市民の声(平成29年度)10月受理分
更新日:2017年11月27日
松戸市に寄せられたご意見・ご提案と回答
1 伊勢丹閉店に際して
内容
来年3月で閉店とのことですが、その跡地をどう活用するおつもりでしょうか?
伊勢丹は松戸のランドマーク的存在でした。なくなれば、松戸市のイメージの大幅ダウンは避けられません。人の流れも変わるでしょうし、松戸に対する愛着も薄れます。デパートの衰退は世の流れなのでやむを得ないと思いますが、松戸市民としてはこの後の駅前がシャッター通りにならないよう、強く望みます。
伊勢丹跡地を廃墟やパチンコ屋にだけはしないでください。このまま求心力のない市になってしまうかどうかの正念場だと思います。ぜひ市をあげてのプロジェクトとして、跡地活用をご検討ください。
大きな書店も良質な食品売場もない街にしないでください。
伊勢丹ビルの下方にそれらの店を入れ、上部にきちんとした市民劇場を作って、文化の街をアピールしてはいかがでしょうか。そのための税金投入は少しも惜しくありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答
伊勢丹松戸店の閉店につきましては、三越伊勢丹ホールディングス株式会社が決断したものですが、伊勢丹の存続を願っていた松戸市としても非常に残念な結果となりました。
伊勢丹松戸店が営業を終了した後の松戸ビルヂング商業棟につきましては、これまでと同様に、街の賑わいを創出できるような魅力的な商業施設になることを松戸市としても期待しており、関係者と協議していきたいと考えています。
今後につきましては、当該商業施設を中心とした松戸駅周辺の中心市街地活性化を図るため、商店会、商業事業者等と一体になって、さらに一層、精力的に取り組みます。
担当課
2 常盤平、五香地区の住環境について
内容
五香、常盤平団地周辺の環境について意見を発信させて頂きます。
まず始めに感じたのが駅前の過疎化です。商店街は祝日だと言うのに閑散としていて、若い世代は少なく、今後定住するにあたり将来に対する不安を感じました。
続いて常盤平団地の老朽化と言いますか、ゴーストタウンと化した異様な雰囲気に脅かされました。何年も放置された違法駐車、使用されていない廃墟スペース、人気が無く、団地周辺の公園には外国人とご老人の姿が見られる程度で、活気は感じられませんでした。
周辺の学校も老朽化が激しく災害に耐えれるのか等、悪い意味での発見が多くありました。
しかし、建物間のスペースは広く設けてあり自然が豊富な点は、今時の集合住宅では珍しく、建物の老朽を除けば良いロケーションと言えるのかも知れません。
最近、五香、常盤平周辺では、通り魔事件、発砲事件等、凶悪事件が頻発しているのはご存知だと思います。ネットの口コミでは不審者からの声掛けや痴漢が多いとの意見も良く見られます。海外の市政、国政に詳しい松戸市長は、ご存知だと思いますが、生活環境の老朽、荒廃化や行政サービスのいき届かないエリアでは犯罪件数が多くなる事は、各国で実証されています。
割れ窓理論にもあるように、小さな問題を放置すると犯罪を増幅する原因になります。実際に空間的ランダムに犯罪が起きるのではなく、地域差があり、集中して犯罪が起きているのも事実です。以前、私が暮らしていたシドニーでも、窓割れ理論をベースに景観の保全や、日常の小さな対処を行い、犯罪を抑制することができた地域があると聞きました。
外国人や老人が多い事がいけないという意味ではなく、様々な世代、人種がバランス良く住んでいるのが理想だと思います。
現在の常盤平は高齢者の占める割合が多いと聞きます、若い方たちが後に続いて入って来る事で、未来的思考に繋がりますし、地域の活性化にも繋がります。
団地のゴーストタウン化が進み、新入居者率が低下すれば、家賃相場も下がります。すると犯罪に染まる人間も相対的に増えるのではないかと不安になります。
松戸市は子育てに対して精力的に取り組んでおり魅力的です、しかしソフト面での取り組みと共に、ハード面の強化にも取り組んで頂けたら、子育て世代にとっても更に良い街になると思います。子育て世代が増えることで、高齢世代の福祉推進にも繋がるでしょう。
地元住民の事情や予算等、問題は多いと思いますが、松戸市の発展の為の、一意見となれば嬉しいです。
ホームページを拝見させて頂いておりますが、保守的ではなく、変革を常に模索している点でとても共感しております。
現在もしくは今後の計画で具体的な対策があれば教えて下さい。宜しくお願いします。
回答
五香駅西口地区も含めた常盤平地域につきましては、常盤平団地を中心として昭和30年代から昭和40年代にかけての高度成長期における松戸市の成長を牽引した地域であり、市の発展の中心となった地域の一つであります。
その結果として、市内においては比較的早く成熟期を迎え、現在は少子高齢化が進み、人口減少傾向という課題が顕著になっています。常盤平団地地域における高齢化率は約4割を超え、市内全体からみても、高齢化が進展し、かつ一人暮らしの方が多く、まちの活力が減ってきています。
常盤平団地は、平成19年12月の国の閣議決定を踏まえUR都市機構が制定した「UR賃貸住宅ストック再生・再編の方針」において、既存の建物については建替えをせずに有効活用するという「ストック活用」に位置付けられています。
この方針について、平成31年度以降、UR都市機構による更新が見込まれております。松戸市においても、常盤平団地の位置づけを建替え等、子育て世代や若者を呼び込める「団地再生」に設定するようUR都市機構に働きかけるとともに、そのハードの整備も含めた、この地域のまちづくりの方向性について、UR都市機構及び住民、さまざまな関係者たちと意見交換をしながらより良い将来像に繋げたいと考えています。
地域の動きとしましては、平成28年6月の常盤平団地及び近隣の住民3,300名の署名により、地域の再生を求める陳情が市に提出され、松戸市議会において採択されるなど、まちの再生を求める機運が高まっている地域です。
松戸市としても、その趣旨を汲み取り、常盤平団地を含めた常盤平地域に子育て世代など若い世代を取り込むことなどを通じて、かつての賑わいを取戻し、緑豊かで良好な住宅地として輝けるよう、施策の方向性を検討し、UR都市機構及び住民等を含めて、さまざまな関係者たちと協力しながら、活気あるまちへの再生を進めていきたいと考えています。
担当課
公表について
- 公開しても良いと意思表示されているものを、毎月1回掲載しています(匿名のもの、企業等の営業活動、お礼や私的なもの、誹謗中傷、個人が特定できるものなど、公開することが適当でないと判断したものを除きます)。
- 各月において、同内容のご意見・ご提案等がある場合は、一つのみを公表しています。