救急の動向とお知らせ

現在、全国的に救急隊および救急医療機関のひっ迫状況が続いています。
緊急時に救急車が必要な場所にいち早く行くことができるよう、ご協力をお願いいたします。

1. 発熱した場合に備え、解熱剤や飲料水等の準備をしておくこと。
2. 掛かりつけ病院のある方は、すぐにその病院に相談できるように、連絡先や服用している薬を把握しておくこと。
3. 救急車で病院受診が可能でも、病院の状況によっては入院ができない可能性もあります。医師の診察後、速やかに自宅等へ戻らなければいけない場合もありますので、家族等に協力を求めましょう。
4. 発熱があり、病院受診等で困ったら相談窓口に電話しましょう。

相談窓口のご案内

今にも呼吸が止まりそうな人や直ちに手術を行わなければいけない人、すぐに酸素を与えなければいけない人など、重症者や重症化しそうな方が救急車を使えなくなる可能性が高くなります。早期治療を行えるように、救急車の利用について改めて考える時機なのかもしれません。

救急件数は、令和4年11月に過去最多の件数を更新しました。
令和4年の救急件数は32,105件で、前年に比べ6,008件増加しています。

新型コロナウイルスに関係する救急要請は、感染流行時期（第6・7・8波時）に急激に増加しました。令和5年1月は、155件の救急要請がありました（令和5年1月20日現在）。

救急車の到着後にも搬送先がきまらない「救急搬送困難事例 ※1」が増加しています。令和4年の搬送困難件数は1,736件で、そのうちコロナ以外の搬送困難件数は1,631件（94％）でした。
新型コロナウイルス感染症関係の病院受け入れも困難となっていますが、新型コロナウイルス感染症以外の病院受け入れも困難な状況となりました。
医療機関への照会件数は42件が最多で、救急車が現場に最も長く滞在した時間は4時間38分でした。
※1 病院照会が4件以上且つ現場滞在時間が30分以上

救急出場件数の増加、新型コロナウイルス感染症の拡大、救急搬送困難事例等の影響もあり、救急活動時間が年々延伸しています。

令和4年中の搬送人は24,200人で、前年と比べ1,627人増加しました。
軽症（外来診療）・その他と中等症で約93％を占めています。