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Go!Go!本郷谷(令和4年度)

更新日:2023年3月1日

「Go!Go!本郷谷」の記事は、広報まつどの毎月1日号に掲載しています。

137  令和5年度予算案の概要 (広報まつど3月1日号)

 3月定例市議会に提案している来年度予算案の一部をお話しさせていただきます。


 今年4月1日に松戸市は市制施行80周年を迎えます。昭和18年に松戸市が誕生した当初の人口は4万人でしたが、現在では約50万人となる県下有数の大都市になるまでに成長しました。市民の皆さんが企画するイベントに「祝市制施行80周年」の冠を掲げていただき、市制施行80周年を市民の皆さんとともにお祝いしたいと思います。松戸花火大会も市制施行80周年に合わせて花火の打ち上げ数を例年の1万発から2.5万発とし、新型コロナで停滞した3年間を吹き飛ばすような市民の皆さんが楽しめる花火大会にしたいと思っています。


 食材等の物価高騰が続いています。食材価格の高騰によって子どもたちの成長に影響を及ぼすようでは困ります。市立小中学校の給食における食材料費の値上がり分は引き続き市が負担し、小中学校、保育園・幼稚園等の給食費は第2子半額、第3子以降の全額を無償化し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図りたいと思っています。


 高齢者の社会参加の促進と地域の活性化が期待されるグリーンスローモビリティ(以下「グリスロ」)は、昨年小金原地区と河原塚地域に導入しました。松戸市のグリスロの特徴は、地域の方が自らグリスロの運行を実施しているところにあります。既に90人近い方がボランティア運転手として登録していただいています。来年度は、車両の安全性や利便性を向上させた車両を3台増やしたいと思っています。ぜひ各地域での導入をご検討ください。


 障害者支援では、医療的ケア児が地域で安心して生活できるように受け入れ態勢の整備や医療的ケア加算の充実などを図りたいと思っています。


 その他、まちの再生・リニューアルとして、松戸駅東口の新拠点ゾーンや新松戸駅東側地区の区画整理事業、松戸駅の賑わいを創出するため、松戸駅周辺で月1回定期的なイベントを開催する事業、松戸駅周辺を安心して利用できるよう、悪質な客引き行為を撲滅する対策などを3月定例市議会に提案しています。


 来年度は、この3年間のコロナ禍を吹き飛ばす元気な1年にしたいものです。

136  子どもの成長は社会全体で (広報まつど2月1日号)

 新型コロナウイルスが流行してから3年が経ちました。この間、感染予防のため、高齢者の皆さんが外出を控えたことで足腰が弱ったり、外出するのが面倒になったりした方がいらっしゃるのではと思います。このような人向けに外出や社会参加のきっかけとなるよう、情報誌『いきいき松戸市』をるるぶ特別編集で発行しました。市内の観光名所や公園、古刹を巡る散歩コースや市内で活動する市民団体・ボランティア活動、生涯学習講座の他、地元グルメと特産品を紹介しています。支所や高齢者いきいき安心センターなどで配布していますので、ぜひ参考にして行動的になってください。

 今また子どもへの支援が話題になっていますが、松戸市は、従来から「子どもの成長は、保護者だけでなく、社会全体で支えていくことが重要である」との認識から、大変力を入れている政策です。今年も新たに2つの政策を実施します。

 これまで子どもの安全安心を確保するために、地域の方々による見守り活動や防犯カメラの整備、小学1年生に防犯ブザーを無償で提供してきましたが、さらなる安全対策として子どもの日常生活や登下校時の見守りのため、GPS端末を購入する保護者に対し、1万円を上限に費用を補助する制度を開始しました。子どもにGPS端末を持たせることには賛否両論がありますが、子どもの安全を優先させるものです。

 また、多子世帯の経済的負担の軽減策として、市立小中学校に通う第2子の給食費の半額、第3子以降の給食費の全額について、無償化を実施するものです。

 子どもたちの活躍のニュースがありました。昨年12月に熊本県で開催された全国高等学校弓道選抜大会男子団体の部で、市立松戸高校が見事千葉県勢初の全国優勝を果しました。おめでとうございます。今年も子どもたちの活躍の話がたくさん聞けそうです。

135  松戸のスポーツと音楽 (広報まつど12月1日号)

