地元の農家のとれたて野菜を給食で召し上がれ!松戸市の特産品「矢切ねぎ」を地元の小学校に寄付していただきました
更新日:2025年2月28日
令和7年2月5日(水曜)に、松戸市内の農業団体である松戸市農事研究会から市立矢切小学校へ、松戸市の特産品でありブランド野菜でもある「矢切ねぎ」を3箱(およそ20キログラム)寄付していただきました。
いただいた「矢切ねぎ」はすぐに給食室で調理して、全校児童が当日の給食のメニューとして味わいました。
地元出身農家の「松戸市の特産品である矢切ねぎを市内の子どもたちに味わってもらいたい」という思いから、寄付が実現したよ
矢切ねぎとは
長年培われた栽培技術と適した気候により、白身が長く、太く、旨味があるのが特徴です。過去に全国農産物品評会で3度の農林水産大臣賞を受賞しており、「焼いてよし、鍋でもよし」といわれるほど調理の幅が広く、高級ねぎとして贈答品としても親しまれています。
贈呈式
令和7年2月5日(水曜)の朝、矢切小学校の体育館に6年生の児童およそ60人が集まり、贈呈式を行いました。
左からみのりちゃん、矢切小学校6年生2人、唐澤副総支部長、石井副総支部長、なしこまどん
贈呈式では、同研究会を代表して矢切支部の唐澤副総支部長と石井副総支部長から、矢切小学校を代表して6年生2人が矢切ねぎ3箱を受け取りました。
松戸産農産物ブランドシンボルキャラクター・みのりちゃと、JAとうかつ中央公式キャラクター・なしこまどんもかけつけてくれました。
唐澤副総支部長からは矢切ねぎの栽培方法や特徴を説明してくれました。
「みんなが住んでいる矢切には50軒以上の農家があって、矢切ねぎを作っています。太くて甘くて栄養たっぷりの地元でとれたねぎを、みんなでいっぱい食べてくださいね」
「これは矢切ねぎの新芽、つまり赤ちゃんです。まだこんなに小さい芽も、およそ10カ月でみんなが食べる太くて大きい矢切ねぎにに成長するんだよ」
児童からは、「矢切ねぎの赤ちゃんってかわいいね」、「矢切ねぎを勉強したとき新芽をみたことがあるよ」といった声があがりました。
農家さんから直接生産の話を聞くと、食べる感謝が深まるね
とれたて野菜が当日の給食に登場
当日の給食の献立
- ねぎ塩豚丼(画像左のお椀)
- たまごとワンタンのスープ(画像右のお椀)
- 和梨ゼリー
- 牛乳
寄付していただいた矢切ねぎは、ねぎ塩豚丼とたまごとワンタンのスープに使われました。
給食の様子(6年1組)
教室中が給食のいい香りに。早く食べたいね
農家さんへの感謝の気持ちもしっかりこめて、いただきます!
甘くておいしい矢切ねぎを使った給食に大満足
ねぎ塩豚丼とスープをおかわり!
みなさんに感想をききました
6年1組の児童たち
- ねぎ塩豚丼がとってもおいしかったです。豚肉とねぎの組み合わせが最高で、おかわりしたいです
- ねぎを使った給食のメニューはよく出るけど、矢切ねぎは普段出ないので、今日食べることができてとってもうれしいです
- ねぎは大好きです。住んでいる「矢切」の名前がついたねぎが有名でうれしいです
- わたしの家の隣はねぎ農家さんです。通学路にもねぎ農家さんがあって、普段、育っているところを見かけるので、今日は食べることができてすごくうれしいです
栄養教諭・古澤先生
矢切ねぎはそもそも甘くて食べやすい品種ですが、さらに甘みを引き出すためにしっかり加熱しました。本校では、今日のような野菜たっぷりのメニューでも、給食を残さずにおかわりする児童が多いです。調理の工夫だけでなく、本校の児童たちは地元の農産物について日頃から勉強しているので、より野菜を身近に感じていることが、給食を残さず食べる児童が多い理由だと思います。
給食委員会
本校では食育の一環で、地元の農業について勉強しています。地元の特産品である矢切ねぎについては、その特徴を調べたり、校庭で実際に矢切ねぎを育てたり、調べたことを基にリーフレットを作ったりしています。さらに、深谷ねぎで有名な埼玉県深谷市の小学生とねぎを通じて交流もしていて、本校の子どもたちにとって、矢切ねぎはとても身近な存在です。それが、みんながねぎが大好きになっている理由のひとつであると感じています。
松戸市農事研究会矢切支部・唐澤副総支部長
小学校への寄付は、今回初めて行いました。松戸市農事研究会は、松戸市全体で農業の生産技術を研究していますが、時代が変わってきて、流通・販売・食育に生産者も目を向けなくてはいけないと感じてきたからです。その食育の中で、ぜひ地元の小学生に食べてもらいたいと考えて、今回矢切ねぎを地元である矢切小学校に寄付することになりました。
実は、今日寄付した矢切ねぎの生産者は、この矢切小学校にお孫さんが通っているメンバーの平川さんです。児童のみなさんにとっても、平川君のおじいちゃんが作った矢切ねぎを食べるということが、矢切ねぎはもちろんのこと、農家という職業についてもより身近に感じてもらえると思います。
今年は夏が猛暑で、ねぎの栽培にはどの農家もとても苦戦していました。肥料の工夫など、それぞれの農家が努力したことで、今年も大きくて甘い矢切ねぎを出荷することができました。
皆さんぜひ、松戸のブランド野菜である甘くて太い矢切ねぎを食べてみてください。
矢切ねぎの最も旬な時期は1月から3月です。市内のイベントで売っていることもあるよ。みんな食べてみてね!
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