松戸駅周辺地区の屋外広告物景観に関する取り組み

更新日：2023年4月1日

松戸駅周辺地区（松戸駅東口・西口周辺）において、屋外広告物に着目し、本市の顔にふさわしい魅力や賑わいを高め、よりよい景観づくりを目指すための取り組みを進めています。

にしぐちでっきからのちょうぼう
松戸駅西口デッキからの眺望

まつどえきひがしぐち
松戸駅東口

取り組みに至る経緯

松戸駅周辺地区は、多種多様な施設が集積し、多くの市民や来訪者が訪れる中心市街地である一方で、みどり豊かな坂川、旧水戸街道沿いに点在する歴史ある寺社や商家、重要文化財・名勝に指定された戸定邸などの立地、松戸まつりなどのイベントが開催され、松戸の風景を印象づける重要な景観拠点となっています。
「松戸市景観基本計画」「松戸市景観計画」において、「市街地の賑わいと緑や歴史的建造物がつながる景観づくり」や、「商業・業務拠点として、にぎわいと品格が調和した思いやりのある景観づくり」を目指すエリアとして、ふさわしい景観とはどのようなものか、商業地において目を引きやすい広告看板（屋外広告物）に着目して、ワークショップを開催し、駅前景観のあり方を考えることとしました。

松戸駅周辺の主な景観資源

とじょうてい
戸定邸

まつどじんじゃ
松戸神社

さかがわ
坂川

令和4年度の取り組み

「松戸駅周辺景観ワークショップ」の開催

「松戸駅周辺景観ワークショップ」は、屋外広告物を取り巻く関係者として、屋外広告物を掲出する側（地元商業関係者、屋外広告事業者）の視点、松戸駅を利用する市民及び学生の側の視点から、意見交換を実施し、屋外広告物景観に関する印象や認識を共有し、景観づくりの方向性、その実現に向けた方策について考え、松戸駅周辺地区の景観ルールの検討の第1歩として、3回開催しました。

開催概要

	日時	テーマ	主な内容
1	令和4年7月14日	屋外広告物に目を向けて松戸駅周辺を歩く	屋外広告物と景観に関する松戸市のこれまでの取り組みの説明グループに分かれて街を歩く（注釈1）街の風景を見て、「好きな広告物」「気になる広告物」を確認、その理由について意見交換
2	令和4年8月24日	エリアごとに屋外広告物のルールの方向性を考える	前回の振り返り、風景サイン（注釈2）の考え方（広告を掲出する際の景観への配慮や魅力づくりに関する考え方）について説明駅前や主要な通り沿いの写真を見ながら、それぞれの景観の特性や、景観誘導のイメージなどについて、意見交換
3	令和4年10月18日	松戸駅らしい風景サイン（注釈2）を実現するための方策を考える	これまでのワークショップの意見を反映し作成した、通りごとの景観づくりの方向性の案、実現方策の市内外の事例を会場で共有景観づくりの方向性の案について意見交換景観づくりの方向性の実現化に向けて、屋外広告物を取り巻く関係者それぞれの立場から、「できること」について意見交換

会場はすべて「キテミテマツド　9階　アートスポットまつど」にて開催しました。

（注釈1）第1回ワークショップの街歩きについては、雨天のため中止し、会場で松戸駅周辺の景観の写真を上映しました。
（注釈2）「風景サイン」とは、広告物や表示物の個々の所在や魅力ばかりでなく、まちの風景のひとこまとして、まちの魅力を伝えることができる優れた広告物や表示物を総称しています。「松戸駅周辺地区『風景サイン』づくりの推進に向けて」（平成30年3月作成）(PDF:13,021KB)において、屋外広告物の景観配慮の際に基本となるポイントをまとめており、「風景サイン」の考え方にについても記載しています。