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松戸市立常盤平中学校女子駅伝部が千葉県大会2連覇の快挙!~全国中学校駅伝大会で3位以内を狙う~

更新日:2022年12月2日

全国中学校駅伝大会に2年連続出場へ

 松戸市立常盤平中学校の女子駅伝部が、11月に行われた「第37回千葉県中学校女子駅伝大会(5区間・12.49キロメートル)」で優勝し、昨年の初優勝に続いて2連覇を果たしました。松戸市の中学校が同大会を連覇するのは今回が初となります。
 チームは千葉県代表として「全国中学校駅伝大会〔12月18日(日曜)・滋賀県野洲市〕」の出場権を獲得し、昨年の19位を上回る3位以内を目指して準備を続けています。

テレビ&インターネット配信が決定

「全国中学校駅伝大会」は、大会史上初めて男女ともにテレビで生中継されます。また、無料配信動画サービス「TVer」でも同時生配信されます。

テレビ:12月18日(日曜)11時から13時30分(BS日テレ)

※女子の部スタートは11時10分。表彰式は、男子の部終了後の14時30分予定。
※この記事の情報は、2022年12月2日現在のものです。

苦難を乗り越えた、部員の自立

表彰状を持つメンバーと蓑和先生の写真
出場メンバーと昨年の顧問・蓑和廣太朗先生(右)


 連覇までの道のりは、決して平坦ではありませんでした。昨年の全国大会出場メンバーで臨んだ今年2月の「第11回千葉県中学校新人駅伝」では、新型コロナウイルスの影響で相次ぐ学級閉鎖や学年閉鎖により、大会の直前まで全員が集まって練習することができませんでした。仲の良さ、チームワークがストロングポイントの常盤平中には不安が残ったまま試合に臨むことになり、市原市立五井中学校に10秒差の2位。全国大会3位以内を目標に掲げていた中での結果に、メンバーは改めてチームワークの大切さを実感し、秋の駅伝に向けて気合いを入れ直しました。

 次年度の戦いはこれまで以上に厳しくなる。そんな予感を部員全員で共有した矢先、常盤平中学校駅伝部を男女アベック優勝へと導いた顧問の蓑和廣太朗先生の他校への異動が決定しました。部内に動揺が走ったものの、蓑和先生とのつながりが途絶えたわけではありませんでした。
 次年度、陸上競技専門の先生が着任できないことを知ると、千葉県の陸上界を引っ張っている同士に知恵をもらい、今後のクラブチーム移行も見通して、柏市が率先して行っている取り組みを保護者の協力を得て始めることができ、部活・クラブの双方で力を磨き続けました。


 女子駅伝部を引っ張ってきた今年の3年生を「主体的で、自立している」と評するのは、新年度から新たに顧問に就任した石原健吾先生です。「基本的に練習では細かく指示を出していません。目標や体調を考えた上で、自ら練習内容を決めていました。その自立した姿勢は1年生・2年生の手本にもなっていて、後輩の育成にも貢献してくれています」と、今大会で1区・2区を任された渡辺光桃(わたなべ こと)さんと岩永青葉(いわなが あおば)さんの2人のキャプテンが中心となった3年生の行動には目を見張るものがあると教えてくれました。

熾烈なレースに総力戦で打ち勝つ

 そして迎えた今年の千葉県大会は、戦前の予想通りハイレベルな展開となりました。常盤平中学校は、昨年の全国大会を走ったメンバーでオーダーを組みました。

 最長区間である1区を任された渡辺光桃さん(3年)は「各校ともに1区に力のあるランナーが集まるのはわかっていた。2キロメートルを過ぎたところで前と差がついてしまったが、最後は部員のみんなの声援もあり詰めることができた」と、トップと14秒差の6位で襷をつなぎました。

 続く2区の岩永青葉さん(3年)は「1位との差をもっと縮められた」と悔しさをにじませながらも、同区で首位に躍り出たいすみ市立岬中学校と10秒差の2位で3区へとつなぎました。


