公共工事の発注時期の平準化に向けた取組みについて
更新日:2021年1月7日
市は、公共工事の平準化への取り組みとして、年度当初からの発注に資するため、新年度分の公共工事の契約や発注を前年度中に行う「ゼロ市債」を活用します。
ゼロ市債とは
工事の発注については、市の単年度会計では、新年度予算が成立してからの入札・契約手続きとなるため、年度当初からの工事着工は難しく、閑散期が生じている状況にあります。そこで、施工時期等の平準化を図るため、単年度会計の例外である債務負担行為(注釈1)を設定し、新年度の工事等の入札・契約を前年度に行うことにより、前年度中あるいは新年度当初の工事着工を可能とするものです。債務負担行為を設定する年度には、前払金等の支出は無く(ゼロ)、翌年度以降の支出となることから、「ゼロ市債」と呼んでいます。
(注釈1)債務負担行為:将来にわたり債務を負担する行為で、翌年度以降に経費の支出を伴うものについて、議会の議決を経て設定する。
入札について
通常の建設工事の発注と同様に、ホームページによる公告、ちば電子調達システムによる入札を行います。なお、ゼロ市債の案件については、公告文に「ゼロ市債」と明記します。
支払いについて
ゼロ市債を活用した工事等の前払金及び部分払の請求時期は、翌年度4月1日以降となります。