頭部・脊椎脊髄外傷
更新日:2016年3月10日
頭部外傷
頭部外傷はこどもの救急診療において最も遭遇する機会の多い外因性疾患の一つです。ほとんどのこども達は軽症で、日常生活の中で偶発的に起こる事故によるものが多いと報告されています。一方、虐待による頭部外傷は、近年社会問題として注目され、年々増加の一歩をたどっています。
また、頭部外傷は不慮の事故による死亡原因の最多を占め、麻痺や失語症、高次機能障害などの後遺症を引き起こすこともあります。このように頭部外傷を負ったこども達の養育が家族、社会、経済に与える影響が極めて大きいと社会から認められ始め、頭部外傷診療の重要性が注目されています。
頭部外傷:急性硬膜下血腫と著明な正中偏位を認め、(術前(左))、術後(右)には改善しています
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