松戸市立古ケ崎中学校で今年も「強歩大会」開催!
更新日:2022年12月5日
松戸市内でも行っている中学校が少ないマラソン大会。松戸市立古ケ崎中学校は「強歩大会」という名前で毎年開催しているよ。総距離はなんと9,550メートル!!
昭和55年から続く伝統行事
令和4年(2022年)11月25日(金曜)、松戸市立古ケ崎中学校の「強歩大会」が開催されました。毎年行われる強歩大会。その歴史は古く、昭和55年度に第1回が開催されました。当時は、学校前を出発して流山橋を渡って埼玉県に入り、東京都を抜け、葛飾橋を渡って松戸市に戻り学校を目指す、なんと約17キロメートルのコース。江戸川を一周することから、通称「江戸ー(えどいち)」!!
その後、学級数の減少に伴う教職員数の減少や安全確保、コース環境の変化等の理由から、3度にわたるルートや距離の見直しが図られ、平成29年度から現在の流山橋手前で折り返す約10キロメートルのコースになりました。
「強歩大会」は、順位をつけて表彰をするものの、タイムの速さを競うだけでなく、同校の学校教育目標にある『たくましい心とからだ』を育む行事であり、今年は参加した生徒全員が見事に完走しました。
開会式後のウォーミングアップ
今年の参加生徒は318名(男子166名、女子152名)。怪我等で今回参加できなかった生徒も、大会運営に一生懸命協力し、貢献しようとする姿がありました。また、昨年までは土曜日に開催していましたが、今年は初の平日開催となりました。晴天で絶好の大会日和となったこの日、この時期とは思えないほどの暖かい日差しが降りそそぐ中、開会式がスタートしました!
グループに分かれて、入念にウォーミングアップ!
ドキドキのスタートラインへ
男子生徒がスタートラインへ
女子生徒もスタートラインへ移動
スタート!!
一足先に男子生徒がスタート!
5分後に女子生徒もスタートを切りました!
最初から全速でトップを目指す生徒もいれば、楽しく友達と歩いてスタートする生徒も。
みんながそれぞれの目標を達成しようと『強歩大会』を楽しんでいたよ。
男女それぞれトップの生徒がゴール!
約10キロを全速で完走しゴール!
余裕の表情でゴール!
笑顔の2人に喜びの声を聞きました
吉村 莉一郎さん(3年生)
駅伝部の吉村さんは、大会前から1位を狙っていたそうです。感想を聞くと「嬉しい!」と一言。「2キロ地点からペースアップをして、ラスト1キロで最後のスパートをかける」イメージトレーニングをしっかりして、その通りにレース運びができたそう。2キロ地点で5位だったところから、見事1位でゴールすることができました!
吉村さんは、翌週に控えた「関東中学校駅伝競走大会」前だったこともあり、「本番への意識付けができて良かった」と、大会への意気込みを気合い十分に話してくれました。
※吉村さんは、今年の夏に開催された「全国中学校陸上競技選手権大会(福島全中)」での男子共通1,500メートルの千葉県代表選手です。
※12月5日開催の「関東中学校駅伝競走大会」で、古ケ崎中学校男子は3位でした。
細野 莉可さん(1年生)
細野さんはなんとまだ1年生。バスケ部に所属しています。「疲れたけど嬉しかった」と笑顔を見せてくれました。「10位以内には入りたかった」と、1位になれたことに本人も少し驚いた様子でしたが、強歩大会経験者のお兄さんからコースについて教えてもらったり、お母さんから「目の前の人は抜かすんだよ!」と激励をもらい、折り返し地点より前からトップをキープし続けて、見事に1位となりました!
「1位を取り続けられるようにがんばりたい」と、来年以降の大会への意気込みも話してくれました。
ゴール後、思い思いに過ごす生徒たち
ゴールした生徒たちは、土手で友達とがんばりを称え合ったり、ゴールに向かって走る友達を応援したり。感想を聞いてみると「充実感はあるけど疲れた」や「走った後の豚汁が楽しみ!」という声を聞くことができました。「練習期間は1週間くらい。この距離を走るのは初めてだった」とのことで、「完走できた勢いで、受験をがんばりたい!」と話してくれる生徒もいました。
土手ではエールを送ったり、集まって話したり
ゴールする友達を拍手やハイタッチでお出迎え!
強歩大会恒例の豚汁!
できたての熱々豚汁、美味しそう‥!
完走した後は、みんなが待っている恒例の“おたのしみ”が!
PTA有志の皆さんが生徒のために前日から仕込みをして作ったおいしい豚汁が登場!
大会後の豚汁も毎年の恒例です。PTA有志の皆さんが前日から準備をして、生徒全員分の豚汁を作ります。
一度校舎へ戻り、12時になると各自持参した容器を持って、調理室へ豚汁をよそってもらいに来る生徒たち。スープジャーを持ってくる生徒や大きなどんぶりを持ってきている生徒もいました!何度でもおかわりができるそうで、「また来ます!」と"おかわり宣言"をしていく生徒もたくさんいました。
PTAの皆さんの想い
現PTA会長にお話をうかがいました。会長さんはご自身も古ケ崎中学校の出身で、2年生のときになんと“江戸一”で1位を獲った方です!!
今年も例年通り、生徒のために豚汁を作って当日を迎えたPTA有志の皆さんが、コロナやさまざまな事情を乗り越えて伝統を守り続けてきた原動力の源は「楽しみにしてくれる子どもたちがいること」。それが「やりがいにつながっている」と嬉しそうに話してくれました。「この豚汁を楽しみに、強歩大会へ参加しようと学校へ来てくれる子もいる」そうで、それは豚汁のお鍋の前に並ぶ生徒たちの笑顔からもうかがい知ることができました。
作る量は「前年を参考にして計画している」とのことで、前日の昼過ぎから仕込みに入り、じっくり煮込んだ豚汁は、見るだけでおいしさが伝わってきました!この取り組みは「今後も続けていきたい」と力強く語ってくれました。
PTA有志の皆さん
たくさんの人の温かい想いが、脈々と受け継がれているんだね!
みんなの充実感と達成感、そして満腹感に満ちあふれた表情が来年も見られるといいね!
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