県内10市で共同運用ちば北西部消防指令センター!!
更新日:2021年2月1日
ちば北西部消防指令センターの運用開始について
松戸市消防局の指令業務は6市共同で行っていましたが、2月1日から4市(習志野市・柏市・八千代市・我孫子市)が新たに加わり、10市での本格運用を開始しました。
同センターは松戸市中央消防署内に整備され、管轄人口が約250万人規模の全国的にも類を見ない大規模な共同指令センターです。
消防指令業務の共同運用
管轄する市町村からの119番通報を一括で受付、通報内容に合わせた出場部隊を編成して管轄する消防本部へ出場指令を行います。千葉県では、消防指令センターを北西部(松戸市に設置)と北東部・南部(千葉市に設置)の2ブロックに分けて整備しています。
今までの経緯
千葉県北西部地域の各市の整備時期が異なることから、2期に分けて整備しました。
メリット
運用の効率化による市民サービスの向上
消防指令業務に関する高度な機能やシステムを1カ所に集約することで、新しい情報通信技術や住民ニーズの変化に迅速かつ適切に対応することができます。
災害対応力の効果
大規模災害などの際も、各自治体の消防本部だけでは十分に対応できない場合に、他市からの迅速な応援体制を確保できます。
整備費用を大幅に削減
複数の消防本部で設置・運営するため、各市が個別に整備するよりも整備費用を大幅に削減できます。
ちば北西部消防指令センターの概要
構成市(10市)
松戸市・市川市・野田市・習志野市・柏市・流山市・八千代市・我孫子市・鎌ケ谷市・浦安市
管轄人口
2,561,064人(令和2年12月1日現在)
※東京都・横浜市・大阪市・ちば消防共同指令センター(千葉市消防局に設置)に次ぐ、全国5番目の人口を管轄する消防指令センター
想定される119番通報受信件数
年間約16万件)1日あたり・・・約450件)
従事する職員
66人(日勤者6人 当直勤務3部制 1部20人)
松戸市中央消防署
ちば北西部消防指令センター占有面積926.62平方メートル
ちば北西部消防指令センターの特徴
千葉県北西部地域は、都心のベッドタウンとなっている人口密集地域であり、県内でも都市化が進展している地域です。このため、変革する情報技術及び都市に特有の規模が拡大し複雑化した災害発生に備えるため、高機能な情報処理システム・災害対策システムを導入しました。
多様化する緊急通報への対応
高機能指令台
緊急通報受付や構成市の消防署所への出場指令等の処理を行える機能を有し、同時多発災害や広域災害発生時等には、災害規模・災害通報の状況に応じて拡張することができる最新のICT技術を取り入れた指令台
指令台
Net119緊急通報システム
聴覚障害者等により音声通話が困難である方が、携帯電話、スマートフォンを使い、緊急通報ができるシステムを整備
外国人向け緊急通報の対応
在留・訪日外国人からの緊急通報に対して、電話通訳センターを介した三者間同時通訳によるサービスを実施
- 24時間365日対応
- 10言語に対応(英語・中国語・韓国語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語・ネパール語・タガログ語・ポルトガル語・スペイン語他)