 松戸市はマラソン・駅伝が盛んなことをご存じですか。駅伝シーズンが到来し、松戸市ゆかりのチームが活躍しています。11月に行われた千葉県中学校女子駅伝大会では常盤平中学校が見事2連覇を達成しました。12月に滋賀県で行われる全国大会での活躍を期待しています。毎年正月に行われる箱根駅伝には松戸市出身の学生が数多く出場しています。今回は関東学生連合チームのメンバーとして流通経済大学の長谷川瑠さんが走る予定です。市内に練習拠点がある株式会社日立物流は2023年元旦に行われる「ニューイヤー駅伝」に出場が決定。上位入賞を目指して練習に励んでいます。みんなで松戸市ゆかりのチームを応援しましょう。

 年末年始には、市民の皆さんが楽しめるランニングイベントも開催されます。1月8日(日曜)には、4年ぶりに「七草マラソン大会」を開催します。12月4日(日曜)に運動公園で開催される「Run Run Curry Expo」では流通経済大学駅伝部と一緒に走ることができます。参加者には市の名産を使ったカレーを提供します。ぜひご参加ください。

 音楽の分野でも多くの学校や団体が活躍しました。全日本吹奏楽コンクールで第四中学校が銀賞、全日本合唱コンクール中学校部門混声合唱の部で第一中学校が銅賞、大学職場一般部門混声合唱の部でVOCE ARMONICAが金賞を受賞しました。おめでとうございます。

 年末に向け、市内各地で音楽溢れるイベントが開催されます。JR常磐線沿線の「ウインターイルミネーション」の、各商店会や大学、市内小中学校などとコラボレーションしたオブジェや新松戸駅前の音楽に合わせて点灯するイルミネーションは必見です。11回目を迎えた「松戸クリスマス音楽祭」は、プロの演奏家から学生までさまざまな人たちが松戸駅周辺の飲食店や神社、お寺、コンサートホールなど36カ所の会場で、50を超える公演を行う全国屈指の音楽祭です。年末の風物詩と言えば「歓喜の歌」のメロディーですが、松戸市音楽協会主催の松戸シティフィルハーモニー管弦楽団と松戸市民コンサート合唱団によるベートーヴェンの第九(交響曲第9番「合唱付」)が演奏される「松戸市民コンサート」(有料)は、12月11日(日曜)に森のホール21で開催されます。「音楽のまち松戸」で素敵な年末をお過ごしください。

 今年もコロナ禍で大変な1年でした。来年は素晴らしい年になりますように!

134  地域互助での運行は全国初 (広報まつど11月1日号)

 小学1年生の南朝芽さんが行方不明になり、無事を祈って探しましたが、大変悲しく心痛む帰宅となりました。多くの情報をお寄せいただいた他、松戸市だけでなく流山市や市川市の他、東京、埼玉、茨城など市外からも多くのボランティアの方々が捜索や駅前・商業施設でのチラシの配布をしてくださいました。朝芽さんのご冥福をお祈りするとともに、ご協力いただいた皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 松戸市では10月24日より、市民の皆さんが市役所の窓口に来ることなく24時間365日申請手続きができる「松戸市オンライン申請システム」を稼働させました。市・県民税の申告書提出手続きができることや事前の利用者登録により、申請履歴の確認や必要とする手続きのお知らせを受け取ることができる「マイページ機能」、また、ご自身に合った手続きのみを検索することができるオンラインシステムの導入は県内初となります。当面は、市・県民税の申告書の提出や放課後児童クラブの利用申し込みなど50以上の手続きを開始し、将来的には約2,000ある市役所の申請手続きを全てオンライン化し、場所や時間の制約を無くし、誰もが、いつでもどこでも簡単に申請手続きができる「バーチャル市役所」の構築に取り組んでいきます。

 本日から「子育て情報」を集約した「松戸市LINE公式アカウント」を開設しました。子育てに必要な支援や新しい制度、イベントなどの情報を分かりやすくタイムリーに配信していきます。利用者の現在地や選んだ地域から近くのおやこDE広場や保育所などの子育て関連施設が検索できる他、お子さんの年齢や住んでいる地域、配信を希望する情報などを選択すると利用者の興味関心に合った情報が自分から探しにいかなくてもLINEのトーク画面上に届く機能も搭載しています。情報を受け取るにはスマホなどにLINEアプリをインストールしていただき、市ホームページ内のQRコードを読み取り、友達追加することで利用できるようになります。全国でも最先端をいくシステムです。多くの方に利用していただければと思います。

