おいしく食べようてまえどり 松戸市×セブン-イレブンコラボイベント「みんなで体験!まつどSDGsワークショップ」を開催しました
更新日:2025年8月8日
令和7年7月26日土曜日、セブン-イレブン松戸常盤平駅前店で、松戸市×セブン-イレブンコラボイベント「みんなで体験!まつどSDGsワークショップ」を開催しました。
このイベントは、株式会社セブン-イレブン・ジャパンより「まつどSDGs×産学官民連携事業提案窓口」を通じて市へ提案があり、市内のSDGs普及啓発を目的として行われました。
イベントでは、市内在住の小学生が、松戸市と株式会社セブン-イレブン・ジャパンのSDGsの取り組みについてクイズ形式で学び、実際にセブン-イレブンの店舗で、食品ロスに関する仕事体験とPOPを作成し、子どもたちはイベントを通じて、SDGsへの理解を深めました。
市内在住の小学生が、午前の部と午後の部に分かれてイベントに参加したよ。当日の様子を紹介するね!
イベント開催の様子
ユニフォームを着て店員さんになりきり
イベント会場では、株式会社セブン-イレブン・ジャパンの皆さんがお出迎えしてくれました。仕事体験の準備のため、会場に着くとすぐに子どもたちはセブン-イレブンの制服に着替えます。保護者の「かわいい」「似合う」の声でみんな笑顔になり、緊張がほぐれました。
体験で着用したセブン-イレブンの制服
保護者から「似合う!似合う!」の声
サイズぴったりの制服に着替えて店員さんになりきります
制服を着て準備完了
SDGsってなんだろう?
松戸市の職員がSDGsについて説明しました。
SDGsは2030年までにみんなが住みやすい世界にしようという国際目標です。例えば17の目標のうち、6番目の目標に「安全な水とトイレを世界中に」がありますが、日本では、水は蛇口をひねれば当たり前に出て、誰でも安全に飲めます。家だけではなく、公園やこのイベント会場であるセブン-イレブンを始めとしたコンビニエンスストアや商業施設でも、トイレを借りることができて、安全な水で手を洗うことができます。実は、安全な水を利用することが出来ない国もまだまだあり、世界的にこの課題解決に取り組む必要があるそうです。日本に住む私たちが「水を大切に使う」ことでも目標に達成に近づけるとのことでした。
SDGsにはこの他にもみんなが住みやすい世界にするための目標があり、松戸市もこれらの目標を達成するために、できることから取り組みを始めています。みなさんも、自分のできることから、SDGsの取り組みを始めてみてほしいとのことでした。
株式会社セブン-イレブン・ジャパンのSDGsの取り組みをクイズ形式で紹介
SDGsのクイズに挑戦
株式会社セブン-イレブン・ジャパンの松戸地区ディストリクトマネジャーが、同社のSDGsの取り組みをクイズ形式で紹介しました。
およそ30年後の世の中について、「日本の人口は減ると予想されるのか増えると予想されるのか」や、「気温は高くなるのか低くなるのか」、「気温が高くなる原因は?」などどいったSDGsの課題についてのクイズをしました。これらのクイズに、子どもたちの多くが正解していて、子どもたちからは「学校で習ったよ」「テレビで見て知っていたよ」という声もあがりました。子どもたちのSDGsの関心の高さが伺えました。
クイズに答える子どもたち
人口減少も、気温の上昇も、ごみの増加も、すべてSDGsの課題のひとつです。同社では、地球の環境を守るために「グリーンチャレンジ2050」という取り組みを実施しており、その中のテーマのひとつである「食品ロスの削減」について、本日の参加した子供たちにクイズを交えて詳しく説明しました。
「日本の年間の食品ロスの量はどれくらいでしょう」や、「一人当たりにするとどのくらい捨てられているでしょう」、「セブン-イレブンの店舗で売れ残った食品はどうなるでしょう」などといったクイズが出されました。今度のクイズは少し難しかったようで、苦戦する子どももいました。
チーバくんとナナコちゃんも「てまえどり」をおすすめ
セブン-イレブンの店舗で売れ残った食品は、一部は廃棄されますが、一部は食品ロス削減の取り組みとして、リサイクルして飼料や肥料になるそうです。飼料や肥料になるのは、まだまだ一部だそうですが、今後、リサイクルされる肥料になる比率が上がれば、より一層、食品ロスの削減につながっていきます。
また、セブン-イレブンのスムージーは、惣菜を作る過程で捨てられてしまう野菜の端材のうち、利用できる部分も原材料として作られているので、ぜひ飲んで食品ロス削減をしてみてほしいとのことでした。
仕事体験
実際の店舗で、賞味期限を確認しながら商品の陳列をしました。食品ロス削減のために、賞味期限が近い商品を手前に、新しい商品を後ろに並べました。
実店舗で商品陳列を体験
賞味期限の順番に商品を並び替え
「てまえどり」のPOP作成
食品ロス削減のために、お客さんに賞味期限の近いものから購入してもらうように、啓発するPOPを作成しました。子どもたちはどんなメッセージにすれば、お客さんが手前からとってくれるのかについて頭を悩ませたり、目立つように絵を描いたり色を塗ったりして工夫し、全員がオリジナルの「てまえどり」POPを完成させました。
お客さんに伝わるようにメッセージを考えます
文章のほかに絵も書いて食品ロス削減をアピール
子どもたちの作成した「てまえどり」POPの一部をご紹介します
このイベントで作成した「てまえどり」POPは、8月15日(金曜)から8月31日(日曜)までの間、松戸市内のセブン-イレブンの店舗に掲示されます。
イベント参加者にインタビュー
市内在住の5年生の女の子
学校でもSDGsについて勉強したけど、手前からとることがSDGsにつながることは今日のお話で初めて知りました。
仕事体験では、牛乳パックの形のコーヒーやジュースの陳列をしました。賞味期限の順番に並べるのは難しかったです。今日、商品を買うときには「てまえどり」を学んだので、次に買い物をするときにはやってみようと思いました。
市内在住の6年生の女の子
今日の仕事体験がとても楽しかったです。ヨーグルトやゼリーを、賞味期限の順番に並べましたが、コンビニエンスストアの商品の数は多いので、全部の商品を順番に並べるのは、とても大変な作業だと思いました。
SDGsについて、自分でできそうなことは、水の使い過ぎに気を付けることと、鉛筆キャップを使って、鉛筆を短いギリギリまで使い切ることが思い浮かびました。これから取り組んでいきたいです。
また、今日自分で作ったPOPがお店に並ぶことが楽しみです。
株式会社セブン-イレブン・ジャパンの松戸地区ディストリクトマネジャー
当社では地域との連携を強化しており、今回「まつどSDGs×産学官民連携事業提案窓口」を通じて、松戸市のSDGsの取り組みと当社の想いが一致していることを改めて感じ、一緒に取り組みを行うこととなりました。
実際にイベントを開催してみると、皆さんのSDGsの知識の多さ、関心、やる気に圧倒されました。皆さんがそれぞれ食品ロスについて考えて、その想いをPOPに書いてくれて、このイベントで伝えたかったことを皆さんがしっかりと受け止めてくれたと感じました。
皆さんが住みやすい未来のためにも、これからもSDGsをより身近に感じてもらえるよう、取り組みを続けていきたいと思います。
みんなが住みやすい世の中であり続けるために、できることから取り組んでみよう!
関連リンク
『GREEN CHALLENGE 2050』について(株式会社セブン&アイHLDGS.ホームページ)

