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医療のプロに挑戦!松戸市立総合医療センターで職業体験イベントを開催

更新日:2024年9月9日

令和6年8月4日(日曜)、松戸市立総合医療センターで「医療のプロに挑戦!医療機器を使って職業体験」を開催しました。
小・中学生が医師や看護師、薬剤師などになりきって、病院の仕事を体験するイベントで、同センターでは初めての試みです。

まつまつのイラスト

申し込みの受付開始から2時間で定員の25人がいっぱいになるほど人気のイベント。
7つの仕事を体験した様子と、手術室・ヘリポートの見学をした様子を紹介するね。

お仕事体験

医師体験~みんなで学ぼう!いのちを守る方法~

医師体験では、心臓マッサージとAED(自動体外式除細動器)を体験しました。
小児科医師:ここは、みんながいつも行くショッピングセンターです。急に、人が目の前で倒れたら、どうしたらいいかな。
子ども:うーん、どうしたらいいのかな。
小児科医師まずは、倒れている人の意識があるかを確認しよう。そして、周りの人に声をかけて、一緒に手伝ってくれる人を探そう。手伝ってくれる人に、救急車を呼ぶことと、AEDを持ってきてもらうことをお願いして、待っている間に、倒れている人に心臓マッサージをするよ。心臓マッサージはリズミカルにすることが大事で、アンパンマンマーチの曲に合わせてするとぴったりなんだ。

医師・技師(病理診断)体験~口の中の細胞を見てみよう~

医師・技師体験では、顕微鏡を使った細胞の分析を体験しました。
技師:技師って、聞いたことない人もいるよね。病気の元になっているのがいったい何なのか、細胞から探るときに、その細胞が良いのか悪いのかを確認する仕事をしているよ。これから、みんなの口の中の細胞をとって、実際に顕微鏡で確認してみましょう。
子ども:見えた!見えた!
技師:みんな健康な細胞です。
子ども:オタマジャクシの形をしているものが見えるよ。細胞なのかな。
技師:口の中に入っちゃった繊維だね。細胞以外にもいろんなものが顕微鏡では見えるんだよ。

薬剤師体験~患者さんに安心して薬をのんでもらうには~

薬剤師体験では、服薬指導と薬の分包を体験しました。
薬剤師:みんなは病院に行ったら、お医者さんから処方箋(しょほうせん)をもらって、それを薬剤師のいる薬局に渡して薬をもらうよね。処方箋は、お医者さんから薬剤師への、とっても大事なお手紙です。わたしたち薬剤師は、お手紙に書かれたことを守って薬を用意して、患者さんに飲み方を説明しながら渡しています。これを、服薬指導といいます。これから、みんなで服薬指導を体験してみましょう。
薬剤師:処方箋には何て書いてあるかな。
子ども:1日3回、朝昼晩、2錠ずつを7日分って書いてあります。
薬剤師:そうだね、チェックができたら、薬を袋にいれて、患者さんに渡す準備をしよう。

理学療法士体験~不自由をできるに変えるリハビリのお仕事~

理学療法士体験では、リハビリのお手伝いを体験しました。
理学療法士:病気や事故で、今までできていた動作ができなくなることがあります。私たちは、不自由を「できる」ようにリハビリなどのお手伝いすることが仕事です。今日は、食事などを飲み込むことが難しくなった人がリハビリで使用する、とろみがついたお茶を作ってみましょう。
子ども:どろどろだね。ゼリーみたい。
理学療法士:この状態じゃないと飲めない人がいるんだね。患者さんの状態に併せて、とろみの強弱も考えているんだよ。

理学療法士:歩くことが困難になった人のリハビリとして、車いす・歩行器・松葉杖を体験してみましょう。また、車いすを押してみましょう。
子ども:車いすを押して、段差を乗り越えるのが難しいな。
理学療法士:足をひっかけて車いすを持ち上げると、少ない力でも段差を乗り越えられるよ。

看護師体験~看護師のお仕事について知ろう!体験しよう!~

看護師体験では、血圧測定や心音確認などを体験しました。
看護師:看護師がどんな仕事をしているのか知っていますか。「看護」という漢字をよく見てください。「看」という字には、手と目があります。手と目を使って、み「(まも)」ることが仕事です。今日は病棟看護師の24時間の仕事内容を学び、血圧測定や聴診器を使って心音の確認などを体験してみましょう。
子ども:聴診器から心臓の音が聞こえるのが面白い!