 時速20キロメートル未満で公道を走行することができる低速電動車「グリーンスローモビリティ(以下「グリスロ」)の運行が河原塚地域・小金原地区で始まりました。今回運行を開始した2地区では、運転手や駐車場の確保から走行ルート、運行時間など全て地域互助で実施し、料金も無料で乗車できる全国でも初めての取り組みです。グリスロは、地域の皆さんの外出する機会や会話をする機会を増やし、高齢者だけでなく、子どもや障害者などあらゆる人たちが繋がる地域のコミュニケーションツールとして活用されることを期待しています。

133  誰もがいつでも集まれる居場所をつくる (広報まつど10月1日号)

 松戸市は、地域共生社会を目指し、「福祉まるごと相談窓口」をはじめとする相談支援や「おやこDE広場」、「通いの場」などの地域づくり支援に取り組んできました。今後ますます高齢者の独り住まい・共働き世帯の子どもたちが増えていく中で、「孤立」「孤独」な人を減らしていくことは市として大変重要なテーマです。そこで家庭・学校・職場などとは異なる第3の居場所となる「まつどDEつながるステーション」の創出に取り組んでいます。現在、小金・東部・六実六高台・馬橋の4地区でスタートし、農作業やけん玉、折り紙などの昔遊びがきっかけとなり、子どもから高齢者までの多世代間の交流が生まれています。その他馬橋西・常盤平・小金原・明第2西・明第1地区でも居場所づくりの検討・準備が進められています。いずれは市内15地区(日常生活圏域)に誰もがいつでも集まれる居場所をつくっていきたいと思っています。なお、10月16日(日曜)には流通経済大学新松戸キャンパスで「地域共生シンポジウム」(詳細は1面)を開催します。ぜひ皆さん、ご参加ください。


 21世紀の森と広場で整備を進めている遊び場「あそびのすみか」の第2期工事が完了し、10月8日にオープンします。すでに完成している3つの遊具に加え、バーベキュー場からあそびのすみかへ導く「縄文トンネル」、地上10メートルから滑り降りる「スパイラルフォレスト」、ネットボックスの中でバランス感覚が鍛えられる「冒険トレイル」の大型3遊具が新設されます。この遊具の整備費の一部には市内外の団体・個人の方からいただいた約650万円の寄附も活用しています。皆さん、子どもたちと一緒に公園の自然と大型遊具をぜひ楽しんでください。


 今年の夏も市内の子どもたちがスポーツで活躍しました。全国中学生フェンシング選手権大会男子フルーレの部で見事日本一に輝いた田中拓進さん(第二中3年)や全日本居合道自由組太刀選手権大会ユースの部で準優勝した大越妃依さん(第二中1年)、全国少年少女レスリング選手権大会では、姉の吉田埜愛さん(古ケ崎小5年)が5年生33キロ級で優勝、妹の吉田玲衣さん(同小4年)が4年生33キロ級で準優勝しました。全国中学校体育大会では、陸上競技男子共通200メートルで合田翔空さん(根木内中3年)が4位に、女子共通800メートルで渡辺光桃さん(常盤平中3年)が7位に入賞しました。この他にも多くの子どもたちが活躍しています。これからも応援していきたいと思います。

132  日ごろの備えを万全に! (広報まつど9月1日号)

 9月1日は「防災の日」です。この日は1923年9月1日に関東大震災が発生した日であるとともに、皆さん一人ひとりが地震や風水害等の災害について認識を深め、心構えを育成するため創設されました。松戸市内では過去に江戸川、坂川、国分川等が氾濫し、東日本大震災を経験しました。地球温暖化による大型台風や直下型地震などがいつ何時起きてもおかしくない状況です。日頃から家庭で災害時の備えが必要です。災害時に自宅が被災した場合は安全な場所での避難生活を送ることになります。大雨の日はどのような危険があるのか、避難所までの経路、非常用持ち出し品の準備など、市では災害時の逃げ遅れゼロを目指して災害時の避難計画「マイタイムライン」を作成しました。ぜひご活用いただき災害時の避難にお役立てください。


