松戸市立第一中学校が「第51回関東中学校ソフトボール大会」で躍動！

　2023年7月に開催された千葉県中学校総合体育大会ソフトボール競技では、松戸市立第一中学校と松戸市立第三中学校による、夏の県総体史上17年振りとなる決勝での松戸対決が実現しました。松戸市立第一中学校ソフトボール部は、昨年秋の新人戦で千葉県大会を制し、春季関東大会に出場した実力校です。

　8月18日（金曜）より開催される「第45回全国中学校ソフトボール大会」への出場権をかけた「第51回関東中学校ソフトボール大会」が、8月7日から9日にかけて、山梨県笛吹市で行われました。

　8月8日に行われた1回戦の第1試合に登場した松戸市立第一中学校は、群馬県代表の太田市立藪塚本町中学校と対戦しました。
　試合は初回に1点ずつ取り合うと、その後は1点を争う緊迫した投手戦の展開に。同点のまま7回が終了し、延長8回からタイブレークに突入します（ソフトボールのタイブレークは無死二塁からスタート）。
　8回表に守備の乱れもあり相手に一挙5点が入ると、少し落ち込みかけた選手にすかさず顧問の近藤先生がマウンドに行って言葉をかけます。迎えた8回裏に1点を返したものの及ばず2対6で試合終了。それでも、チームのモットーでもある最後まで諦めず粘り強いプレーを見せてくれた選手たちに、応援に訪れていた保護者や関係者から大きな拍手が送られました。

　試合後、近藤先生は「序盤の立ち上がりに1点でも2点でも取れていれば展開は全く違っていたかもしれない。そのチャンスがあっただけに悔しいです。」と振り返り、「ただ、選手たちは最後まで自分のできることを一生懸命やってくれました。」と、延長タイブレークの熱戦を繰り広げたチームを労っていました。

松戸市立第一中学校ソフトボール部顧問の近藤先生と3人の選手にお話を伺いました。

　3年間ソフトボールに打ち込んできて、これが最後の大会になるかもしれないので、この試合に全てをかけました。試合では緊張しましたが、いつも以上に楽しめました。千葉県大会では、選手一人ひとりが自分たちの持ち味であるチームプレイに徹し、いつも通りのプレーができた結果、準優勝できたと思います。また、松戸市立第三中学校が良きライバルとしていてくれたおかげで、自分たちも負けじと練習してきて、ここまで成長できたと思います。
　1・2年生には、自分たち3年生が培ってきたものを継承してこれからも取り組んでいっていってほしいです。

　このチームの持ち味である「明るさと笑顔」をテーマに、全国大会を目指す中で、そのためにまずは千葉県大会で勝つことを目標に頑張ってたので、準優勝ではありましたが、このチームで関東大会に出場できて良かったです。
　私はキャプテンとして、練習でも試合でも、部員の皆をまとめて引っ張ってきました。関東大会の初戦で負けてしまったことは残念でしたが、後輩たちには、練習や試合を通じて1つでも2つでも課題を見つけて、1つずつクリアして強いチームになっていってほしいです。

　このチームは一人ひとりの個性が強くて、本当に仲の良いチームでした。これまで戦ってきた試合では、苦しくても自分の気持ちを前面に出して、最後まで粘り強く戦い抜けた思います。
　第一中学校の強みはチームワークの良さなので、後輩たちには伝統として継承してほしいです。また、3年生が抜けて人数が減ってしまっても、練習内容を工夫しながら、技術面を伸ばしていってほしいです。