保育士体験~医療保育士の1日を知ろう!~

保育士体験では、入院している赤ちゃんのお世話などを体験しました。
保育士:保育士はどこで働いているか知っていますか。みんなが通っていた幼稚園・保育園のほかに、病院でも保育士が働いていて、入院しているお子さんのサポートをする病棟保育士の仕事を紹介します。保護者の付き添いがない時間に、入院しているお子さんと過ごしたり、長期入院しているお子さんには、一緒に季節を感じる工作をしたり、入院生活がよりよくなるようサポートしています。今日は赤ちゃんのお世話体験をしてみましょう。
子ども:赤ちゃんの首がぐらぐらしているのを知らなかった。思っていたよりも、重たいです。
保育士:赤ちゃんの頭までしっかり抱いてあげてね。

管理栄養士体験~みてみよう、病院の食事ができるまで~

管理栄養士体験では、病院食の検食を体験しました。
管理栄養士:この病院の食事は、47人で作っています。1日に350人の3回分の食事を作っています。病院にいると季節が感じにくくなるので、年間20回ほど、季節を感じられるメニューにしています。例えば、クリスマスにミートローフ、昭和の日にはナポリタン、七夕にはそうめんなどを提供しています。
作った食事は、検食といって、安全かどうかを実際に食べて確認してから、患者さんに提供しています。今日はみなさんには検食を体験してもらいます。食べたあとに、結果を紙にかいてもらいますね。
子ども:とってもおいしいです。
保護者:思っていたよりも量が多いと感じました。

手術室とヘリポートの見学

手術室見学

手術室には、実際に医師や看護師が使う帽子を被って向かいます。
同センターには、令和5年から高度な手術支援ロボット「ダヴィンチ」が導入され、一部の病気に対して、この「ダヴィンチ」を使って、先進的な手術が行われています。

ヘリポート見学

同センター屋上にはヘリポートがあります。ドクターヘリの受け入れを行っていて、令和5年度は5件受け入れました。ドクターヘリのスピードは、時速200キロメートル。例えるならば、野田市からこの医療センターまで、なんと約2分で着く速さです!

まつまつ

これで今日の体験は終了。皆さんに感想を伺いました。

皆さんの声

参加者から

参加者(小学1年生)

いのちを守る方法の体験の人形がちょっと怖かった。でも、もし人が倒れていたら、今日体験したように、大きい声を出して周りの人を呼ぶことができそうです。

参加者(小学1年生)

一番楽しかった体験は、リハビリ体験の車いすです。初めて乗ったし、押すのも初めてだった。もし押す機会があったら手伝えそうです。

参加者(小学5年生)

薬局の体験が一番面白かった。自分が行く薬局の人のようになりきったことが楽しかった。
今日話を聞いて、保育士になりたいと思った。

参加者(中学1年生)

細胞を見る体験が一番面白かった。

保護者

子どもに職業体験をさせたいと思って参加しました。地域の身近な病院で開催してくれてすごくよい機会になりました。

イベントを企画した職員から

同センター小児科医長・吉田医師(医師ブース担当)

今回このイベントを企画したのには、2つの理由があります。
ひとつは、当院を身近に感じ、小さいときに医療の仕事に触れてもらうことで、医療従事者を目指す人を増やしたいということ。そしてもうひとつは、私たち小児科医は、普段、医療的ケア児と呼ばれる子どもたちと接していますが、こうした体験を通じて、世の中には医療を必要とする人がいることをより多くの人に知ってもらうためです。
実際やってみて、参加したお子さんが、とても楽しそうに体験を行っていたので、イベントを企画して良かったと思いました。

松戸市立総合医療センター

お問い合わせ

松戸市立総合医療センター

千葉県松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511 FAX:047-712-2512

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