 市内には、100歳以上の方が300人以上いらっしゃいます。平成14年は35人でしたが、この20年間に約270人も増えており、人生100年時代が見えてきたように思います。しかしながら100歳以上の方の内訳を見ますと85%が女性です。遺伝や生活習慣によるものかは分かりませんが、私を含めた男性の健康寿命を延ばすための意識改革が必要だと思います。いつまでもいきいきと過ごしていくためには、平均寿命より約10年短い健康寿命を自分に合った方法でいかに延ばすかを考えることが必要だと思います。社会参加をすることが健康に良いことが分かっており、市では「元気応援くらぶ」「プロボノMATSUDO」など健康寿命を延ばすために社会参加の機会を増やす取り組みをしています。いつまでも社会との繋がりを持ち、元気でいきいきとした暮らしを維持していきましょう。


 9月23日(金曜・祝日)より市立博物館で「松戸のたからもの・松戸市の美術コレクション」を開催します。今回の展覧会では、松戸ゆかりの画家・板倉鼎のご遺族から昨年寄贈された283点もの作品の中からその一部が公開されます。板倉鼎・須美子夫妻は1926年にパリに留学しましたが、鼎は28歳の若さでこの世を去りました。繊細で華やかな彼の作品にはエコール・ド・パリの時代が色濃く映し出されています。私も何回か見せていただきましたが大変心打たれる素晴らしい作品です。また同じく松戸ゆかりの画家・長田国夫と版画家・奧山儀八郎のご遺族から近年寄贈された作品も出品します。これらは松戸の大切な宝物です。ぜひ皆さんも博物館に足を運んでいただき、芸術の秋を楽しんでいただければと思います。

131  感染防止策・熱中症予防の徹底を(広報まつど8月1日号)

 新型コロナウイルスの感染が7月以降急拡大しています。7月21日には東京都の1日の新規感染者数が3万人を超えました。この数字を松戸市の人口に換算すると、1,000人超となります。松戸市においても東京都の拡大ペースに合わせて感染者が増加しています。県内の状況を見ますと、入院患者数は増加しているものの重症患者は7月20日現在9人と極端な増加はしていません。過去の経験を踏まえると、感染拡大から沈静化するまでに少なくとも2カ月はかかります。しばらくは基本的な感染防止策の徹底をお願いします。 

 一方、今夏は、熱中症にも気を付ける必要があります。松戸市では熱中症で救急搬送される方が最も多い時期が8月です。気象庁は、夏の間はラニーニャ現象もしくはそれに近い状況が続くため、厳しい暑さになると予測しています。厳しい暑さが続くと電力需給ひっ迫注意報・警報が発令される恐れがありますが、暑いときは我慢せずエアコンを使用して室内の温度や湿度を調整してください。また、屋外で人との会話がないときはマスクを外し、こまめに水分を補給するなど熱中症対策も併せてお願いします。

 物価の高騰は、学校給食にもその影響が出ています。昨年度と比較し、食用油が2倍に、小麦粉も10%上昇するなど食材料費が高騰する中、このまま給食費の値上げをしなければ、給食の質の維持が困難な状況でした。そこで市は応急措置として、保護者の負担を増やすことなく給食費は据え置き、来年3月末までの食材料費の価格高騰分を市が補填する措置を6月議会で可決していただき実施することにしました。

 松戸といえば「梨の名産地」です。樹の上で完熟させることで濃厚な味わいとなる「まつどの梨」は、需要が多く市場にあまり出回りません。そんな「まつどの梨」を楽しむことができる市内観光梨園が8月上旬にオープンします。この時期に旬を迎える「幸水」は人気の高い品種です。ぜひ観光梨園に足を運んでいただき、この暑い夏を乗り越えてください。

130  市民の安全を守るために(広報まつど7月1日号)

 このたびの市長選挙の結果、引き続き市政を担わせていただくこととなりました。今後ともよろしくお願いいたします。今号では、市民の皆さんの安全を守るための取り組みを3つご紹介します。

