風しんにご注意ください
更新日:2019年8月1日
2018年7月下旬から、関東地方を中心に風しんの患者数が大幅に増えています。今までに風しんの予防接種を受けていない方、風しんにかかったことがない方は注意が必要です。
風しんはどんな病気?
風しんは、風しんウイルスによる急性の熱烈発疹性感染症で、春先から初夏にかけて流行が見られます。麻しん(はしか)ほどではありませんが、感染力が強く、症状の出ないまま他の人に移す可能性があります。感染すると、約2、3週間後に発熱、発疹、リンパ節腫脹などの症状が現れます。症状は比較的軽く、予後は一般的に良好ですが、血小板減少性紫斑病や脳炎などの合併症が発生することもあり、軽視することはできません。
また、妊娠初期の女性が風しんウイルスに感染すると、難聴、白内障、心臓病などの障害を持った先天性風しん症候群の子どもが生まれる可能性があります。妊娠している女性やその同居家族の方は、特に風しんにかからないよう人混みを避けるなどの注意が必要です。
風しんの予防はどうするの?
予防接種が非常に有効といわれています。また、日常的にうがい、手洗い、咳エチケットを心がけましょう。風しんの流行時には、人混みを避ける、外出を控えることも重要です。
予防接種の受け方
定期接種
- 第1期対象者:1歳以上2歳未満の方
- 第2期対象者:小学校就学前年度(平成30年度対象者:平成24年4月2日から平成25年4月1日生まれ)の方
子どもの定期予防接種は市が配布する予診票を使用し、無料で接種することができます。まだ接種を受けていない方はできるだけ早期に接種することをお勧めします。
2019年度(平成31年度)松戸市における子どもの定期予防接種について
【転入者の方へ】予防接種のお知らせ
- 第5期対象者:昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性
大人の定期予防接種は市が配布するクーポン券を使用し、無料の抗体検査を受けた上で、抗体価の低かった方に対して原則無料で予防接種を行うものです。
任意接種
任意予防接種を希望する方は、直接医療機関にお問い合わせください。特に、明らかに風しんにかかったことがない、風しんの予防接種を受けたことがない又は風しんに対する抗体が陰性であると確認ができている下記の方は、任意で風しん予防接種を受けることについてご検討ください。
- 30代から50代の男性
- 妊婦の配偶者、子ども及びその他同居家族
- 10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高いもの)
また、定期接種対象外の一部の方に対して、予防接種費用の一部費用助成を実施しています。
詳しくは「風しん予防接種(任意接種)費用の一部助成を実施します」をご覧ください。
千葉県風しん抗体検査について
県が委託した医療機関において、風しんの抗体検査を無料で受けることができます。詳しくは下記の千葉県ホームページ「千葉県風しん抗体検査委託事業」をご覧ください。