これからの競技生活で世界大会での金メダルを獲得して、いろいろなメダルや実績を松戸市に持ち帰ってきたいなと思います。」
松戸市から応援してくれる皆さんへ
「いつも応援ありがとうございます。松戸にいるときに見かけたら、帰ってきているんだなと思ってもらえると嬉しいです。松戸市出身アスリートとして活躍したいと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします。」
松戸から世界へはばたいた村竹選手。これからの活躍にも注目!
関連リンク
松戸市出身の選手がパリオリンピック・パラリンピックに出場します