 1つ目は、電話de詐欺撃退用「簡易型自動録音機(録音チュー)」を市内在住の70歳以上の方に1万個を無償配布します。この録音機を設置した受話器で電話に出ると自動で「振り込め詐欺防止のため、通話内容を録音します」という音声が流れます。不審な電話は「通話を録音します」という音声が流れると切るケースが多いようです。令和3年に市内で発生した電話de詐欺の被害は、169件4億4,065万円となっており、特に高齢者の被害が多いことが分かっています。同録音機は市民安全課窓口または郵送で配布しています。ぜひこの機会に利用していただき、少しでも被害を減らすことができればと思っています。

 2つ目は、災害時にパソコンやスマートフォンで、市ホームページに掲載しているURLやQRコードを読み取るだけで、避難所の開設状況・混雑状況が確認できるサービスの利用を開始しました。コロナ禍に災害が発生すれば感染防止対策のため、避難所の収容人数を従来並みに確保することが難しくなります。一部の避難所に人が集中することを避ける分散避難の際にもこのサービスが有効だと考えています。災害時には、安全安心メールやツイッターなどでご案内しますが、事前に市ホームページ上で「避難所の開設・混雑状況の確認」と検索していただき、URL・QRコードが掲載されているページをご確認いただき、災害に備えてください。

 3つ目は、千葉県では7月1日から自転車保険への加入が義務化されました。まずはご自身やご家族が加入している保険会社に自転車事故による損害賠償を補償してくれる内容が含まれているかご確認ください。もし補償が含まれていない場合は、保険会社で自転車保険に加入するか、自転車安全整備店でTSマーク付帯保険に加入してください(詳細は1面)。昨年、市内では315件もの自転車事故が発生しています。近年、高額な損害賠償金が請求される事例もあります。私は休日に健康増進を兼ねてサイクリングすることが趣味ですが、この機会に自転車保険に加入しました。市民の皆さんも万が一の事故に備え、自転車保険に加入しましょう。

129  SDGs未来都市に選定されました(広報まつど6月1日号)

 今年初めに感染が急拡大した新型コロナウイルス第6波は、やっと峠を越えました。第6波は、感染力が強いオミクロン株の影響で長期化しましたが、ワクチン接種の効果もあり、デルタ株による感染と比べ重症化する人は減少しました。しかしながらこの間、外出を控えた高齢者の健康不安や学校行事が制限され、対話しながら学んだり、遊んだりする機会を失った子どもたちの今後が大変心配です。市が実施する講演会やイベントについては、感染対策を十分に行い、早い時期に再開していきたいと思っています。例年多くの人で(にぎ)わう松戸花火大会や松戸まつりも、実施方法や開催時期を変更してでも実施できればと思っています。

 新型コロナワクチンの4回目接種が5月25日から始まりました。3回目接種から5カ月以上経過した60歳以上の方には接種券を、18歳以上60歳未満の方には接種対象要件と接種券発行申請方法などを記載した通知を発送しています。これからの生活でも感染予防は欠かせません。接種対象者には重症化予防のためにも接種することをお勧めします。

 4月にZOZOマリンスタジアムで行われた世界最高峰のアクションスポーツ競技会「X Games Chiba 2022」で市内在住の佐々木元選手がBMXフラットランドで見事銅メダルを獲得しました。フラットランドは、BMX(自転車)をフィギュアスケートのようにくるくる操作してさまざまな技を繰り広げ、その難易度・独創性・華麗さを競う競技で、オリンピックの競技種目に追加されることが期待されています。佐々木選手は、2010・2011年にBMX 界で最も権威のあるNORA CUPでアジア人初の受賞、2021年の世界選手権でも準優勝するなど世界を代表する選手です。練習拠点の1つとなっている市立博物館前のスペースは「BMXの聖地」と言われ、各地から有名な選手が集まり練習しています。練習を目にする機会があればぜひ声をかけてみてください。大変励みになり喜んでいただけると思います。

 国から「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」に選定されました。これは大変喜ばしいことで、これまで市が実施してきたさまざまな持続可能なまちづくりとともに、未来に向けて我が国におけるSDGsの達成に貢献する市の提案が評価されたものだと思います。SDGsの達成は人類共通のテーマです。皆さんと共に、子どもたちに持続可能な地球を残そうではありませんか。

128  スマホの活用方法をサポート(広報まつど5月1日号)

 ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まってから2カ月が経過しました。国境を越え避難した人は500万人以上、うち日本国内に避難された方は600人以上おり、今後もウクライナから避難される方が増えることが見込まれます。市には3件の相談が寄せられており、現在、ウクライナへの人道支援として、募金・寄附の受付、電話相談、避難された方へ住居として市営住宅を準備し、皆様からいただいた募金から1世帯あたり15万円の生活支援金を支給しています。今後はさらに、言語サポート・生活物資・就労・医療など、できる限り幅広い分野における支援をしていきたいと思っています。

 スマホで商品を購入したり、オンライン上で会議をしたり、行政においても、来庁せずオンラインで申請・手続きができるようになってきています。その一方で、スマホが利用できない方もたくさんいます。これを解消するためソフトバンク株式会社と協定を締結し、市内のソフトバンクショップで、マイナンバーカードの申請、市ホームページの閲覧、申請書のダウンロード、キャッシュレス決済など、スマホを使えるようになるための市指定の講座が無料で受けられるようになります。これは官民として全国初の取り組みです。私も少し前までガラケーを使っていたのですが、スマホに変えて大変便利になりました。ニュースはテレビよりスマホから情報を得ていますし、買い物の決済にも使っています。スマホの利用方法は、教えてもらうと意外に簡単ですし、コストの安いものがたくさん出ています。ぜひこの機会に、スマホの使い方を勉強し、大いに利用してください。世界が変わるようです。

 LGBTなどの性的少数者や事実婚のカップルからの宣誓を市が尊重し、お二人がパートナーシップ関係にあると認める「パートナーシップ宣誓制度」を導入している松戸市・千葉市・船橋市は、宣誓したお二人が3市間で転入・転出する場合の手続きを簡素化する連携協定を締結しました。通常、転出する際に証明書を返還し、転入先の自治体で改めて宣誓する必要がありますが、3市間での異動ではその手続きが不要となります。松戸市ではこれまで29組のカップルから宣誓を受けており、今後も誰もが自分らしく生きることができる社会の実現を目指していきます。

127 「持続可能なやさしいまち」の実現に向けて(広報まつど4月1日号)

 ロシア軍によるウクライナ侵攻という暴挙によりウクライナでは多大な被害が出ています。東京2020大会のホストタウン相手国として交流を深めたルーマニアにも多くのウクライナの方が避難されており、その方々の保護と支援についても大変憂慮しています。市では、ウクライナへの人道支援を目的とした募金活動を行っています。市役所・各支所に募金箱を設置していますので皆様のご支援をよろしくお願いします。

 さて、新年度を迎えるにあたり、市の取り組みの一部について説明させていただきます。

 子育て支援では、ヤングケアラーなど保護者による適切な養育を受けることができない子どもたちへの支援サービスを強化します。子育てに不安を抱える家庭への訪問支援については、支援対象を今までの就学前の子どもがいる家庭に加え、就学後の子どもがいる家庭にも拡大します。LINE(ライン)を利用したプッシュ型情報配信ツールを導入し、全ての子育て世帯を対象に、必要な人へ必要な情報をタイムリーに発信できるようにします。1回・1日200円で受診・入院できる子ども医療費助成の対象を中学3年生までから高校3年生相当までに拡大します。

 新しい移動手段として時速20キロ未満で走行する電動車「グリーンスローモビリティ」を2地区に導入します。松戸版「グリスロ」は、地域の人が地域のために運行するもので、「動くサロン」として、住民の社会参加やコミュニティの活性化につながるものと考えています。低速の電動車が住環境にやさしく、ゆっくり走行し、それを地域全体で支えるような、持続可能な互助の取り組みとして定着することを目指します。

 オリンピックで注目を集めたスケートボード競技が楽しめる施設を松戸運動公園内に整備します。

 昨年、松戸駅周辺地域が国から「都市再生緊急整備地域」に指定されたことに続き、今年は松戸中央公園の南側にある国有地を購入し、土地区画整理事業により、松戸中央公園一帯のリニューアルを行います。

 この他、電気自動車用充電設備を設置する事業者に対して補助を行い、温暖化対策を進めるなど、「持続可能なやさしいまち」の実現に向け、取り組みを進めます。

 新年度予算と主な事業については、4月15日号の『広報まつど』に掲載しますのでご覧ください。

お問い合わせ

総合政策部 秘書課

千葉県松戸市根本387番地の5 新館5階
電話番号:047-366-7303 FAX:047-366-1177

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