 昨年と同じ3区を走った松島和花(まつしま わか)さん(3年)は「去年は最後に前に出られなかった」との反省から今年は猛チャージを見せ、区間1位のタイムで区間賞を獲得。2位と11秒差をつけ、常盤平中学校は遂に先頭へと立ちました。

 4区では米田彩香(こめだ あやか)さん(3年)がチームの勢いそのままに快走。「ここまでリードをつくってくれてありがたかった。私も少しでも広げたい」という思いで最後まで走り抜き、2位との差を20秒まで広げることに成功し、1位でアンカーへとつなぎます。



 最後の5区を務めた堀由佳(ほり ゆうか)さん(3年)は、2位・岬中学校の1年生ランナーの猛追を受けます。20秒差あったリードを詰められ、体1つ分のリードをつけた状況でトラック勝負へと突入しました。「トラック種目の800メートルでも、駅伝でも、最後の粘りを発揮するための練習に取り組んでいたこともあり、絶対に負けない自信があった」と語る堀さんは、残りおよそ150メートル付近でスパートをかけて岬中学校をかわし、見事1位でゴールテープを切りました。

最後の中学駅伝は、万全の準備で表彰台へ

 千葉県大会を走ったメンバーは、12月18日(日曜)に全国大会へ臨みます。

 全国大会出場校の各都道府県大会のタイムを基に計算すると、常盤平中学校は優勝候補の一角と言える記録を残しています。しかし、大会までのおよそ1カ月の間に、どの出場校も実力を伸ばしてくるのは間違いなく、ここからどれだけチームが成長するか、コンディションを上げられるかが目標達成の鍵となります。女子駅伝部のメンバーは、日々の練習に加え、大会会場の環境に似た芝生での練習にも取り組んでいます。昨年に続いて会場となる希望が丘文化公園(滋賀県野洲市)の走路は、芝生です。昨年は前日の雪の影響で芝生のコンディションが悪く走りづらかった教訓から、少しでも同じ環境での走行に慣れようと工夫して練習するなど、あらゆる準備に余念がありません。


 大会を前にした選手たちは「大好きなこのメンバーと走れるのも最後。3位以内に入りたい(渡辺さん)」、「落ち着いてチームのために走りたい(岩永さん)」、「思いを1つにして走り、応援してくださる方々に恩返しできるような結果を目指したい(松島さん)」、「このチームで走れる時間はあと少し。全国で良い結果を出して、有終の美を飾りたい(米田さん)」、「2年連続で全国大会に出場できるのは貴重。思いのこもった襷を全員でつなげたい(堀さん)」と意気込んでいました。



 蓑和先生はこれまでの取り組みについて、「3年間指導させていただき、生徒たちが本当によく成長してくれました。この学年は新型コロナウイルスの影響で部活動に制限がかかる中、短時間で効率的な練習を取り入れることで、2年前の松戸市駅伝大会では5位と県大会を逃したチームが、半年後の千葉県新人駅伝大会では優勝を飾るなど目覚ましい成長を見せてくれました」と振り返り、3年生の努力を称えていました。また、全国大会に向けて、「このチームの良さはチームのことが大好きで、本当に仲が良く、コミュニケーションが取れること。全国の舞台でも、楽しく笑顔で悔いのない走りをして、これまで共に競い合ってきたライバル校の選手やたくさんのアドバイスをくださった多くの指導者、毎日支えてくださった保護者の皆様に感謝の気持を持って、松戸市史上最速のチームであることを自信にして、目標である全国での表彰台を目指して頑張ってくれると思います」と大きな期待を寄せていました。

ファイト!のポーズの5人の写真
気合いを入れて、いざ全国大会へ!


 中学での最後の大会で素晴らしい記録と思い出を残せるか、常盤平中学校女子駅伝部にぜひご注目ください。

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